マム・グラン・コルドンとは?特徴やメゾンの歴史を紹介

マム・グラン・コルドンが日本に初上陸してから、およそ4年の月日が経ちます。G.H.マム社のCEOを務めていたウサイン・ボルト氏が、発売日に合わせて来日したことで当時は話題となりました。

そんなマム・グラン・コルドンについて、皆さんはどの程度ご存知でしょうか。さらに、そのメゾンであるG.H.マム社についてとなると、あまりご存知でない方も多いと思います。

そこで今回は、G.H.マム社を代表するシャンパン「マム・グラン・コルドン」をG.H.マム社の歴史や日本との繋がりと共に種類や特徴などをご紹介していきます。

マム・グラン・コルドンとは


マム・グラン・コルドンは、世界的なデザイナーのロス・ラブグローブ氏によるボトルデザインが特徴的なシャンパンです。

マム・グラン・コルドンのボトルは、フランス最高勲章「レジオン・ ドヌール」をモチーフにし、ブランドを象徴する赤色のリボンがボトルに彫り込まれた立体的なデザインは革新的かつアイコニックで、G.H.マム社のブランドコンセプト「DARE, WIN, CELEBRATE(チャレンジ、勝利、祝福)」が反映されています。

これまで、フランスの権威ある 「グランプリストラテジー・デュ・デザイン」の金賞をはじめとして、計4つのデザイン賞を受賞しています。

またボトルデザインだけでなく、フレッシュで力強い味わいに魅了される方が後を絶たず、販売からわずか4年で、現在は各国の王室御用達として宴の場で供されたり、世界中の人々の様々なシーンで愛されるシャンパンへと劇的な成長をみせています。

マム・グラン・コルドンのメゾン


マム・グラン・コルドンを製造しているのは、フランス有数の名門シャンパーニュメゾン「G.H.マム社」です。以前は、「マム・コルドン・ルージュ」が代表的な銘柄でしたが、2017年に「マム・グラン・コルドン」へと生まれ変わりました。

2015年までF1のシャンパンファイトで使われていたり、また、1942年に公開された映画「カサブランカ」の有名なセリフ「君の瞳に乾杯」のシーンで使われていたのもG.H.マム社のシャンパンです。

1852年に会社を引き継いだ、シャンパーニュメゾンのメゾン・マム創設者の息子であるジョルジュ・エルマン・マム氏のモットーであった「最高のシャンパンだけを」の理念を引き継ぎ、今でもその名がブランド名として続いています。

G.H.マム社の歴史


シャンパーニュ地方の中心ランスにドイツの由緒あるワイン商のマム一族によって、1827年に名門メゾン・マム(のちのG.H.マム社)は誕生しました。

1800年代の後半には、G.H.マム社のシャンパンは独自のスタイルと品質を確立し、ヨーロッパ各国の王室からも高い人気を得ていきます。

1904年には英国王室御用達シャンパンの称号が与えられ、イギリスでも高い人気をはくします。

また同年にはフランス人極地探検家シャルコーが南極到達成功の祝杯に開けるなど人々の勇気と成功のシンボルとなり、瞬く間に有名になります。

G.H.マム社は順調に成功を収めていったように見えますが、第一次世界大戦が始まるとシャンパーニュ地方に100年ほど暮らしていながらもドイツ国籍を有していたが為に、資産のすべてを手放すこととなりました。

その後、複数の売却や買収を経て、2005年にフランスの世界的醸造メーカーであるペルノ・リカールに属することになりましたが、現在ではフランスでNo.1の地位を守りつつ、世界150か国の人々に愛されています。

G.H.マム社と日本の繋がり


G.H.マム社のシャンパンが日本に初登場するのは明治の1877年です。

その後の1883年に開館した鹿鳴館で開かれた舞踏会以降、シャンパンは徐々に上流階級の間に広がっていき、1911年には日本でも皇室御用達シャンパンの称号が与えられました。

そんなG.H.マム社は芸術面でも日本と深い繋がりがあります。

1939年から1973年までG.H.マム社の社長で、芸術愛好家のルネ・ラルー氏と、時を同じくしてフランスで活躍をしていた日本生まれでフランスに帰化した画家のレオナール・フジタ(藤田嗣治)氏との親交から始まります。

ラルー氏の依頼でフジタ氏がG.H.マム社のワイナリー敷地内庭園に造営するチャペルのデザインや設計をしたり、フジタ氏がフランスに帰化する際の洗礼式にラルー氏が立会人になるなど、深い親交がありました。

このことからでもフジタ氏とG.H.マム社との深い繋がりが窺えます。

そのフジタ氏をオマージュして造られたシャンパンもあり、ミュズレ(コルクを止める金具部分)にはフジタ氏が描いたバラが使われています。

フジタ氏個人の深い繋がりをきっかけに国としての日本との繋がりも深まっていきました。

マム・グラン・コルドンの特徴


マム・グラン・コルドンは、メゾンを代表するぶどう品種のピノ・ノワールを主に使ったメゾンスタイルの決定版と言われているAOPシャンパーニュです。
たゆまぬ先進性によって生まれたマム・グラン・コルドンはフレッシュで力強い味わいが特徴です。

使用品種

ピノ・ノワールを主体に、シャルドネとピノ・ムニエの3種類のぶどうを使っています。

3種類のぶどうの他に約30%のリザーブ・ワインをブレンドし、セラーで約30か月の熟成期間をかけることにより、気品あふれ深みのあるシャンパンに仕上がっています。

ピノ・ノワールを主体としたシャンパンは他のものと比べると力強く奥行きの深い味わいが特徴です。

味わい

もぎたての果実のようなフレッシュさと熟れた果実香が鼻孔に広がり、口に含むとカラメルの香りと果実香にほのかな酸味が広がり長い余韻を楽しめます。

白身肉や魚介類との相性がバツグンですが、食材を選ばないシャンパンなので色々な食べ合わせをお楽しみいただけます。

G.H.マム社のシャンパン


G.H.マム社には9種類のシャンパンがありますが、マム・グラン・コルドンにつきましては前記まででご紹介していますので、ここではマム・グラン・コルドン以外でおすすめのシャンパン2種類をご紹介します。

マム・グラン・コルドン ロゼ

キレとバランスの良い、フレッシュで気品のあるロゼシャンパンです。

ベリー系のアロマの中に、ほのかに香るバニラやキャラメル、ドライでエネルギッシュな口当たりながらミネラル感のある余韻を楽しめます。

サーモンピンクの色はとても優美でボトルも高級感があり、女子会や贈り物にもピッタリです。

マム ミレジメ

単一年のぶどうを使用したマムのヴィンテージシャンパンです。

ヴィンテージによって違いはありますが、力強さとフレッシュさが特徴的な辛口のこのシャンパンは、豊かな果実味も味わえます。

魚料理は無論のこと肉料理にもよく合いますので、フレンチと合わせて乾杯なんていかがでしょうか。

まとめ

シャンパンというと特別な日に開けるものと思われがちですが、日々のちょっとしたお祝い事や家族・友人と過ごすステキなひと時の為など、日常の小さな成功・勝利の時にこのマム・グラン・コルドンで乾杯するのも乙なものではないでしょうか。

この機会にぜひ、お試しください。