
ビールの本場ヨーロッパのおすすめビール10選
ビールと言えばドイツやチェコなど、ヨーロッパをイメージする人も多いのではないでしょうか。ヨーロッパ各地ではビール造りが盛んに行われており、日本では飲めないような珍しい銘柄もたくさんあります。
そこで今回はビールの本場ヨーロッパのおすすめビールを紹介します。これからヨーロッパへ旅行する人や、自宅でヨーロッパビールを楽しみたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ヨーロッパのおすすめビールを紹介
それでは早速ヨーロッパのおすすめビールを紹介していきます。
ヴェルテンブルガー へフェヴァイスビア【ドイツ】
ミュンヘン郊外のヴェルテンブルグ修道院で醸造されるヴェルテンブルガー ヘフェ・ヴァイスビア・ヘル。
ヴェルテンブルグ修道院は、1050年からビール醸造を行なっており、現存する修道院醸造所としては最古のブランドです。
ヴェルテンブルガー へフェヴァイスビアは、小麦由来の華やかな風味と酵母が入った白ビールで、スッキリとした爽快感があります。軽い飲み口で飲みやすく、白身魚や肉料理との相性は抜群です。
重めのビールが好きな人には少し物足りないかもしれませんが、初心者やスッキリとした銘柄が飲みたい人にはおすすめです。
エルディンガー ヴァイスビア・ヘーフェ【ドイツ】
ミュンヘン郊外のエルディング郡にある、エルディンガ-・ヴァイスブロイで造られているヴァイスビア ヘーフェ。繊細なホップとして知られる「ハラタウホップ」を使用することで、シャンパンのような気品漂うビールに仕上げられています。
レモンのような酸味と程よい苦味のバランスが良く、ビールが苦手な人でも美味しく飲めでしょう。
ブデヨビツキブドバー【チェコ】
「名前が覚えにくいビール」として知られるブデヨビツキブドバー。国営の醸造所で造られ、チェコでは歴史あるラガービールです。またアメリカのバドワイザーの誕生のもとになったビールとも言われています。
独自の酵母や地下300mから汲み上げた地下水、世界最高級のザーツホップなどを使用して、高品質なビールに仕上げられています。
キリッとした飲み口と爽やかな喉越しが魅力で、キンキンに冷やして飲むのがおすすめ。癖がなく飲みやすいので、海外のビールが初めてという人はぜひ試してみてください。
ピルスナーウルケル【チェコ】
ピルスナーウルケル醸造所は、「ピルスナービールを初めて造った」と言われる醸造所です。一部の醸造を木樽で行う伝統的な製法を守り続け、手間暇かけて丁寧に醸造しています。
濃厚で密度の高い泡が特徴で、泡だけ楽しむ人もいるほど。スパイシーな香りとほのかな甘みが楽しめます。
また泡の量を指3本分くらいの「多め」のするのがチェコ流の注ぎ方です。クリーミーな泡を楽しみたい人はぜひ試してみてください。
ホワイトエール ヒューガルデン・ホワイト【ベルギー】
ベルギービールは、ドイツのように厳しい法律がなく、自由なビール造りが行われています。多種多様なホップを使用したり、フレーバーを入れてみたりと味わいの幅が広いのが特徴です。
そしてベルギービールを代表するのが、ホワイトエール ヒューガルデン・ホワイト。ブリュッセル近郊のヒューガルデンに醸造所があります。
上面発酵で造られる白ビールですが、ヒューガルデン・ホワイトはオレンジピールやコリアンダーシード、生きた酵母などを添加。そのためビールでは考えられないほど芳醇な香りと爽やかなスパイシーさが楽しめます。香りが良いため、女性に人気があります。
モレッティ【イタリア】
イタリアと言えばワインのイメージが強いですが、実はビールもたくさん飲まれています。その中でも人気なのがモレッティ。イタリアを代表するビールで、イタリア産のビールの中では世界一飲まれている銘柄です。
ラベルに描かれている人は、1942年に社長のラオ・モレッティがウディネでたまたま見かけた男性で、クラシックなイメージがラベルにぴったりということから、モデルにしたという面白い歴史が残っています。
モレッティは軽い口当たりで喉越しが良いビールです。炭酸も強くないので、暑い日にゴクゴク飲むのもいいでしょう。本場では瓶のまま飲むのが主流なので、日本で飲むときもぜひ瓶ごと飲んでみてください。
サグレス ブランカ【ポルトガル】
ポルトガルはワインが有名ですが、ビールの消費量は日本より多いんです。とにかくお酒が好きな国で、なんとマクドナルドでもビールが飲めちゃいます。
そしてポルトガルのビールと言えばサグレスです。国内シェア40%以上を占める人気ブランドで、サッカーリーグのスポンサーも務め、ポルトガルでは知らない人はいません。
また原料は天然の物を100%使用し、添加物や保存料は不使用。品質も高く世界ビールコンクールで優秀賞を受賞した経験もあります。
ピルスナータイプのブランカは、きめ細やかな泡が特徴。口当たりも軽くゴクゴク飲めるため、ビール初心者や女性にもおすすめです。
エストレージャダム【スペイン】
スペインはワイン生産国として有名ですが、現地の人の定番は圧倒的にビールです。スペイン人はワインよりもビール好きが多く、レストランや食堂でワインを飲んでいる人は、ほとんどが観光客です。
そして、スペインビールの中でも特におすすめなのがエストレージャダム。カタルーニャ州でNo.1のシェアを誇り、世界的に有名なサッカーチーム「FCバルセロナ」の公式スポンサーとしても知られています。
クリーミーな泡立ちとスッキリとした喉越しが特徴で、程よいコクや苦味も感じられます。日本でも購入できる銘柄なので、スペインビールを楽しみたい人はぜひ購入してみてください。
ハイネケン【オランダ】
緑のボトルに赤い星がシンボルのハイネケン。日本でも定番のビールとして定着をしてきました。世界3位のシェアを誇り、現在は170ヶ国以上で飲まれ、工場も100ヶ国に展開しています。
日本でも日常的に飲まれるハイネケンですが、オランダのビールだということを知らない人も多いのではないでしょうか。歴史は古く、19世紀後半にジェラルド・ハイネケンが首都のアムステルダムに醸造所を設立し、ラガービールを醸造したのが始まりです。
ハイネケンは強めの炭酸と爽やかな飲み口が特徴で、日本人の口によく合います。和食にもぴったりなので、シーンを選ばず飲めるでしょう。
カールスバーグ【デンマーク】
デンマークは隠れたビール大国です。カールスバーグは、デンマークを代表するビールメーカーで、ビールの生産量は世界第4位。日本でも流通しており、たまにスーパーに並んでいます。
創業は1847年で、2017年に170周年を迎えたばかり。首都のコペンハーゲンには創始者J. C. ヤコブセンの息子のカール・ヤコブセンがコレクションした作品を集めた「ニュー・カールスベア美術館」が建設されていて、観光地としても有名です。
カールスバーグは、麦芽を100%使用して造られており、爽やかな飲み口と程よい苦味が特徴です。バランスが良いビールなので、日本人の口に合うと思います。
まとめ
今回はヨーロッパのおすすめビールを紹介してきました。日本のビールよりも濃厚で味わい深いものが多いので、この機会にヨーロッパビールを試してみるのもいいかもしれません。