世界で活躍する日本人醸造家まとめ!ワイン造りに情熱をかける人たち

皆さんは海外で醸造家として活躍をする日本人をご存じでしょうか?

実はスポーツ選手と同じように、海外でワインに情熱を注ぐ日本人がたくさんいます。

そこで今回は、世界で活躍をする日本人醸造家をご紹介していきます。

仲田晃司|フランス・ブルゴーニュ

フランス・ブルゴーニュ地方で「ルー・デュモン」というドメーヌを経営している仲田晃司氏。

NHKの人気番組「プロフェッショナル仕事の流儀」では、世界で認めらた醸造家として特集をされ、日本中から注目を集めました。番組終了後は注文が殺到し、多くの販売サイトでワインが売り切れになったそうです。

仲田氏は大学時代に、フレンチレストランでアルバイトをしたことがきっかけで、ワインを好きになったとのこと。そして「いつか自分のワインを造ってみたい」という気持ちが芽生え、単身でフランスに渡りました。

その後はフランス各地のワイン醸造家の元で修行を積み重ね、2000年に「ルー・デュモン」を設立。

仲田氏は細部にまでこだわる、日本人の職人のようなワイン造りを行っています。栽培方法から熟成、樽の選定など、研究に研究を重ねたワインは高い評価を得ています。

特にブドウにはこだわりがあり、樹齢は30年以上のものを自分の目で選定し、なおかつ摘み取りまで行っているそうです。

また高品質ながら価格はリーズナブル。多くの人に飲んでもらいたいという姿勢も人気の秘密です。

ビーズ千砂|フランス・ブルゴーニュ

フランス・ブルゴーニュで「シモン・ビーズ」というドメーヌを経営するビーズ千砂氏。

大凶作と言われた2013年に、ドメーヌ経営者で夫のパトリック・ビーズ氏を交通事故で亡くしましたが、現在はその意志を引き継いで指揮をとっています。

ビーズ千砂氏はもともと、上智大学でフランス語を学び、卒業後はフランス商業銀行に内定。フランスのパリで働いていました。

その当時、とあるお店で飲んだボルドーワインに感動をし、ワインの勉強を始めたそうです。そしてワインの醸造家と関わることが増え、「シモン・ビーズ」のパトリック・ビーズ氏と出会い、結婚をしました。

ビーズ千砂氏は「余計なものを削ぎ落としたワイン」を造り続けています。新樽で香り付けをしたり、熟成期間を長くしたりすることはなく、ブドウ本来を味を味わえるワインが自慢です。

辛い経験もされましたが、現在も強い意志で経営を行っているビーズ千砂氏。これからも応援をしていきたい醸造家ですね。

大岡弘武|フランス・ローヌ

フランス・ローヌ地方の小さな村、サン・ペレイで「ラ・グランド・コリーヌ」を経営している大岡弘武氏。ドメーヌ名は自分の名前をもじった「大きい丘」という意味を持ちます。

もともとはボルドー大学醸造学部を学び、ローヌ地方にあるGUIGAL社でブドウの栽培責任者を務めていました。その後は北ローヌで自然派ワインを造るティエリー・アルマンの元で修行を積みます。そして2003年、「ラ・グランド・コリーヌ」を設立しました。

大岡氏の造るワインは、師匠ティエリー・アルマンの影響を大きく受けています。「ビオロジック」と呼ばれる自然農法を採用し、除草剤や化学肥料は一切使用していません。また酵母も野生のものをしており、ワインが熟成する頃には微発砲となります。

とにかく自然なフレッシュさが自慢で、ブドウ本来の果実味を味わうことができるでしょう。もし購入する機会があれば、その日のうちの飲むことをおすすめします。

篠原麗雄|フランス・ボルドー

フランス・ボルドーの右岸コート・ド・カスティヨンで小さなシャトー「クロ・レオ」を経営している篠原麗雄氏。妥協を一切しない超少量生産でワイン造りを行っています。

ワインとの出会いはなんと3歳。間違えてワインを飲んでしまい救急車で運ばれたそうです。そして父の影響もあり、大阪のワイン販売店に就職をします。

その後、ワインを勉強するためにフランスに渡り、ボルドー最高峰と言われるヴァランドローのテュヌヴァンとオーゾンヌのヴォーティエを学び、2002年に「クロ・レオ」を設立。

篠原は化学肥料や農薬を最小限に抑えた減農薬農法を実践し、1本の樹に6房しかブドウを残さない贅沢な栽培方法を取り入れています。そのため年間900本程度しか生産されず、現地では「幻のワイン」とも呼ばれているんです。

メルローとカベルネフランから造られた赤ワインは、繊細なタンニンと凝縮した果実味が魅力。長期熟成にも向いていますので、特別な日のワインとして飲んでみてはいかがでしょうか。

中井章恵|アメリカ・カリフォルニア

カリフォルニア州ソノマのロシアン・リヴァー・ヴァレーで「ナカイ・ヴィンヤード」を経営する中井章恵氏。海外の日本人醸造家の先駆け的な存在で、カリフォルニアでも高く評価されているワイナリーです。

もともとは1964年にサンフランシスコに家族と移住をし、普通のサラリーマンをしていました。そこから12年ほど経った1976年、家族とカリフォルニアでアプリコットの収穫やアプリコットワインの造り体験をします。

それがきっかけでワインにハマり、会社員をしながらワインの勉強を始めたそうです。

週末はサンフランシスコからカリフォルニアに通い、サンタ・ロサ・コミュニティー・カレッジでぶどう栽培学を学びます。そして1980年に「ナカイ・ヴィンヤード」を設立しました。

しかしヴィンヤードを設立したのはいいものの、高品質なブドウを造るために10年の歳月を費やすことに。そのため1990年代になるまでの10年間はサンフランシスコで会社員をしながら、週末はカリフォルニアに通うという生活をしてきたそうです。

そして1999年になり、やっとワインの醸造を開始しました。

中井章恵氏の造るワインは、自然派でブドウ本来の果実味が味わえます。人気のソーヴィニヨン・ブランは、柑橘系の香りと、爽やかな口当たりが自慢で、どんな料理にも合わせやすいです。カルフォルニアワインに興味がある人は、ぜひ購入をしてみてください。

辻本憲三|アメリカ・カリフォルニア

アメリカ・カリフォルニアで「ケンゾー エステート」を経営する辻本憲三氏。人気ゲーム会社カプコンの創業者でもあり、名前を聞いたことがある人もいるかと思います。

なぜゲーム会社の経営者がワイン造りを始めたのか?

その理由は「ゲームはインドアを助長している」という世間からの厳しい声でした。そこでカリフォルニアのナパ・ヴァレーで、テーマパークを作ることを考えます。

しかしナパ・ヴァレーの人たちから「ワイン造りをすべき土地だ」「ワインを造ってくれ」と言われ、ワイナリー経営をするとこを決断したのです。

2001年にはワインが完成し、味や香りもそこそこ品質のものができました。

しかし栽培家のデイヴィッド・アブリューに「この畑ならもっと良いぶどうができる」と言われ、さらに「全て抜いて作り直した方が良い」と助言され、14万本ものぶどうの木を抜くことを決意します。

すると今までにない品質のブドウができるようになり、現在では「ナパの奇跡」とまで言われるワイナリーに成長したのです。

ケンゾーエステートのワインは、カベルネ・フランの個性を生かし、フローラルで繊細な一面を持つ「明日香」や、カベルネ・ソーヴィニョンを主体とし、スパイスを感じつつ、オレンジやバニラの香りが複雑に絡み合う「藍 ai 」など、個性豊かな銘柄が揃っています。

ボトルや外箱は和のテイストでおしゃれさもあるため、贈り物としても喜ばれています。

まとめ

今回は世界で活躍をする日本人醸造家を紹介してきました。スポーツ選手と同じように、海外で活動をする日本人はかっこいいですよね。

ひとりひとりにストーリーがあり、全てのワインを試してみたくなったのではないでしょうか?
この記事で紹介をした日本人醸造家を応援したい人は、ぜひワインを購入してみてください。

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