リキュールとは?造られた歴史や特徴を紹介

みなさんはリキュールについてどれぐらいご存知でしょうか?
多くの人は度数が高めで甘いお酒というイメージがあるかもしれませんね。

なんとなくはイメージはできるけど、実はよくわからない人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、多種多様な味わいが楽しめるリキュールについてわかりやすくまとめていきたいと思います!

リキュールとは

リキュールとは、スピリッツに香り成分や甘みを加えて造られたお酒のこと。酒類の中では混成酒に分類されています。製菓用に使われることもあります。

日本国内では梅酒が代表的なリキュールとなっています。ちなみにリキュールベースで造られている第3のビールも、分類上リキュールとなることが多いです。

リキュールというジャンルはさまざまな種類が生みだされているため、分類するのは非常に困難と言われています。逆を言えば、今後さらなる商品や新ジャンルが出てくる可能性も持っており、たいへんポテンシャルのあるカテゴリーとも言うことができます。

リキュールが辿ってきた歴史

リキュールを生みだすきっかけとなったのが、11世紀から13世紀にかけて行われた修道士や錬金術師による薬酒造りでした。薬草をお酒に溶かすことで、人体に良い薬酒を造ろうと考えたのです。

14世紀、ペストが蔓延した時には薬品として活躍した過去があります。

薬酒の味が多様化したのは大航海時代のとき。香辛料やフルーツ、砂糖などが薬酒に加えられるようになり、現在あるリキュールのいしずえが築かれました。

18世紀、医学が飛躍的に進歩したことで、リキュールが持っていた医薬的効果は必要とされなくなりました。代わりにお酒として飲むため、味わいに重点を置いたリキュールづくりが顕著に行われるようになりました。

19世紀の産業革命によって連続式蒸留器が開発されると、高アルコールのリキュールが造られるようになりました。この技術革新によってリキュールは、より嗜好品としての色を濃くしていきました。

現在はリキュール単体で味わう以外に、カクテルや製菓用といった多様な用途で使われています。

4つに分けられる種類

リキュールは使われている素材で、大まかに4つに分けることができます。

果実系

果実の果肉や果汁、果皮を主原料に造られるリキュール。梅酒がこの類に分類されます。主に製菓用で使われるのはこのタイプで、甘さが売りのリキュールとなっています。

果実系は、リキュール自体が甘いため女性にも人気のあるジャンルです。甘めなカクテルのベースとして使われることが多く、ソーダで割っても美味しく頂けるカテゴリーとなっています。

薬草系

ミントなどのハーブ、香草、スパイスといったボタニカル素材を主原料としているリキュール。薬酒として飲まれていたリキュールの原型に近いジャンルです。

ハーブ由来の爽やかな風味と香りが特徴で、少し苦味も感じられます。緑茶のリキュールもこの類に入ります。

ナッツ系

主原料としてナッツ類や豆類などが使われたリキュール。コーヒー、カカオ、ココナッツ、ヘーゼルナッツが香り成分となっています。桃やアンズといった核果類の核(種)が使われることもあります。

ナッツ由来の濃厚で個性的な甘みが特徴です。食後にデザート酒として楽しまれることが多いです。

その他

近年新たに開発が行われている発展途上のリキュールジャンル。使われる原料はさまざまで、クリームや卵、ヨーグルトといったタンパク質や脂肪分を多く含む材料も、主原料として使われています。

「特殊系」と言われることもあります。果実系、香草系、ナッツ系にカテゴライズされないものは、その他もしくは特殊系のリキュールとなります。

製法

リキュールの造り方にもいくつか方法があります。リキュールの種類によって製造方法が違ってきますので、ひとつひとつ見ていきましょう。

蒸留法

単式蒸留器を使ってリキュールを造る方法。果実系やナッツ系などの精油分を多く含んでいる原材料によく用いられています。

浸漬法

最も古典的な製法と言われている製法。浸漬法はさらに冷浸漬法と温浸漬法の二つに分けられます。令浸漬法は、ベースのお酒に原材料をそのまま漬け込んで味や香りを抽出する手法です。このロジックで考えると梅酒は冷浸漬法となります。

一方温浸漬法は、原材料をお湯につけて成分を抽出した後、スピリッツを加えさらに漬け置きする手法です。ハーブ系の原材料が温浸漬法に適していると言われています。

パーコレーション法

コーヒーを抽出させる時に活躍するパーコレーター。このパーコレーターのプロセスでリキュールが造られています。コーヒーリキュールなどを抽出するときに用いられますが、あまり使われていない製法です。

エッセンス法

天然、または人工の香料をベースのお酒に溶かし込んで、リキュールを造る方法。香味エッセンスを造る方法のため、蒸留法や浸漬法と併用されることが多いです。単体で使われることはあまりありません。

定番の商品紹介

それでは、定番としてよく利用されているリキュール商品をご紹介します。

カルーア コーヒー


引用:amazon.co.jp/

数あるコーヒーリキュールの中で最も名の知れた商品。主原料には、アラビカ種の良質な豆が使われています。
甘いコーヒーがお好きな方であれば難なくチャレンジできます。ミルクで割って頂く「カルーアミルク」がポピュラーですが、コーラや紅茶と合わせてもOK!

商品データ
原料:コーヒー豆(アラビカ種)
種類:コーヒーリキュール
アルコール度数:20%

 

ルジェ クレーム ド カシス

引用:amazon.co.jp/

フランスのルジェ社が手掛ける商品。カシスリキュールのパイオニアともいうべき逸品で、1841年から造られ続けています。

主原料には、フランス産のカシスのみが使用されています。保存料や人工的な添加物は一切加えられていないので、カシス本来の風味が楽しめるリキュールとなっています!

商品データ
原料:カシス
種類:果実系リキュール
アルコール度数:20%

 

おわりに

今回はリキュールについてまとめました。
もとは薬の用途で開発されたお酒だったんですね。

製法、使われる素材も様々なので、今後の発展も期待されているお酒ジャンルです!どんな変わり種が出てくるのか、とても楽しみですね♪

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