もうチェックした?注目される4カ国の新世界系ウイスキー!!

ワインに旧世界と新世界があるように、近年はウイスキーの世界にも新旧が見られるようになりました。昔から知られているウイスキー名産地ではない、ウイスキー新興国はどこだか想像がつくでしょうか?

今回はニューワールド系ウイスキーにフォーカス。どのような特徴があるのかまとめていきます!

ウイスキーには2つの世界がある

スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、日本で造られたウイスキーは、一般的に「5大ウイスキー」と言われます。長い歴史を持つこれらの国々は、「旧世界」的な位置づけにあります。

一方、近年になってウイスキーが造られるようになった新興国は、「新世界」の位置づけとなります。

ニューワールドウイスキーとは

そもそも、5大ウイスキーが盤石な基盤を築けたのは、産地がウイスキー造りに向いた冷涼な環境だったことが大きな理由です。一般的に長い熟成期間を必要とするウイスキーは、高温多湿な環境下での製造は向かないとされてきました。

しかし、2000年前後にそのステレオタイプは打ち砕かれました。蒸留技術が進歩したおかげで、南半球でのウイスキー蒸留が可能になったのです。アジア諸国やオセアニア諸島からも、愛好家を唸らせるウイスキーが生みだされるようになりました。

世界中の超名門が一堂に会する国際的な大会では、超新星でありながら高い評価を受けたものもあります。下記では期待の若手ウイスキー生産者をご紹介していきます!

台湾産ウイスキー


台湾のウイスキー生産者といえば「カバラン(カヴァラン)」。2006年からウイスキー造りを行う知る人ぞ知る銘柄ですが、近年、その知名度を徐々に広めています。

蒸留所は台湾東北部に位置する宜蘭県(イーラン)という山岳地帯にあります。比較的冷涼な山岳地とはいえ、夏場になると40℃近くまで気温が上がります。この地域特性を生かして樽熟成を行うと、1年半という短い期間であってもかなり成熟したウイスキーが出来上がります。

事実、2010年にイギリスで行われたブラインドテイスティングでは高評価を獲得しています。国際的なコンペティションでウイスキーの超名門やそうそうたる銘柄が並ぶ中、「カバラン」が上位に食い込んできたことで「長期熟成=良質」という考え方が覆されました。

インディアンウイスキー


インドで造られるウイスキー。実はインドにおけるウイスキー消費量は世界的に見てもたいへん多く、生産されたウイスキーのほとんどがインド国内で消費されてしまうため、国外に出回ることがあまりありません。中でも有名なのは、「アムレット」という銘柄です。

ただし、インディアンウイスキーはヨーロッパ諸国では「ウイスキー」として売り出すことができません。理由は原材料と製法にあります。EUにおけるウイスキーは「穀物を原料とし、木樽で熟成させたもの」と定義づけられています。

「アムレット」を含むインディアンウイスキーの主原料は、サトウキビの廃糖蜜(砂糖になりきらなかった黒蜜のような液体)。この液体に水と酵母を加えて発酵させてアルコールを発生させます。これを蒸留し、味と香り、色を整えればインディアンウイスキーの完成です。

オーストラリア産ウイスキー


オーストラリアンウイスキーの流れはタスマニアが端を発しました。もともとタスマニアはウイスキー造りが行われていた地域で、蒸留所が16ヶ所もあったと言われています。しかし、度数の強いウイスキーは政治的な圧力によって「悪」とされ、1839年には一切の蒸留を禁止されてしまいます。

150年以上が経過した1992年、法令が改正されたおかげでオーストラリアでのウイスキー造りが復活を遂げました。「ヘリヤーズ・ロード」や「スターワード」がオーストラリアを代表する銘柄となっています。

フランス産ウイスキー


ワインやブランデーで有名なフランスでも、5大ウイスキーに続けと言わんばかりにウイスキー造りに挑戦するようになりました。約30近くもの蒸留所がフランス内に拠点を構えています。

熟成方法、蒸留技術などはワイン、ブランデー造りによって培われたものが多く、技術面においては申し分ないクオリティーです。ウイスキーの熟成にはワイン樽が使われることが多く、ワイン由来の高い香りがするのがフレンチウイスキーの特徴となります。

まとめ

今回はニューワールドウイスキーについてお伝えしました。

フランスでもついにウイスキーが造られる時代が到来しました!しかし考えてみれば、蒸留技術と熟成技術が完成されていたのならば、フランス産のウイスキーが生まれるのは時間の問題だったのかもしれませんね。

近年知名度を上げている新世界系ウイスキーは今度の活躍が楽しみなジャンルとなっていますので、今後の動向に注目してみてくださいね。

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