ウイスキーが資産レベルの価値を持つワケとは?

ウイスキー人気に火がついた昨今、スコッチやバーボンをはじめとする多くのウイスキーが飲まれるようになりました。

スーパーやコンビニでもリーズナブルに手に入れることができますが、中には一本で車や家が購入できてしまうほどの価値を持つウイスキーも存在しています。どうしてそれほどの高値がつくのでしょうか?

今回はウイスキーの価値について深掘り!高額取引される理由について紐解いていきたいと思います。

ウイスキーが高い理由

度数の高さもさることながら価値の高さにも注目が集まるウイスキー。たった一本で高級車や家を購入できてしまうほどの価値は、どういった理由でもたらされるのでしょうか。

長い熟成年数

ウイスキーは熟成年数によって「○○年」や「○○years」と表記され、ブランド名として大事な役割を担っている部分でもあります。

30年もの、40年もの、長いものでは半世紀以上も熟成させた原酒を掛け合わせて造られたウイスキーが存在します。熟成年数が長いウイスキーほど値段が高くなる傾向にあります。

端的に熟成年数といっても単一の樽で熟成された原酒がボトリングされることはほとんどありません。ウイスキーの多くは異なる樽で熟成させた原酒を掛け合わせて造られます。

この作業を「ヴァッティング」といいます。例えば「12年」や「12years」と表示されたウイスキーは、12年以上の熟成期間を経た原酒同士をヴァッティングして造られます。

熟成年数が異なる原酒をヴァッティングさせると「ノンエイジ」となり、「○○年」や「○○years」といった年数は表記されません。若い原酒も使えるノンエイジは比較的安価に購入できます。

原酒不足

原酒の希少性が高いこともまた、高額取引される理由となります。

スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、日本で造られるウイスキーは「5大ウイスキー」と言われています。

世界のウイスキー生産国として確固たる地位を築き上げた国々でも、蒸留所によってはそのブランドを脅かす問題が起こっています。それはウイスキーの原酒不足です。

特にジャパニーズウイスキーの原酒不足は深刻だと言われています。5大ウイスキーの中では最も歴史の浅いジャパニーズウイスキー。日本を代表するウイスキー生産者は、近年に巻き起こったウイスキーブームを予測することができませんでした。

1980年代、日本国内におけるウイスキー需要はなかったため、原酒を多く仕込まなかったのが不足に至った原因と言われています。

2000年代後半に日本でハイボールブームが起こったことで、ウイスキーが注目を浴びるようになりました。

特に長期熟成を経たウイスキーはマイルドな飲みやすさが受け、幅広い年齢層に飲まれるように。しかし長期熟成ウイスキーを造るには、当然のことながら何十年も前に仕込んだ原酒が必要となるわけです。

先述の「長い熟成年数」にも直結しますが、長期熟成を経たウイスキーは年々その原酒の量を減らしながら造られるので、造られれば造られるだけ希少価値が高くなるのです。

ジャパニーズウイスキーの需要が高まった時には、すでに原酒不足のフラグが立っていたのかもしれませんね。

終売してしまった

お酒だけに限ったことではありませんが、メーカー側から「終売しました」と発表があった商品は「定価」という概念が無くなります。終売後、生産されなくなったウイスキーは購入した人の手元にしか存在しなくなります。

「喉から手が出るほどそのウイスキーが欲しい!」というコレクターの方もいるため、高額で取引されることもザラにあるのです。

どうやって手に入れるのか

【オークション】

コレクターが常に目を光らせているのがオークション。意外な掘り出し物もあるので、結構な頻度で利用する人もいらっしゃるそうです。

目の肥えた玄人であれば問題ないかもしれませんが、稀に本物でないものも紛れ込んでいたり、出品者側も気づかず出品されていたりすることもあるので、初心者が手軽に高い品を購入するのには注意が必要です。

落札する際には、出品者が長くお酒の販売経験がある会社なのかなど、十分に注意して購入するようにしましょう。

【抽選に当たる】

メーカーが生産している高級ウイスキーを手に入れるには、抽選に応募するという手段が挙げられます。過去に「マッカラン」や「山崎」が数量限定で抽選販売したことがありました。

当選しても高額で購入することには変わりありませんが、転売目的のオークションよりは安く手に入れることができるでしょう。ただ常に倍率が高い傾向にあるので、当たる確率は低くなることがほとんどです。

まとめ

今回はウイスキーが持つ価値についてフォーカスしました。

「飲める資産」的な役割を持つウイスキー。どれだけ値がつくものなのかを知りたくなったときは、オークションを覗いてみると良いでしょう。誤ってポチらない限りは落札されることはありませんので、ビギナーさんも高級ウイスキーの世界に触れてみては?

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