5大コニャックブランドの「クルボアジェ」の特徴とは?

ブランデーメーカーのクルボアジェは、カミュ、レミーマルタン、ヘネシー、マーテルと肩を並べる5大コニャックとして有名です。歴史的偉大な人物にも愛され、現在も多くの人々を虜にしているブランド・クルボアジェ。ここまで人に愛される理由はどこにあるのでしょうか?

今回はコニャックメーカー・クルボアジェについて徹底解剖!おすすめの商品をご紹介するとともに、こだわりの製法や歴史についても迫っていきます!!

クルボアジェとはどんなブランド?


クルボアジェは、1809年に誕生して以来200年以上もの歴史を誇る老舗コニャックメーカーです。コニャックとはフランスのコニャック地方で造られるブランデーのことを指します。この地域で決められた製法・ブドウ品種で造られたブランデーでなければコニャックを名乗ることができません。

かつてのフランス皇帝であったナポレオンが愛したコニャックでもあるため、「ナポレオンのコニャック」と言われることもあります。ナポレオンが口にして以来は王室・皇室御用達のブランデーとして重宝されるようになり、現在もフランスの高貴なお酒の地位を不動のものにしています。

歴史


1809年、パリの外れに蒸留所を設立。運河が近くに流れていたため造ったブランデーを運搬するのに好立地な場所でした。さらに蒸留所はパリ市城壁の外側に位置しているため税金はかけられず、お酒造りには好条件のロケーションだったのです。

皇帝ナポレオンに飲まれたのは1811年、ナポレオン戦争の渦中の出来事です。ナポレオン自らコニャックが眠る倉庫に出向き、戦時中の兵士の士気を上げるためにクルボアジェのブランデーを配給することに決めました。

クルボアジェの知名度を上げた有名な出来事といえば「ナポレオンの追放」でしょう。戦いに敗北したナポレオンがセントヘレナ島に追放される際、ひとつだけ贅沢品を持っていくことを許されました。そこで彼が選んだのはコニャックブランデー。そのブランデーの中にはクルボアジェも含まれていたのです。このことがきっかけとなり、クルボアジェは「ナポレオンのブランデー」の二つ名を持つようになりました。

1869年、クルボアジェはナポレオン3世より「皇室御用達ブランド」を賜ります。そしていつしかデンマーク、イギリス、スウェーデンの王室も虜にしました。

1889年、エッフェル塔の完成を記念する公式パーティーでもクルボアジェは活躍しました。後の英国王やゴッホ、エジソンなど、王族以外の各界の著名人たちにクルボアジェのコニャックが振舞われたのです。

クルボアジェのロゴにナポレオンのシルエットが起用されたのは、創業から100年後の1909年の出来事。クルボアジェがナポレオン御用達だった事実を後世にも伝えられるように、コートとハットをまとったナポレオンがエンブレムとして使われています。

1960年にはTVにクルボアジェが登場しました。コニャック史上初めてTV出演を果たしたのが他でもないクルボアジェで、その後宣伝や広告に力を入れるようになりました。

21世紀に入りクルボアジェは、カクテルのベースにブランデーを用いるという型破りな飲み方を確立。これまであった「ブランデーはストレートで飲むもの」というステレオタイプを打ち砕き、新しいブランデーの在り方を構築しました。

クルボアジェのこだわり


クルボアジェが人気の理由は歴史的背景だけではありません。メーカーならではのこだわりも多くのファンを惹きつけるファクターとなっています!

ブドウ畑

コニャック地方には6つのクリュ(畑)が存在します。
質の良いブドウが育つクリュではブドウが高く取引され、造られるブランデーも高品質なものとなります。最も良質な区画から順に

1.グランド・シャンパーニュ
2.プティット・シャンパーニュ
3.ボルドリ
4.ファン・ボア
5.ボン・ボア
6.ボア・ゾルディネール

となります。
水分が少ない石灰質の土壌ほどブドウが根を張りやすく、より質の良いブドウが出来上がります。また土壌環境だけではなく、降水量や日照条件によってもブドウの品質や味わいが左右されます。

クルボアジェでは1936年からグランド・シャンパーニュ、プティ・シャンパーニュ、ボルドリ、ファン・ボアの4区画で栽培されたブドウを原料として使用しています。4つのクリュのブドウを用いることで高品質かつ幅広い味わいのコニャックを造ることができます。

熟成

クルボアジェの熟成に使われる樽は、なんと樹齢200年のフレンチオーク!切り出されたオークは3年かけて自然乾燥させます。ブランデー原酒を2年以上熟成させなければコニャックとして出荷することができない決まりがあるため、若いブランデーの熟成期間と同じくらいの時間をかけてオークを乾かす必要があるということですね。

クルボアジェのラインナップ

お次にクルボアジェご自慢の商品をご紹介していきます。

クルボアジェ V.S.

引用:amazon.co.jp/

クルボアジェのラインナップ中最も若い商品で、約3年~7年の熟成を経たブランデー原酒をかけ合わせて造られます。若いながらもフルーツの香りやオーク由来の味わいのバランスが取れています。

その絶妙な味わいが評価され、アメリカで行われたスピリッツのコンペティションでは受賞も果たしています。ブランドの中では比較的リーズナブルで日本でも手に入れやすいので、ブランデーに興味があるビギナーさんでも手の届く一本となっています。

 

クルボアジェ X.O.

引用:amazon.co.jp/

世界で最も上質なX.O.と呼び声が高い「クルボアジェ X.O」。腕利きのマスターブレンダーによってブレンドされた商品で、11年~25年熟成の原酒をかけ合わせて造られています。

長期熟成によってアルコールの刺激がマイルドになり、芳醇さや複雑さにもより磨きがかかっています。甘いシトラスを思わせる香りは、グランド・シャンパーニュのブドウだから成し得る芳香です。少しお値段は張りますがブランデー初心者でも受け入れやすい味わいなので、懐に余裕がある方はぜひお試しください!

 

まとめ

今回はクルボアジェについてまとめました。メーカーならではのこだわりが現代人のみならず歴史上の偉人たちをも魅了させるとは、なんだかロマンがありますね。

コニャックに挑戦しようとしている方はクルボアジェはハズせません!手が届きそうな商品から試してみてくださいね。コニャック玄人の方はレアなクルボアジェを海外で購入してみては?

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