
コレクターが欲しがるお酒「ゴーティエ」とは!?
ブランデー好きであれば、コニャックと聞いたときに5大コニャックの名前を連想するのでは?
しかし、5大コニャック以外にも注目すべきブランデーはいくつも存在します。そのひとつが「ゴーティエ」。5本の指には含まれていませんが、コレクターから根強い人気を誇っています。
今回はゴーティエがファンを魅了し続ける秘密に迫るとともに、ゴーティエの特徴的な商品もご紹介していきます。
目次
ゴーティエとは?
17世紀から続くコニャック銘柄で、ブランデー造りが盛んなファン・ボア地区にメゾンを構えています。
「DU GALT MER SUI (我、森の主なり)」をモットーにこだわりのブランデーを造っています。ゴーティエが「森の主」を名乗る理由は、昔ゴーティエ家が森のオーナーだったことに由来しています。
フランス国王だったルイ15世から王室御用達の称号を賜った誉れ高きブランドで、メゾンの精神がつぎ込まれた世界でただ一つのコニャックとなっています。
ゴーティエの歴史
ゴーティエの始まりは17世紀まで遡ります。1644年からブドウ園を営んでいたゴーティエ家は、1700年からは本格的にブランデー造りをはじめました。
1755年、ルイ15世から王室御用達の栄誉を賜ったことでゴーティエの名前は広く知れ渡り、今や世界規模の知名度を誇るメゾンにまで成長しました。
3世紀以上も前に川に据え付けられた水車小屋は今も使われています。特徴的な丸み、円熟味、複雑さ、香りのふくよかさに気を配り、優雅なひとときに浸れるコニャックを目指しながらブランデー造りに取り組んでいます。
ゴーティエの特徴
ゴーティエの最大の特徴と言えばボトルの形状です。ユニークな形をしたボトルによって収集魂をくすぐられるコレクターもいるのだとか。しかし外見以外にも注目すべきポイントはいくつかあります。
熟成に使われる樽
「DU GALT MER SUI (我、森の主なり)」という会社のモットーから伺えるように、ゴーティエは昔から森の木々と親密な関係を築いてきました。現在もゴーティエ社は森の管理を行なっていて、「森の主」としての威厳を守り続けています。
そんな大切に育てられたフレンチオークを熟成樽に使うことで、他の銘柄では味わうことができないゴーティエらしさを原酒に与えられると言われています。
熟成させる環境
ゴーティエの熟成が行われるファン・ボア地区には2つの川が流れています。そのためメゾン周辺の湿度は常に70%~80%と高い水準で保たれています。湿度が高い環境下でゆっくり時間をかけて熟成を行うことで、ゴーティエ特有の豊かさやまろやかさが生まれるのです。
面白いフォルムのゴーティエ
お次にブランデーマニアも固唾を呑むユニークなゴーティエを紹介します。
ゴーティエ フィッシャーボール
引用:楽天市場
フィッシャーボールとは海に浮かぶ「ブイ」を意味します。その名前の通り、ボール状のボトルがロープに巻かれたさながらブイのような佇まいをしています。ぱっと見ではブランデーが入っているとは想像できないのですが、ボトルの正面にはしっかり「GAUTIER COGNAC」の文字が入っています。
中にはゴーティエVSOP級のブランデーが入っています。プレゼントとしてもインテリアとしても人気のある商品です。
ゴーティエ ランタン
ランタンの電球部分がボトルになっていて、コレクターのみならずブランデーにあまり馴染みがない女子にも受けそうなデザインです。ボトルの中にはXO級のブランデーが入っています。XOはVSOPよりも長い期間熟成されているので、フィッシャーボールよりも味の深みや重厚感が感じられるでしょう。
まとめ
今回はゴーティエについてまとめました。森の主として称えられるのはもののけだけじゃなかったんですね。森を愛し、森から愛されたゴーティエは5大ブランデーにも引けを取らない銘柄となっています!
ルイ15世もお墨付きのコニャックブランデーを、ぜひ一度味わってみては?