日本ビールの始まりはいつから!?改めてビールの歴史を知ろう!

技術革新と法改正が手伝って、全国的で小規模のビール醸造所が見られるようになりましたね。またスーパー、コンビニ、ドラッグストア、レストランなどで取り扱われるため、ビールを見ない日は無いと思います。日本人の生活様式にすっかり定着したビールですが、日本におけるビールの歴史に興味がある方もいるのでは?

今回は日本のビール史を徹底解剖し、ビールの起こりから日本にビールが定着した理由についてもまとめていきます!ビール好きの方、必見ですよ!!

ビールの歴史と語源


世界規模で見るビールの起こりは紀元前4000~8000年にまで遡ると言われています。人類最初の文明と言われるメソポタミアのシュメール文明。

当時の人々が粘土板にビール造りと思われる楔形文字を記していたようで、この記録が世界全土でみるビールの起こりだと言われています。当時の製法は、乾燥させた小麦を粉にしてパンを焼き、そのパンを砕き水を加え自然発酵させるという手法でした。

ヘブライ語の「シェケール」、ギリシャ語の「シケラ」など、ビールを示す言葉は複数あるのですが、ビールの語源はゲルマン語で穀物の意味を持つ「ベオレ」ではないかと言われています。

日本ビールの起こり


日本にビールがもたらされたのは江戸時代。当時日本は鎖国下にありましたが、長崎の出島を通じてビールが日本に初上陸しました。

幕末の仙台藩士であった玉虫左太夫(たまむしさだゆう)が初めてビールを口にした日本人という記録に残っています。左太夫が遣米使節団として太平洋を航海中に、深刻な水不足に陥ってしまったようです。一滴の水を分け合う状況の中、船長から与えられたビールを飲むとたちまち使節団の喉は潤され、左太夫は「苦味なれど口を湿すに足る」と評価しました。

明治時代、鎖国が終わり西洋文化が流入すると、本格的にビールが普及するようになりました。ライフスタイルが一気に西洋化したことで、ビールを飲むシーンも増えてきたのです。特にハイカラ族がこぞってビールを飲んでいたそうです。舶来品であるビールが飲めるのは、ハイカラ族にとってある種のステータスだったのかもしれませんね。

日本でのビール醸造


日本で初めてビール醸造を行なったのは蘭学者の川本幸民(かわもとこうみん)と言われています。

上面発酵法を意味する「上泡醸法」と下面発酵法を意味する「下泡醸法」に関する記述が残されています。それぞれの発酵温度や仕込み時間、貯蔵期間が異なることなど具体的な製法が述べられているため、実験によって日本で初めてビールが醸されたのではないかと言われています。

日本にビール蒸留所が誕生したのは1869年のこと。横浜山手46番地にジャパン・ヨコハマ・ブルワリーが誕生しました。当時横浜は外国人の居留地となっていたため、横浜を中心にビール醸造所が次々と生まれました。

1870年代にはビアガーデンも登場し、ビールは徐々に日本人にとって身近な存在となっていきました。

日本にビールが深く根付いた理由

日本にビールが根付いた理由は大手ビールメーカーの発展に直結しています。

1800年代後半には立て続けに有名ビール銘柄が誕生しました。1877年にサッポロビール、1888年にはキリンビール、1890年にはエビスビール、1892年にはアサヒビールと、連鎖するように生み出されました。

このころに誕生した銘柄は、現在まで続くロングセラーとなっているものが多く、日本ビールのいしずえを築き上げた盤石なブランドと言っても過言ではありません。

近年はビールスタイルの多様化が顕著に見られ、少量でさまざまな風味やテイストを醸すことができるクラフトブルワリーが全国各地で展開されるようになりました。地域色の濃いご当地ビールが味わえるのもまた、ビールがその地域に深く根付いた理由と言えるでしょう。

日本ビールの今後


2020年10月から2026年にかけてビールの税率が段階的に変わります。最終的にビール、発泡酒、新ジャンルというカテゴリーは一本化される予定で、同じ税率がかけられるようになります。

特に本物の生ビールが好きという方には嬉しいニュースですね!発泡酒や第3のビールしか飲んでこなかったという方も、ビールを気軽に試せるチャンスとなるかもしれません。

まとめ

今回は日本ビールの歴史についてまとめました。日本史上初めてビールが飲まれたのが海の上、しかも水の代わりに飲んだとは驚きでした!ビールのコメントを残すぐらいですから相当美味しかったに違いありません。

奥深いビールの歴史を知った後に飲むビールは、一層味わい深いものになるかもしれません。ビール好きの方は歴史にもフォーカスしてみてくださいね!

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