そば焼酎の生みの親、雲海とは?

焼酎は主に甲類・乙類に分類されています。連続式蒸留によって造られた無色透明で、ピュアな味わいの焼酎は甲類。伝統的な単式蒸留を用いて造られた米・麦・芋焼酎のほか、蕎麦焼酎も乙類にあたります。

そば焼酎?あまりメジャーではないと思われがちですが、実は焼酎の国内シェアでも5本指に入る人気があります。今回は焼酎通からの支持が強いそば焼酎に注目し、その中でも「そば焼酎の生みの親」と言われる「雲海」をピックアップしてご紹介したいと思います。

そば焼酎 雲海とは


そば焼酎とは、名の通りそばを原料に造られた蒸留酒。昭和50年、宮崎県五ヶ瀬地方の特産品であるそばを原料にし、開発された「そば焼酎雲海」がそば焼酎の発祥だと言われています。

「雲海」という銘柄名は、国見ヶ丘から五ヶ瀬に見下ろす際に一面に広がる雲海の壮大な眺めにちなんだもの。五ヶ瀬の神々しい自然の美しさにあやかって名付けられたそうです。

焼酎の新しい飲み方として「水割りとロック」を提唱したのが火付け役となり、そば焼酎の名を一躍全国区に知らしめました。

クセのない飲みやすさと鼻に抜けるほのかなそばの香りが人気をうけ、販売当初200石だった製造量が今では年間4万5千石にものぼり、国内の焼酎シェアにおいて麦・いも・米焼酎に次ぐ人気を誇っています。

雲海の製造元


元祖そば焼酎として知られる雲海を製造するのは、宮崎県五ヶ瀬町に蔵を構える雲海酒造。昭和47年に五ヶ瀬酒造有限会社として創業し、そば焼酎「雲海」を世に生みだしたのち雲海酒造株式会社に商号を変更しました。

はじめは従業員8人しかいない小さな酒蔵でしたが、現在では全国に6つの蔵を持つようになり、そば焼酎に加えて「麦焼酎」「芋焼酎」「米焼酎」「貯蔵酒」のほか、ビールやワインにも幅広く手掛ける酒造にまで成長したのです。

そば焼酎の魅力


そば焼酎が高い支持をうけているのはなぜなのか。それは、そば焼酎の味わいにあります。

まだそば焼酎が誕生する前は麦焼酎などが主流でした。麦焼酎といえば、口いっぱいに広がる原料の香りが特徴で、焼酎が好きな方にとってたまらない味わいの一つですよね。しかし焼酎が苦手な方からすると、その香りはかえてマイナスになる要素でもあるのです。

ところが、焼酎苦手な方の多くは口をそろえて「そば焼酎なら飲める」と言います。なぜなら、そばを原料としたそば焼酎は軽やかな飲み口で、とにかく雑味とクセがなく、飲みやすいからです。そしていろんな料理との相性もよく、原料そばの割合次第で香りと味の変化が楽しめるのもそば焼酎の人気ポイントです!

商品紹介


雲海酒造が手掛けるそば焼酎の魅力がギュッと詰まった「酒造を代表するポピュラーな銘柄」と「全麹で仕込まれたそば焼酎」をご紹介していきます。

雲海 黒丸

雲海酒造を代表するそば焼酎「雲海 黒丸」。

本格焼酎造りにおいて不可欠ともいえる「水」は、祇園山から湧き出る弱アルカリ性の軟水を仕込んでいます。不純物がほとんどなく、仕上がった焼酎は淡泊やさっぱりとも少し違ったスッキリした味わいが楽しめます。

低温でもろみをじっくりと時間をかけて発酵をしているので、酵母が繊細なうま味を引き出してくれます。アルコール度数は25度で、ふわと広がるそばの豊かな香りにすっきりとした味わいが特徴。そば焼酎初心者の方にも飲みやすい味わいとなっています。

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雲海 全麹仕込み

日本初のそば全麹で仕込んだ本格そば焼酎。スタンダードな「雲海」の特徴を活かしつつ、全麹でアルコール度数30度に仕上げています。

黒丸瓶と比べ、そば全麹ならではの落ち着きがある香りが特徴。そば由来の甘みに、芳醇な味わいが楽しめる焼酎となっています。

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おすすめの飲み方


濃厚なコクを感じたい方はロックがいいでしょう。ロックで飲んだ場合は、冷えた焼酎が一段と爽やかさを増し、ひんやりしたのどごしが楽しめます。

清涼感を味わうなら水割り。そば焼酎の風味と香りを残しつつ、口当たりが柔らかくなります。弱アルカリ性の軟水で仕込んでいる焼酎なので、割り水は同じく軟水タイプの自然水と相性が抜群です。

ふんだんにそば風味を味わいたい方はそば湯割りという上級者な飲み方もありますよ!そば湯で割ればうま味と香りが倍増し、より一層まろやかなそば焼酎が堪能できます。

その日のご気分などに合わせて、自分に合った飲み方をぜひ見つけてみてくださいね。

蔵元見学もできますよ


雲海のそば焼酎造りの様子を無料で見学できます。
※ただし、事前に電話で予約する必要があるようですのでご注意くださいね。

詳細情報
施設名:雲海酒造株式会社五ヶ瀬蔵
住所:宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町三ケ所2164番地
TEL:0982-82-0123
開館時間:9:00〜16:00
休館日:土・日・祝日
駐車場:乗用車5台
酒蔵HP:http://www.unkai.co.jp

試飲は希望によりご対応してくださるそうですよ。

まとめ


今回は、そば焼酎「雲海」についてご紹介しました。人気を誇るわけは、クセがなく飲みやすさにあったのがわかりましたね。

そば焼酎を製造する五ヶ瀬蔵では見学と試飲も可能なので、これを機に気になる方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

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