サロンが世界最高峰シャンパンと言われる理由

特別な日を素敵に演出するのには美味しい料理とお酒は欠かせません。そんな中でも、オシャレで非日常を感じられるお酒といえばシャンパーニュ(シャンパン)ではないでしょうか。

「色々なお酒飲んできたけど、やっぱりシャンパンが好き」という方も近年ではますます増えてきていますよね。そんな数あるシャンパーニュの中で、唯一無二な形を貫いている高級シャンパーニュが「サロン」です。

今回は、「幻のシャンパーニュ」とも呼ばれる、知る人ぞ知る最高峰の高級シャンパーニュ「サロン」について、幻と言われる所以と特徴について紹介します。

サロンとは?-好きが高じて造られたシャンパーニュ

「サロン」は、無類のシャンパーニュ好きであった毛皮商の「ウジェーヌ・エメ・サロン」によって1911年に創業されました。

造り始めた当初はただ友人たちと楽しむだけのものでしたが、たちまちその品質の高さが評判を呼び、遂にはパリの有名レストランである「マキシム」のハウスシャンパーニュとして使用されることになります

当時、世界中から美食家や著名人があつまる社交場であった「マキシム」。そこで「サロン」の格別な味わいが著名人や富豪層に知れ渡ることになり、一躍他の有名シャンパーニュメゾンと肩を並べる存在となりました。

幻と言われる理由。「1」へのこだわり

「サロン」というシャンパーニュは、日本国内や普段からシャンパーニュを飲まれない方にとってはまだまだ馴染みのないシャンパーニュかもしれません。数あるシャンパーニュメゾンの中でも、「サロン」は圧倒的に流通量が少ないことで知られており、俗に「幻のシャンパーニュ」と呼ばれています。

基本的にシャンパーニュは品種のアッサンブラージュ、すなわち数種類のぶどうを集合させて造ることが原則とされていますが、そんな中でも「サロン」はメニルのシャルドネのみを使用しており、その他にも1つの村、1つの年に1銘柄という、「1」にこだわった独自の製造方法を貫いています

さらに、これらすべての条件が揃った時のみにしか発売しないという徹底ぶり。出来の悪いぶどうだった場合はその年はリリースすらされません。

また、最低でも10年の期間で瓶内熟成も行っているので、これまでの約100年間でも38ヴィンテージのみしか世に出回ることがありませんでした。他の銘柄と比べて圧倒的に生産量も少なく入手が難しいため、現在では幻のシャンパーニュと呼ばれるようになったのです。

歴代ヴィンテージ

先にお伝えしたとおり、「サロン」は高級シャンパーニュの中でも出荷量が極端に少ないことで有名です。
これまでは、およそ3年に一度ほどでリリースされてきましたが、1ヴィンテージの本数も6万本ほどとなっています。しかし、裏を返せば出荷されているヴィンテージはすべて出来が良いとも取れますね。

歴代ヴィンテージのリリースは以下のとおりです。

■サロン収穫時期
1921年、1925年、1928年、1934年、1937年、1942年、1943年、1946年、1947年、1948年、1949年、1951年、1953年、1955年、1956年、1959年、1961年、1964年、1966年、1969年、1971年、1973年、1976年、1979年、1982年、1983年、1985年、1988年、1990年、1995年、1996年、1997年、1999年、2002年、2004年、2006年、2007年、2008年。

濃厚な味わい「サロン ブラン・ド・ブラン」

シャルドネ100%のため、一見爽やかな味を想像しそうですが、「サロン」は爽やかな香りにプラスして甘みやコクもしっかりと感じられる重厚さも持ち合わせています。そのため、食事と合わせず単体でもしっかりと楽しむことができます。

おすすめとしては、リリースから最低10年以上は熟成させた品を飲んでいただきたいです。爽やかな酸味に加えて、はちみつのような甘さとバターのような上品なコクを堪能できると思います。

姉妹メゾンが造る類似品「ドゥラモット」

独自の厳しい基準にクリアできなかった年はリリースできないわけですが、ではそのぶどうたちはどうなるかと言うと、実は姉妹メゾンである「ドゥラモット」ですべて使用されています。

「ドゥラモット」は「サロン」と同じ村にあり、醸造にはサロンと同じチームが関わっているということなので、まず手軽に特徴を知りたいという方にはおすすめです。

ドゥラモット・ブリュット ブラン・ド・ブラン・ミレジメ

凝視つした果実感ときめ細やかな泡を感じられる銘柄。「サロン」はなかなか高級すぎて手が出せないという方は、まずはこちらの品で味わいの傾向を知ってみてはいかがでしょうか。

それでもお手軽なシャンパーニュより少しお値段は張りますが、「サロン」の特徴をもっとも近く体験できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。筆者はサロン、ドゥラモットともに数回程度しか飲んだことがありませんが、数あるシャンパーニュの中でも最上級の味わいを感じられる品であるのは間違いありません。

プレゼントとしても最高級の品なので、特別の人への贈り物にもいいかもしれませんね。