
焼酎の宝庫!宮崎県のおすすめ定番焼酎10選
焼酎の宝庫は宮崎県と言っても過言ではないほど、宮崎県には数多くの酒造が存在し、さまざまな焼酎を生み出しています。しかし、「なんとなくイメージはあるけど、どんな焼酎が有名なの?」と思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は宮崎県の焼酎について、特に人気が高い定番の焼酎を一挙紹介していきます。
目次
まだ知らない!?宮崎焼酎の魅力
焼酎の生産地といえば、多くの方は鹿児島県を思い浮かぶのでしょう。しかし、実は宮崎県が圧倒的な焼酎の生産量を誇っている事実を知っていますか?
日本酒造組合中央会(東京)2019年の調べでは、芋や麦、米など本格焼酎の出荷量において、宮崎県が6年連続でリードし、日本一の座に輝きました。焼酎の出荷量は12万3974キロリットルにのぼり、2位鹿児島県の出荷量9万5089キロリットルを大きく上回りました。
その人気の秘密は、原料の多さと飲みやすさにあります。宮崎県で造られる焼酎は、とにかく多種多様。芋・麦・米はもちろんのこと、「なつめやし」や「よもぎ」「トウモロコシ」…そして「そば」も群を抜いて人気を集めています。
また焼酎の多くはクセがなく、度数が低めとなっているので、初心者にも飲みやすいのが特徴。さらに、お手頃で購入できる焼酎が多いのも魅力のひとつです。
定番焼酎10選をまとめて紹介
宮崎県で造られている焼酎は無数にありますが、今回は定番焼酎となる銘柄を10選ピックアップして紹介していきます。
黒霧島
主原料:芋(黄金千貫)
度数:25度
宮崎県都城市で酒造を構える霧島酒造が醸す「黒麹仕込み」の芋焼酎。南九州で栽培されたサツマイモ黄金千貫に、地下から湧き出る天然水で仕上げています。黒麹の醸すうまさはトロリとしたあまみに、キリッとした後切が特徴。香りに癖がなく、非常に飲みやすい焼酎となっています。
甕雫 かめしずく
主原料:甘藷(宮崎紅芋)、米麹
度数:20度
天保五年から創業ともいわれている京屋酒造を代表する芋焼酎。農薬を一切使用せず、有機肥料のみで栽培した宮崎紅芋を原料の一部に使用しています。大甕で仕込まれたボトルと焼酎をひしゃくですくい上げるのが特徴。味わいとしては、気品が感じられるさわやかな焼酎となっています。
百年の孤独
主原料:むぎ
度数:40度
明治18年から創業している老舗、黒木本店が手掛けるウイスキーのような麦焼酎。麦焼酎をホワイトオーク樽で熟成後、異なる年数の焼酎をブレンドして仕上げています。これにより、ほかの麦焼酎にないオークやシガーの香りが漂い、より一層香ばしい麦の香りが堪能できます。また飲み方次第で、さまざまな味わいが楽しめる焼酎となっています。
黒木本店 麦焼酎 中々
主原料:むぎ
度数:25度
黒木本店が造る「百年の孤独」の原酒にも使われている焼酎。低温でじっくり発酵させてから減圧蒸留法で仕上げています。骨格がしっかりしており、麦焼酎の特徴である甘い穀物香に加え、キャラメルを彷彿とさせる風味が広がります。軽さの中にコクも感じられる味わいの焼酎となっています。
黒麹全量仕込み 高千穂 黒ラベル
主原料:むぎ
度数:25度
宮崎県の高千穂酒造が手がける本格むぎ焼酎の自信作。黒麹全量仕込みと減圧蒸留方式にこだわっており、割水は阿蘇白川水源に流れる天然水で仕上げています。特徴として、濃厚な風味に、マイルドな味わいが楽しめる焼酎となっています。
そば焼酎 雲海
主原料:そば
度数:25度
1973年に雲海酒造によって生み出されたそば焼酎。そば焼酎の生みの親でもあり、そば焼酎ブームをけん引する銘柄でもあります。弱アルカリ性の軟水で仕込んだ焼酎は、ほのかに鼻に抜けるそばの香りにスッキリとした甘さが特徴。雑味やクセがなく、焼酎が苦手な方でもお気軽に楽しめる焼酎となっています。
尾鈴山蒸留所 山ねこ
主原料:芋(ジョイホワイト)、米(ヒノヒカリ)
度数:25度
尾鈴山蒸留所が手作業による仕込みを徹底的にこだわった芋焼酎。自社農園で栽培したジョイホワイトという芋の品種を使用し、尾鈴山に流れる硬度の低い軟水で仕上げています。ジョイホワイトで仕込んだ味わいは、通常の焼酎よりサッパリとしており、サラリと飲めるのが特徴です。
赤鹿毛
主原料:大麦(二条大麦)
度数:25度
麦焼酎一筋の柳田酒造合名会社が造る麦焼酎。試行錯誤を重ね、独自の製法で平成16 年に開発した大麦焼酎です。無濾過で仕上げた焼酎にも関わらず、雑味がなく、麦の甘さがほんのりと感じられます。また口当たりがよく、舌にまとわりつくような旨味が堪能できる焼酎となっています。
芋焼酎 川越
主原料:芋(黄金千貫)
度数:25度
宮崎県にある小さな酒蔵、川越酒造が「若い女性でも飲める芋焼酎」をコンセプトに掲げて造った芋焼酎。朝採りした新鮮な芋を米焼酎でブレンドし、備前焼のかめ壺仕込みで醸しています。味わいは、口当たりがまろやかで清涼感ある上品な甘さが特徴。マイルドな口当たりが楽しめる焼酎となっています。
黒木本店 野うさぎの走り
主原料:米(ヒノヒカリ)
度数:37度
創業137年の歴史と伝統を持つ黒木本店による米焼酎。自社栽培のお米に加え、宮崎県産のお米のみを使用。蒸留後に長期間で寝かせたことによって、仕上がった味わいはドライでスッキリとしています。時折、スモーキーな風味とナッツのニュアンスが感じられるのも特徴です。
まとめ
今回は宮崎の定番焼酎を10選を紹介しました。
種類が豊富で飲みやすさが特徴な宮崎の焼酎ですが、まずは定番商品から試してみてはいかがでしょうか。