日本酒のようで実は米焼酎?熊本の銘酒「鳥飼」の魅力とは

みなさんは米焼酎を飲まれることはありますか?
芋や麦に比べるとあまり飲まれる機会が少ないように思える米焼酎ですが、実は世界的に産地の表示が認められた米焼酎が熊本県で造られています!

今回はそんな米焼酎の中でも「鳥飼」にフォーカスし、製造元や味わいの特徴についてまとめていきたいと思います!!

鳥飼(とりかい)とは?


鳥飼は1991年に誕生した比較的新しい銘柄で、数ある球磨焼酎の中でもメジャーな銘柄のひとつとして知られています。ブランド誕生から3年もの月日をかけて磨き上げられた鳥飼は、「吟香 鳥飼」として新たなスタートを切りました。

皇室御用達のお酒としても知られていますが、モンドセレクションで金賞を受賞するなど輝かしい功績も残しています。

球磨焼酎とは?


球磨焼酎とは、世界的に産地呼称が認められた本格焼酎のひとつで、球磨焼酎以外には鹿児島の「薩摩焼酎」長崎の「壱岐焼酎」沖縄の「琉球泡盛」があります。日本産の本格焼酎で産地を名乗っていいのは上記の4つのみとなっています。

産地呼称が認められている世界的に有名なお酒と言えばウイスキーのスコッチやアイリッシュ、スパークリングワインのシャンパン、ブランデーのコニャックなどがあります。いわば球磨焼酎は世界のそうそうたるお酒と肩を並べるJapanese SAKEとなるわけですね。

熊本県内でも有数の米どころとして知られる人吉球磨は、九州山系に囲まれていて良質な水にも恵まれています。この米と水を用いて地元で造られる焼酎のみが球磨焼酎の名を謳うことができます。現在県内では27の蔵元によってそれぞれが目指す球磨焼酎造りを行なっています。

鳥飼の製造元


焼酎「鳥飼」を製造するのは、熊本県人吉市に蔵を構える鳥飼酒造。江戸時代に創業してから400年以上もの歴史を持つ蔵元です。1800年代には焼酎以外にも醸造酒やお酢、味噌、醤油を造っていたという記録が残されていますが、現在は「吟香 鳥飼」の一本に絞り、製造を行なっています。

鳥飼酒造が目指す「本物のよい酒」を造るには、「伝統手法で造ること」「オリジナルであること」「飲み手の支持を得ること」の3つの条件が必要だと考えています。これらの条件を満たす焼酎ができるように、現在も日々研究に研究を重ねて趣向を凝らした焼酎造りが行われています。

吟香 鳥飼の特徴


「本物のよい酒」を目指して造られた「吟香 鳥飼」にはどのような特徴があるのでしょうか?

日本酒のような造り

吟香 鳥飼には精米歩合が58%になるまで磨かれたお米が麹米として使われています。日本酒の場合、精米歩合が60%以下の原料米で醸造すると吟醸酒レベルのスペックとなります。外側から40%以上磨くことで、無駄な部分を削ぎ落としより雑味のないテイストに仕上げることができるのです。

鳥飼に使われる酒米は「山田錦」や「五百万石」。さらに麹菌は黄麹が使われるなど、一般的に日本酒で用いられる原料で吟香 鳥飼が造られています。そのため鳥飼を知らずに口にした人は日本酒だと勘違いする人が多いのだそうです。

吟醸麹

吟醸麹作りは、含水率の誤差は1%以内、温度の誤差は1度以内というかなり厳しい基準の中で行われます。徹底した品質管理の下で作られる吟醸麹は、吟香 鳥飼に果実を思わせる高い吟醸香をもたらします。

自家培養酵母

鳥飼ならではのオリジナリティを出すのに欠かせないのが自家培養酵母です。鳥飼の酵母を用いることで、柔らかくクセのない味わいを生み出すことができます。

created by Rinker
鳥飼(とりかい)
¥2,255 (2021/03/08 12:51:20時点 Amazon調べ-詳細)

まとめ

今回は鳥飼についてまとめました。日本酒を造るようにして生み出される吟香 鳥飼。日本酒マニアでさえも吟醸酒と間違えるほどの洗練された味わいとなっていますので、焼酎好きの方も、日本酒通の方も一度鳥飼を味わってみてはいかがでしょうか?