旅立ちの春にふさわしいカクテル言葉を持つ3つのカクテル

「春は出会いと別れの季節」とよく言われています。この時期に環境が大きく変わり、新しい職場や新しい学校に入学する人も多いものです。

たくさんのワクワク感と少しの不安を持って踏み出す新しい一歩は、だれの心にとっても特別なもの。また、その旅立ちに際して、昔お世話になった人や、違う道を選んだ友人に思いを馳せる人もいることでしょう。

今回は、そんな旅立ちの春にふさわしいカクテル言葉を持つカクテルを、3つ紹介します。

キレ味の良い「ウォッカ・マティーニ」はカクテル言葉もそれに準じる

ウォッカ・マティーニは、ファンの非常に多い「007」に登場するカクテルとして有名です。ダンディで、魅力的で、色男という描き方をされる魅力的なジェームズ・ボンドは、若き日のショーン・コネリーが演じました。

彼の決め台詞である「ウォッカ・マティーニを、ステア(で作るのではなく)シェイクで(頼む)」というシーンはあまりにも知名度の高いものです。

【ウォッカ・マティーニ作成のための材料】
・ウォッカ50ミリリットル
・ドライベルモット10ミリリットル
・オリーブの実1個

【ウォッカ・マティーニの作り方】
1.ミキシンググラスに、氷とウォッカとドライベルモットを入れて混ぜます。
2.その後、カクテルグラスに移して、ピンで刺したオリーブを添えます。
3. ウォッカ・マティーニの完成です!

カクテルの王様ともいわれる「マティーニ」は、ジンを使って作られます。ウォッカ・マティーニはそのジンをウォッカに変えたものです。ここではオリーブの実を1個使っていますが、

・オリーブではなくレモンピールを使う。
・オリーブの実はピンには刺さない。
・オリーブの実は複数個(2~3個程度)使う。
・オリーブの実を用いない。

などのレシピもあります。

さて、このウォッカ・マティーニは、非常に強いアルコール度数を誇ります。アルコール度数は25度以上であり、アルコールの強い香りとドライベルモットのハーブの香りを存分に味わうことのできるカクテルといえます。さわやかさを覚える香りであり、ウォッカのキレとドライベルモットの辛さを味わうことができるでしょう。非常にキレ味の良いカクテルです。

また、飲んでいる最中にオリーブの実をかじることで味に飽きることもなく、最後まで楽しんで飲むことができるでしょう。
とても男性的なカクテルであり、アルコールに強い人におすすめです。

ウォッカ・マティーニのカクテル言葉は「選択」。キレ味のよいウォッカ・マティーニにぴったりのカクテル言葉だといえるでしょう。自分が思い切って選んだ選択肢が間違いではなかったと背中を叩いてくれるようなカクテルだといえます。

お酒のスープ?!変わり種といえば「ブル・ショット」~カクテル言葉は意外と優しい

「ブル・ショット」は、非常に個性的なカクテルです。「変わり種カクテル」にも分類されるものであり、カクテルにはあまり用いられない「スープ」を使っています(なお、珍しいだけで、ほかにもスープを使ったカクテルは存在します)。

この風変りなカクテルは、今から70年ほども前の1953年に、アメリカのデトロイトのレストラン「コーカス・クラブ」で生まれたといわれています。このレストランを経営するグルーパー兄弟によって作られました。また、スープを使っていることから、レストランの前菜として利用されたともいわれています。

ブル・ショットでは一般的にはロック・グラスを使って作ります。しかし「スープを使うもの」ということから、スープ・カップを使って出されることもあります。また、タンブラーを使って出されることもあります。

ここではコンソメを使っていますが、ビーフブイヨンを使うこともあります。

「ブル・ショット」の第一印象は、「スープ!」です。お酒というよりは個性的なスープを飲んでいるような味わいで、おかずのように飲むことができるのが最大の特徴です。ウイスターソースや塩、コショウを入れると、さらに「スープ」としての性格が強くなることでしょう。

珍しく驚きのあるカクテルではありますが、作ることはそれほど難しくありません。人と一緒に家で飲むときに出すと、驚きとともに迎え入れられることでしょう。

【ブル・ショット作成のための材料】
・ウォッカ30ミリリットル
・冷やしたコンソメスープ60ミリリットル
・お好みで、塩・コショウ・ウスターソース

【ブル・ショットの作り方】
1.シェイカーに氷を入れます。
2.材料をシェイカーに入れてシェイクします。
3.氷の入ったグラスに入れます。
4. ブル・ショットの完成です!

ブル・ショットのカクテル言葉は「変わらぬ日々」です。どこか郷愁を誘う茶色の外見、優しい味わい、そして個性的な味わいは、共に過ごした仲間を思い出させてくれることでしょう。間違いなく記憶に残るカクテルですから、仲間で集まったときには毎回これを出して思い出話に花を咲かす……なんていう楽しみ方もあるかもしれません。

優しい味わいに似合うカクテル言葉だといえるでしょう。

度数は13,3度。高くはありませんが、決して低くもありません。飲みやすいカクテルですが、飲みすぎには注意したいものです。

恩師に、お世話になった人に捧げるカクテル「カリフォルニア・レモネード」

「永遠の感謝」という深いカクテル言葉を持つカリフォルニア・レモネードは、飲みやすさでも人気のカクテルです。恩師やお世話になった人と一緒に楽しみたいカクテルであり、気持ちを表すのにふさわしいカクテルだといえるでしょう。好き嫌いが分かれにくいカクテルでもあるので、感謝の意味を込めて、自分が恩師にごちそうする……という使い方もできるのではないでしょうか。

カリフォルニア・レモネードは、お好みでレモンスライスを入れる場合もあります。また分量についてもレシピによって多少の違いがみられます。たとえば、シュガーシロップを半分の量にしたり、シュガーシロップではなく砂糖を使ったり、レモンジュースの分量を15ミリリットルにしたり……というものです。

少しずつ配合を変えていって、自分好みのカリフォルニア・レモネードを作ってみるのもよいでしょう。特にグレナデンシロップは個人の好みで分量を調整することをおすすめします。

【カリフォルニア・レモネード作成のための材料】
・ウイスキー45ミリリットル
・レモンジュース20ミリリットル
・ライムジュース10ミリリットル
・グレナデンシロップ5ミリリットル
・シュガーシロップ10ミリリットル
・ソーダ適量
・氷

【カリフォルニア・レモネードの作り方】
1.ソーダ以外の材料をシェイカーに入れます。
2.シェイクします。
3.氷を満たしたグラスに1とソーダを入れます。
4.カリフォルニア・レモネードの完成です!

ウイスキーを使っていますが、どちらかというと、「レモンジュースにウォッカを足したような味わい」になるのが特徴です。レモンジュースの酸味が強く辛く、シュガーシロップやグレナデンシロップの甘さはこの酸味と辛みの後ろに隠れます。そのため、甘いお酒が苦手な人でも楽しめるでしょう。

ウイスキーが苦手な人でもおいしく飲める一杯ですが、レモンジュースとライムジュースが支配的なカクテルでもあるため、「ウォッカが好きな人」には少し物足りなく感じられるかもしれません。

新しい道を歩み出すとき、そこには新しい生活への期待と同時に古巣への愛着に基づくちょっとした寂しさも存在するものです。しかし時間は戻すことはできません。そんな気持ちや時間を、1杯のカクテルに閉じ込めて楽しむのもよいのではないでしょうか。

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