
伝説のお笑い芸人も愛した竹鶴を紹介
朝ドラのマッサンや、昨年の終売のニュースで「竹鶴」という名前のウイスキーを耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
実はこの竹鶴、あの「志村けん」さんも愛飲していたウイスキー銘柄なんです。
その上、世界的なウイスキーコンテストでの受賞歴も多い人気のシリーズです。
今回はそんな「竹鶴」について蒸留所やエピソードなどをまとめて紹介していきます。
目次
そもそも「竹鶴」とは?
竹鶴は、ニッカウイスキーがつくる、ブレンデッドウイスキーの1つです。ニッカウイスキーが保有している、「余市」と「宮城峡」の2つの蒸溜所から原酒を持ち寄り、ブレンドしています。
また、グレーンを使わない、モルト100%のピュアモルトにこだわっていることが特徴です。
どんな蒸溜所でつくっているの?
竹鶴に関わる「余市」と「宮城峡」2つの蒸溜所について紹介します。
余市蒸溜所
余市蒸溜所は、北海道余市にある蒸溜所でニッカウヰスキー誕生の地です。創業者の竹鶴政孝氏がウイスキーづくりを学んだ、スコットランドに近い理想的な環境として、余市が選ばれました。寒冷な環境で湿度も十分、周りは山や海という環境は日本の「ハイランド」とも表現されています。
また、レストランや売店などが併設されていて、蒸留所の見学も可能なので、観光にも人気です。
宮城峡蒸溜所
宮城県仙台市にある蒸溜所です。余市蒸溜所が「ハイランド」と言われるのに対して、宮城峡蒸溜所はスコットランドにおける「ローランド」と表現されます。
最大特徴は「カフェ式連続蒸溜機」という蒸溜機を稼働させていることです。カフェ式連続蒸溜機は、生産効率が一般的な蒸溜機に比べて劣りますが、原料の味わいが活かしやすいと言われています。原酒不足は叫ばれるウイスキー界で世界的に見ても希少な蒸溜機となっています。
志村けんが愛したウイスキー
2020年新型コロナウイルスの影響により他界された、志村けんさん。日本のお笑い文化を創った1人です。そんな志村けんさんが愛したウイスキーの1つが「竹鶴21年」。
長年お酒を嗜まれていたので、こだわりの飲み方もあったようで、以前テレビ番組に出演されたときに紹介されました。
飲み方は、「三層」がポイントとなっています。「ソーダ」、「ウイスキー」、「ソーダ」の順に注いで「混ぜない」で完成となります。この方法だと、味の変化を楽しめることはもちろん、ソーダが最後に入るため炭酸強めの飲みやすいハイボールに仕上がります。
お酒は弱いけどいろんなものを飲みたいという人には面白い飲み方かもしれません。
竹鶴のラインナップ
続いて竹鶴の商品の一部紹介します。
竹鶴ピュアモルト
長期熟成の竹鶴が終売する中、リニューアル発売された竹鶴のノンエイジ。
価格も比較的にリーズナブルで、竹鶴のニュアンスを試してみたいという方にオススメの1本です。
竹鶴21年
志村けんさんが良く飲んでいた21年熟成の竹鶴。国際的なウイスキーコンテストで金賞や最高賞を複数回を受賞するなど、世界でも人気の1本です。しかし、現在は販売を終了しているので入手は困難で、値段も終売以前に比べて高騰しています。
竹鶴25年
年間数量限定で発売されていた25年熟成の竹鶴。こちらも販売が終了しているので、価格は高騰しています。しかしの希少性や「秀麗」と表現される他のウイスキー圧倒する余韻は飲む価値ありの逸品です。
余市,宮城峡セット
竹鶴の元になっている余市蒸溜所と宮城峡蒸留所のシングルモルトのセット。竹鶴を飲んで、ニッカウヰスキーに興味を持ったらぜひ飲んで欲しい2本です。単に混ぜ合わせても竹鶴にはならないのは、ウイスキーの奥深さが良く分かるのも面白いポイントかもしれません。
まとめ
今回は竹鶴について紹介させていただきました。原酒不足も相まって、終売になり入手が困難なウイスキーですが、大人気のジャパニーズウイスキーです。
志村けんも愛したウイスキーをぜひ一度味わってみては?