日本を代表する佐賀の銘酒「鍋島」はどんなお酒?

「佐賀の名酒」と聞いてピンとくる方は少ないかもしれませんが、「鍋島」という銘柄を知る方は多いかと思います。

九州地方は焼酎造りが盛んな地域ではあるものの、実は日本が世界に誇る日本酒も造られていました。

今回は鍋島にフォーカスし、銘柄の誕生に至った経緯や他の酒造では見られないこだわり、さらに一度は飲みたいおすすめの商品をいくつかピックアップしてご紹介します!

鍋島とは?

「鍋島」とは1998年に誕生した日本酒銘柄のこと。1997年にリリースされた「富久千代 天」は鍋島の前身となる商品で、仮ラベルとして販売されていました。

他社の古株のブランドと比べると圧倒的にキャリアは浅いものの、全国的に多くのファンを持つほど著名な銘柄となりました。

ちなみに「鍋島」という名前は一般公募で決められたそうで、江戸時代の長きにわたり佐賀藩を統治していた「鍋島家」に由来しているのだとか。

地方の鑑評会のみならず日本国内で最高峰と言われる全国新酒鑑評会、また世界規模で行われる大会で多くのタイトルを受賞しています。国内外で高く評価されている鍋島は今や日本を代表する名酒のひとつとなっています!

鍋島の製造元

日本酒「鍋島」を製造するのは佐賀県鹿島市に蔵を構える富久千代酒造。大正期から100年ほどの歴史を持つ蔵元で、有明海からほど近い場所に立地しています。

富久千代酒造が目指すのは「やさしく五感を刺激する自然体のお酒」。この味わいを表現するために、選りすぐりの米と地元の水を使ったお酒造りを行なっています。

蔵の規模はさほど大きくはありませんが、ここ20年で日本のみならず世界中に多くのファンを持つメジャーな酒造にまで発展を遂げました。

鍋島誕生までの歴史

富久千代酒造が産声をあげたのは大正末期のできごと。

創業当時は「盛寿」という社名でしたが、戦後に現社名である「富久千代酒造」に改めました。この社名には「千代に栄えて福来たる」という意味が込められています。

かつて製造していた日本酒銘柄には「富久千代」と「泉錦」がありましたが、現在は「鍋島」のみの製造に絞っています。

実は鍋島誕生のきっかけとなった出来事が1987年に起こった酒類免許の緩和です。日本酒の取り扱いが簡単になったことで、全国のスーパーなどで安いお酒が簡単に手に入るようになりました。

消費者にとって喜ばしく思えた規制緩和でしたが、この流れに頭を抱えたのはこだわってお酒を造る地元の造り酒屋でした。どれだけ美味しいお酒を造っても安さには敵わず、倒産してしまった酒造も少なくはなかったそうです…。

そんな逆境の中、立ち上がったのが富久千代酒造!
品質第一のお酒造りをモットーに、地元の酒屋さんと「地元で愛され、地元を代表するお酒」の開発に励みました。

そして1997年、鍋島の前身となる「富久千代 天」が誕生しました。
仮でつけられた「富久千代 天」は、翌年の1998年に公募で「鍋島」と銘柄名が改められました。

2000年代に入ってからは多くのコンペティションで数々の賞を受賞したため、知名度は全国区となりました。さらに世界規模の最高権威とされるインターナショナル・ワイン・チャレンジなどの大会においては、2011年からほぼ毎年のように受賞を受けていて、受賞の常連として名を連ねています。

飲んでおくべき鍋島3選!

鍋島は豊富なラインナップとなっていますが、その中でも鍋島を知る上で避けては通れないマストアイテムをピックアップしてご紹介します!

鍋島 大吟醸

インターナショナル・ワイン・チャレンジ日本酒部門において最高賞である「チャンピオン・サケ」に輝いたことがある一本!酒米の王様として知られる「山田錦」の中でも、特に品質が良い特A地区のものが使われています。

酒米が35%になるまで贅沢に削られて造られた逸品なので、お酒好きの方はマストでチェックしておきたいところです。

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鍋島 特別純米酒

鍋島ブランドの中でも有名な一本。上品な香りと透明感を兼ね備えたキレのある辛口テイストです。芳醇さが売りの鍋島ですが、特別純米酒はどちらかというとクリアなタイプとなります。

食中酒としても楽しめますので、有明海でとれる魚介類と一緒に飲んでみては?

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鍋島 純米吟醸 雄町

岡山県赤磐産の酒米「雄町」を使用した一本で、雄町の大ファンである「オマチスト」も固唾の純米吟醸酒です。雄町ならではの濃厚な旨味がありますが、キレのある後味も特徴です。

火入れしていない生酒バージョンもあるので、両方試して雄町の世界に触れるのもいいですね。

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まとめ

今回は鍋島についてまとめました。

著名すぎるインディーズとしても知られる鍋島ですが、需要が高い割には小規模で生産を行なっているので、あまりお目にかかることがありません。その希少性の高さから「幻の酒」と言われることもあるのだとか!

鍋島が目に入ったら即キープした方が良いかもしれませんね。