グラッパとは?特徴と味わいについて

イタリアンレストランのメニューで見かけることがある「グラッパ」。とにかく度数が高いという印象が強いため、初心者が注文するにもかなりの勇気がいりますよね?

しかしイタリアでは、意外な方法でグラッパが飲まれていました!

今回はグラッパについて深掘り!特徴、味わい、変わった飲み方についてわかりやすくまとめていきたいと思います!!

グラッパとは

グラッパは、ワインを造った後に出てくるブドウの搾りかすを原料に造られる蒸留酒のことで、かす取りブランデーのひとつです。

EUの法律において「グラッパ」を名乗れるのは、イタリア産で造られたブドウの搾りかす蒸留酒のみと明確に定められています。

蒸留酒とはワインやビールなどの醸造酒を加熱し蒸留させ、よりアルコールの純度を高めたお酒のことを言います。

グラッパのアルコール度数は30~60%と幅広く、本場イタリアでは一般的に食後酒として飲まれています。

ちなみにフランスでも同じ類の蒸留酒が造られていますが、グラッパではなく「マール」と呼ばれています。

グラッパの歴史

グラッパがいつ誕生したのかは定かになっていませんが、10世紀ごろにはもう飲まれていたと言われています。

グラッパ誕生のきっかけとなったのはワインでした。

当時ワインは上流階級しか飲むことができない高級品で、ブドウを栽培している農民ですら自分のブドウで醸されたワインを飲むことができませんでした。

そこで貧しい農民たちは、廃棄される運命にあったワインの残渣を原料として利用し、農民なりの新たなお酒を生みだしたのです!(なんか健気…)

いつしかそのお酒は「グラッパ」と呼ばれるようになり、ヨーロッパ全土で広く愛されるお酒となりました!
現在はヨーロッパのみならず、アメリカやロシアでも飲まれています。

実は種類がたくさん

ひとくちにグラッパと言っても多くの種類が存在しています。度数はまちまちですが、どんな特徴を持っているかに焦点を当ててお気に入りの一本を探してみては?

若いグラッパ

グラッパの中でも最も多いタイプで、無色透明をしています。蒸留後にガラス、またはステンレスタンクで6か月以上熟成させて造られます。

若いグラッパならではの爽快な味わいは9~13%ぐらいまで冷やして飲むのがおすすめですよ!

熟成グラッパ

長期熟成を経て造られるタイプで琥珀色を帯びています。樽熟成されたものは全体の1%程度とかなり希少なグラッパです。

熟成期間が長ければ長いほど色が濃くなり、味わいもまろやかになります。「グラッパ・リゼルヴ」や「ストラヴェッキア」と表記されています。

グラッパ・アロマティカ

香り高いタイプのグラッパ。特に芳香性に優れたブドウ品種、トラミネール種やモスカート種などの搾りかすが原料として使われています。

熟成方法や期間の指定はありませんが、とにかく持続力ある香りが特徴です。

グラッパ・アロマッティザート

さまざまな風味が味わえるタイプのグラッパ。グラッパ・アロマティカとは違い、フルーツやハーブなどの植物成分が加えられています。

グラッパ・モノヴィティーニョ

原料の85%以上を、単一ブドウ品種の搾りかすが占めています。グラッパ・モノヴィティーニョの中でも特にノニーノ社の商品が有名で、高級なグラッパとして名を馳せています。

本場イタリアでの飲み方

王道のストレートで飲む方法もありますが、本場イタリアでは少し変わった飲み方もあります。

エスプレッソ割り

グラッパの飲み方にエスプレッソで割る手法があります。

淹れたてエスプレッソに砂糖を加え飲み干し、飲み干したカップにグラッパを入れて飲む方法をレゼンティンと言います。また、エスプレッソに砂糖とグラッパを適量入れて飲む方法はカフェ・コレットと呼ばれます。

ティラミスなどのデザートにちょい足し

イタリアンレストランでは、デザートとしてティラミスを置いているところもあります。筆者は以前、某有名ファミリーレストランでティラミスにグラッパをかけて、大人のデザートとして食べる強者を目撃しました。(液状化してましたが…)

ティラミスのみならずバニラアイスや他のデザートにかけても美味しく頂けるようです♪

おすすめのグラッパ

お次にみなさんにお試しいただきたい銘柄をご紹介します!

グラッパ・モノヴィティーニョ・シャルドネ・ビアンコ

引用:amazon.co.jp/

製造元はノニーノ社。ニュータイプグラッパのパイオニアとして有名です。1897年に産声をあげた会社で、「グラッパ革命」を起こした革命児とも言われています。

「モノヴィティーニョ・シャルドネ・ビアンコは、厳選されたシャルドネの搾りかすをステンレス発酵させ、6ヶ月以上熟成を経て日の目を見る商品です!青リンゴのような若々しい香りと焼き立てのパンのような芳ばしさが感じられます。

商品データ
ブドウ品種 シャルドネ
タイプ モノヴィティーニョタイプ
アルコール度数 41%

 

ジュリア グラッパ・ディ・シャルドネ

引用:amazon.co.jp/

製造元は最高品質のグラッパを造るベルタ社。バチカン市国御用達のハイクラスの企業です。

「ジュリア グラッパ・ディ・シャルドネ」はオーク樽で10~12ヶ月もの間熟成して出回ります。樽熟成ならではの琥珀色を帯びていて、強いクセをダイレクトに感じることがありません。グラッパビギナーでも比較的飲みやすい商品です!

商品データ
ブドウ品種 シャルドネ
タイプ 熟成グラッパ
アルコール度数 40%

 

おわりに

今回はグラッパについてまとめました。

意外と奥が深いグラッパ。次にグラッパを見かけたら、コーヒーやティラミスと一緒にオーダーしてみては?お酒慣れしていない方は、まず低アルコールのものからお試しくださいね♪

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