
お酒が美味しくないと感じる理由と克服する8つの方法
お酒の美味しさが分からない、と感じる人もいるのではないでしょうか?
「まずいし苦手」
「お酒を美味しく感じない」
「美味しくないけど酔いたい」
お酒が美味しくないと、せっかくの飲み会の場でも、いまいち楽しめませんよね。
そこで今回は、お酒が美味しくないと感じる理由と克服する方法をまとめて紹介します。お酒を美味しく飲みたい人はぜひ参考にしてみてください。
目次
お酒が美味しくないと感じる理由
まずはお酒が美味しくないと感じる理由を紹介します。
アルコール特有の味や香り
アルコール特有の味や香りを受け付けないという人もいます。アルコールの種類にもよりますが、苦味や癖の強いもあるからです。
特に味覚が敏感な人は、アルコール臭さを覚え「美味しくない」と感じてしまうのです。
お酒の場が苦手
お酒の場が苦手だと、お酒を美味しく感じられません。
なぜなら、上司へ気を遣ったり、気の乗らない飲み会に参加していたりすると、気持ちが落ち込んでしまい、料理やお酒を楽しむ余裕がなくなってしまうからです。
ドイツのユリウス・マクシミリアン大学の研究でも、「人の味覚は気持ちの影響を受けやすい」という結果が出ています。
この研究では、被験者に「楽しい動画」「悲しい動画」「退屈な動画」を視聴させ、食事をしてもらう実験を行いました。その結果、楽しい動画を見た被験者は、苦味や脂っこさ、酸味などを正確に判断できないことが判明。
要するに楽しい場にいれば、お酒の苦味を緩和できるということです。逆に楽しくない場にいると、味や香りを正確に判断してしまい、お酒の苦味や香りが気になってしまいます。
お酒が美味しくないと感じている人は、周りの影響を受けているのかもしれません。
お酒が苦いのは「味蕾(みらい)」が関係している
味覚には塩味・甘味・酸味・うまみ・苦味の5種類があります。
お酒が苦手な人は、ビールを飲むと強い苦味を感じることはありませんか?
コーネル大学のバージニア博士の研究によると、「人間は塩味を感じる受容体が2つなのに対し、苦味を感じる受容体は25もある」という発表をしました。
特に味蕾が多い人は苦味を感じやすく、苦味のあるお酒が苦手な傾向があります。ビールが苦手な人は、人よりも味蕾が多いのかもしれません。
体調が悪い
体調が悪い時にお酒を飲むと「まずい」と感じること時があります。
人間の体は弱ると、体力を回復するために、悪いものを排出しようとします。
そのため、回復の妨げになるお酒を飲むと、体が受け付けず「美味しくない」と感じてしまうのです。体調が悪い時は、お酒を避けた方がいいでしょう。
おつまみとの相性が悪い
お酒にはおつまみがつきものですが、相性が悪いとお酒の味を損なってしまいます。
例えば、ワインと魚卵(いくら、数の子など)は、相性の悪い組み合わせとして有名です。ワインの風味を打ち消してしまい、魚介の生臭さだけ残ってしまいます。
その他にも、日本酒に脂っこい唐揚げや焼肉が合わせにくいなど、相性の悪い組み合わせは多数存在しています。
好みのお酒に出会えていない
単純に自分好みのお酒に出会えていない可能性も考えられます。
本当は辛口のお酒が好みなのに、甘いお酒ばかり飲んでいると「お酒って美味しくないんだな」と感じるようになります。
好みのお酒に出会えていない人は、お酒を美味しいと感じられません。
お酒の飲みづらさを克服する方法
それではお酒の飲みづらさを克服する方法を紹介します。
チューハイやカクテルから始める
アルコールの味や香りが苦手な人は、飲みやすいチューハイやカクテルから始めてみましょう。
スーパーやコンビニでは、アルコール度数が低い「ほろよい」などのチューハイも販売されています。
居酒屋でも「アルコール少なめで」と注文すれば、リキュールの割合を減らしてくれます。
まずは少量のアルコールに慣れることから始めてみてください。
飲みやすい銘柄を試す
お酒の種類によっては飲みやすい銘柄も存在します。
ビールが苦手な人でも、苦味を抑えたフルーティー系や白ビールなら飲めるかもしれません。
またビールを飲みたいなら、発泡酒への切り替えもおすすめです。発泡酒はビールよりも麦芽使用率が少なく、薄味で苦味も強くありません。
日本酒やワイン、焼酎にも飲みやすい銘柄は存在しますので、まずはそこから始めてるみことをおすすめします。
正しい飲み方を知る
正しい飲み方を知れば、お酒のポテンシャルを最大限に高められます。
なぜなら、お酒にはそれぞれ美味しい飲み方が存在するからです。
例えば、赤ワインを飲むときの適温は、フルボディ15~18℃、ミディアムボディ14~16℃、ライトボディ9~12℃だと言われています。
しかし、キンキンに冷やして飲んでしまったり、暑い日に常温のまま飲んでしまったりすると、美味しく感じられません。
お酒を飲む前は、どんな飲み方が良いのか調べておくとよいでしょう。
仕事を頑張った時に飲む
仕事を頑張った時に飲むお酒って美味しいですよね。
これには根拠があり、人間はストレスが溜まると味覚が鈍り、苦味を感じにくくなるからです。また苦味成分は、ストレス軽減に効果があると言われています。
仕事を頑張って適度にストレスが溜まっている状態なら、お酒を美味しいと感じられるかもしれません。
何度も飲んで慣れる
お酒がまずいと感じる人は、何度も飲んで舌を慣れさせてみましょう。
人間の脳は、苦味を毒だと感じて排除しようとしますが、何度も飲んでいると、安全なものと判断します。
少量でもいいので飲む頻度を増やし、お酒に慣れることを心がけてみてください。
楽しめる場で飲む
楽しめる場なら、お酒も美味しくなります。
先ほど紹介したユリウス・マクシミリアン大学の研究の「人の味覚は気持ちの影響を受けやすい」で紹介した通り、楽しい気持ちでいると、苦味を感じにくいという結果が出ています。
お酒が苦手な人は、友達や家族など楽しめる人とお酒を飲んでみてはいかがでしょうか。
グラスを変えてみる
お酒を美味しく飲むなら、適したグラスを選びましょう。
例えば、ワイングラスはブドウ品種や産地によってグラスが異なります。これはワインの香りや口に入る速度、流量を計算して一番美味しく感じるものを開発しているからです。
コンビニやスーパーのワインを、コップで飲んでいる人もいますが、きちんとワイングラスに入れるだけで、味や香りが変わります。
同じように、ウイスキーはウイスキーグラス、日本酒はお猪口、といったようにお酒に適したグラスを使ってみましょう。
無理に飲まない
お酒が好きでないなら無理に飲む必要はありません。
最近はお酒を強要する文化もなくなり、飲み会でもアルコールを飲まない人が増えています。
お酒を無理に飲んで体調を崩すくらいなら、最初から飲まないという選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。
お酒苦手だけど酔いたい気分の時はどうする?
お酒が苦手だけど酔った気分を味わいたいこともあるでしょう。
そんな時はお酒を少量だけ飲み、軽く体を動かすことをおすすめします。体を動かせば、血流が良くなり、酔いが回りやすくなるからです。
ただし激しい運動は体調不良の原因になりますので、十分注意してください。
まとめ
今回はお酒が美味しくないと感じる理由と、克服する方法をまとめて紹介しました。
人間の体の仕組みと正しい飲み方をしれば、お酒を美味しく感じられます。それでも苦手な人は無理に飲む必要はありません。
それでは本記事を参考にお酒との付き合い方を考えてみてくださいね。