今さら聞けないバーの種類やバルとの違い、注意点などを解説

バーはお酒を楽しむ場所ですが、それ以外にも新しい出会いや雰囲気を楽しむなど、大人の社交場としても利用されています。

近年では、さまざまな種類のバーが誕生しており、立ち飲みや食事ができるバーもあるのです。

そこで、今回はバーの種類や種類ごとの注意点などを解説します。

バーとは?

バーとは、バーテンダーによる接客やお酒の提供を行うお店のことです。席はカウンターのみという店舗も多く、ドラマの描写などからお酒を楽しみながらマスターと話をする場といったイメージを持つ方も多いでしょう。

バーは国によって呼び方やスタイルが変わります。アメリカでは日本と同じスタイルで「バー」と呼ばれていますが、イタリアでは「バール」と呼ばれ、カフェのようなスタイルが一般的です。

スペインでは「バル」と呼ばれており、昼間はカフェで夜間が酒場のようなスタイルとなっています。

バーの語源は諸説ありますが、お客が酒樽から無断でお酒を注ぐのを防ぐために、バー(横木)で遮ってカウンターにしたことがはじまりという説が有力なようです。

バーの種類とそれぞれの特徴

バーの種類

広く種類がありますが、おおよそバーは以下の5つに分けられます。

・オーセンティックバー
・ショットバー
・スタンディングバー
・ダイニングバー
・コンセプトバー

時代の変化や顧客ニーズにあわせてさまざなスタイルのバーが誕生しており、楽しみ方も豊富です。ここでは、バーの種類とそれぞれの特徴について紹介します。

オーセンティックバー

カウンターがある一般的なスタイルのバーが「オーセンティックバー」です。ドラマや映画でカランっとロックやカクテルを飲んでいるイメージがあるかもしれません。高級ホテルなどでも取り入れられているスタイルで、格式が高く大人の振る舞いが求められます。

バーカウンター越しに、技術を持ったバーテンダーが注文にあわせてお酒を作ってくれますが、お酒を楽しむことがメインとなるため、お店の方との会話は少なくなるでしょう。

お酒の質問など自然にはじまる会話やマスターから声をかけられて談笑をする分には問題ありませんが、積極的に話しかけるのはバーの雰囲気を壊す可能性もあるため、注意が必要です。

また簡単なドレスコードが設けられている場合が多くあります。バーによって異なりますが、行ったことがないお店に行くときは襟がある服装の方が無難です。

ショットバー

「ワンショット」が語源となっており、1杯ずつ注文するスタイルのバーが「ショットバー」です。

「ショットバー」は、「オーセンティックバー」に比べて、カジュアルで気軽に立ち寄りやすく、バー初心者の方も気兼ねなく楽しめる場合が多いです。

精算方法も後からまとめて支払うものから、注文ごとに支払う「キャッシュ・オン・デリバリー」と呼ばれるスタイルを採用しているお店など違いがあります。

スタンディングバー

近年、急速に店舗数が増えている立ち飲みスタイルのバーが「スタンディングバー」です。座席があるバーと比較すると店舗面積が狭く、多くお客を収容できます。

帰宅前にフラッと立ち寄れる気軽な店舗が多いのが特徴です。立って飲むというスタイル上、お店の回転率がよいのも「スタンディングバー」ならではといえます。

立ち飲みスタイルでお客さん同士が気軽に話せるのも魅力の1つであり、「ショットバー」をさらにカジュアルにしたスタイルといえるかもしれません。

ダイニングバー

「オーセンティックバー」や「ショットバー」などは、軽いおつまみが提供されるのに対して、「ダイニングバー」は食事をしっかりと楽しめるスタイルのバーです。

食事しながらお酒を飲みたい若者を中心に人気のバーで、少人数~大人数の他、女子会などでも利用されており、幅広い客層から支持を得ています。

美味しいお酒を楽しみながら食事を楽しみたいという方には、ピッタリのバーといえるでしょう。

ちなみに、日本の居酒屋と混同しがちですが、ダイニングバーの方がより料理メインで、居酒屋はお酒メインであると分けられる場合が多いです。

コンセプトバー

専門ジャンルに特化したスタイルのバーが「コンセプトバー」です。ワインや日本酒、ハイボールなどに特化したバーなども、この「コンセプトバー」に該当します。

中にはゲームを楽しめるゲームバーや映画をイメージした酒を提供しているバーなどもあり、自身の趣味嗜好に合うコンセプトバーを探してみても面白いでしょう。

店舗ごとのテーマに沿った体験ができるからこそ、それに共感する人との新たな出会いもあるかもしれません。

「バル」と「バー」の違いは営業時間

5つのバーを抑えたところで、類似する「バル」についても少し触れておきましょう。

まず「バー」と「バル」の大きな違いは営業時間です。

「バー」は夜間のみの営業、「バル」は昼も夜も場合によっては朝も営業しているという違いがあります。

これは「バル」が発祥した南ヨーロッパの外食文化に基づいたものです。南ヨーロッパでは、どの時間でもお酒や食事を楽しみます。また「バル」にはカフェとしての要素が強いので、朝はコーヒー、夜はお酒という楽しみ方も少なくありません。

イメージするなら、日本の喫茶店が夜にお酒も提供するような感じですね。

そのためスタイルも、ダイニングバーや居酒屋に近いカジュアルなものがほとんどです。

バーで気を付けたい注意点

さて、初めてバーに行くなら気を付けたいことは大きく4つの点を紹介していきます。

カジュアルなバーであれば、一般的に問題は少ないですが、「オーセンティックバー」や「ショットバー」では、注意点がいくつかあります。それぞれの注意点について詳しくみていきましょう。

話し声のボリュームに注意する

バーはお店の雰囲気や大人の会話をしながら、お酒を楽しんでゆっくりとした時間を過ごす場所であり、話し声のボリュームに注意しなければなりません。特に酔っぱらうと人は声が大きくなるので注意が必要です。

また、乾杯する際にグラス同士を「カーン」とあわせて大きな音を立てるのも良いとはされません。

その他、あまり隣のお客に声をかける行為も嫌われる場合があります。雰囲気を見てから判断したほうが良いでしょう。

酔み過ぎ

酔いすぎは、お店や周りの利用客に迷惑がかかります。バーは大人が落ち着いた雰囲気でお酒を嗜む社交の場です。飲み過ぎには注意しましょう。

バーを利用する場合、普段以上に飲む量やペースをしっかりとコントロールして、節度ある飲酒を心掛けましょう。

ラフな服装では入店できない場合もある

最近は多くないものの、短パンやTシャツ、サンダルなどのラフな服装の場合は入店できないお店もあるので注意してください。

特に、ホテルバーなどではスーツとネクタイが必須となるドレスコードが存在する場合があります。

ドレスコードの指定がない場合でも、ジャケットを羽織るなどお店の雰囲気にあった服装を意識するといった配慮が必要です。

大人数で来店するのは基本NG

バーはカウンター席のみの場合が多く、大人数での来店はおすすめできません。さまざまなバーがあるもの、一般的には3人くらいが目途です。

店舗によってはテーブル席が設けられている場合もありますが、少人数でゆっくりと楽しめるように設計されているのほとんどです。大人数で楽しみたいという場合は、「ダイニングバー」を利用するようにしましょう。

まとめ

バーといえば、カウンター越しでお酒を嗜む「オーセンティックバー」のイメージが強いかもしれません。しかし、お酒の種類が増えたことや時代の変化、顧客ニーズの多様化によって、さまざまな種類のバーが誕生しています。

イメージ通りのバーでゆっくりと楽しみたいのであれば、「オーセンティックバー」「ショットバー」へ来店するとよいでしょう。また、気軽に楽しみたい場合は「スタンディングバー」「ダイニングバー」をおすすめします。

バーを利用する場合はそれぞれのスタイルを正しく理解した上で、来店するようにしてみてください。