4大スピリッツの特徴や歴史を解説!おすすめの銘柄も紹介

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4大スピリッツである「ジン」「ラム」「ウォッカ」「テキーラ」。
よく耳にするスピリッツですが、なんとなく飲んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は4大スピリッツの特徴や歴史、代表的な銘柄を解説していきます。この記事を読めば、さらにお酒が楽しく飲めるようになりますよ。

スピリッツとは?

スピリッツは「度数が高そうなお酒」「カクテルに使われる」といったイメージがありますよね。正確にいうとスピリッツとは「蒸留酒全般」を指す言葉です。

蒸留酒と聞くと焼酎やウイスキーなども含まれそうですが、日本の酒税法では「焼酎」「ウイスキー」「ブランデー」以外の成分が2%未満の蒸留酒は、スピリッツと分類されています。

また「蒸留酒ってなに?」と感じている人もいるでしょう。
簡単に説明すると、「アルコールを加熱して蒸留し、アルコール度数を高めたお酒」が蒸留酒。

今回紹介する「ジン」「ラム」「ウォッカ」「テキーラ」は、カクテルの材料として使わることが多く、世界中で親しまれているスピリッツです。

ジン(Gin)

ジン(Gin)について解説をします。

ジン(Gin)の特徴

ジン(Gin)とは、大麦やライ麦、ジャガイモなどを原料とした蒸留酒です。蒸留をする時に、薬草成分「ボタニカル」を加えて造られるのが特徴で、最近では個性的なボタニカルを使用した「クラフトジン 」も人気を集めています。

ジンは日本人にも馴染み深く、「ジントニック」や「ジンライム」など、居酒屋で定番のカクテルの材料として使用されることが多いです。

ジン(Gin)の歴史

ジンの歴史は1660年まで遡ります。オランダのライデン大学医学部教授、フランシスクス・シルヴィウスが発明した解熱・利尿用のお酒「イェネーバ」が始まりです。

利尿作用のある薬草をアルコールに浸して蒸留。医療用として使われていましたが、味わいや香りがいいと話題となり、日常的に楽しまれる蒸留酒となりました。

また「イェネーバ」は「ジュニエーブル」の名で広まり、イギリスに渡ると短縮して「ジン」と呼ばれるように。当時のジンは雑味があり糖類が加えられていましたが、蒸留技術が発達し、「ロンドン・ドライ・ジン」が誕生します。

その後、世界中に広まり、日本でも人気のスピリッツとなりました。

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ジン(Gin)の代表的な銘柄

ジン(Gin)の代表的な銘柄を紹介します。

ボンベイ・サファイア

爽やかな青のフォルムが特徴的で、世界で最も有名なドライジンです。10種類のボタニカルを使用し、フレッシュで華やかな味わいが特徴。トニックウォーターと相性が良いので、ジントニックにして楽しんでみてください。

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ビーフィーター

ロンドンが発祥のドライジンです。ラベルにはロンドン塔を守る近衛兵が描かれており、日本のスーパーやコンビニでも、よく見かける銘柄。

キリッとした飲み口と柑橘系のフレーバーで、爽やかなカクテルを作るときに重宝されています。

ジントニックやギムレットなど、スッキリ系のカクテルで楽しんでみてください。

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ウォッカ(VODKA)

ウォッカ(VODKA)について解説をします。

ウォッカ(VODKA)の特徴

ウォッカ(VODKA)はジンと同様に大麦やライ麦、ジャガイモなどを原料として造られる蒸留酒です。

違いは蒸留方法で、ウォッカは蒸留した原酒を白樺の炭でろ過します。そのためクセが少なく、アルコール臭を除けば、ほぼ無味無臭です。

不純物がほとんど混じらないため、ウォッカはスラヴ語で「水」を意味しています。

「スクリュードライバー」や「ソルティドッグ」、「モスコミュール」など、日本人にも馴染みのあるカクテルの材料として使われることが多いです。

ウォッカ(VODKA)の歴史

ウォッカの歴史は諸説あります。発祥と言われるロシアとポーランドでは、「自国が発祥だ」と揉めていましたが、1982年、国際調停裁判所はウォッカの起源をロシアと認定しました。

歴史上では12世紀ごろからロシアで飲まれていたという文献が残っており、ヨーロッパで最初にできた蒸留酒として知られています。

ロシアで最初にウォッカが登場したのは1386年、ジェノアの大使によって、ブドウを原料とした蒸留酒が紹介されたのが始まりです。当時は「命の水」とも呼ばれ、イギリスやアイルランドにも伝わり、年月を経てウイスキーとなりました。

18世紀になると「白樺の活性炭で濾過する」という製法が確立し、クセが少なく飲みやすい蒸留酒としてウォッカが確立。世界中で飲まれるスピリッツとして知られるようになりました。

ウォッカ(VODKA)の代表的な銘柄

ウォッカ(VODKA)の代表的な銘柄を紹介します。

スミノフ

スミノフは、世界NO.1ウォッカブランドとして知られています。3回の蒸留の後、白樺活性炭で10回濾過。その後、1滴の濾過に8時間以上もかけて濾過し、これを10回繰り返します。かなりクリアな味わいなので、カクテルの材料として人気です。

スカイ(SKYY)

スカイは発明王のモーリス・カンバー博士が、1992年に発明したウォッカです。ブルーのボトルは、コンビニやスーパーで見たことがある人も多いのではないでしょうか。クリアな味わいで、ジンジャーエールやトニックウォーターなど、シンプルな割材と相性が抜群です。

テキーラ(Tequila)

テキーラ(Tequila)について解説をします。

テキーラ(Tequila)の特徴

テキーラは、竜舌蘭(りゅうぜつらん)と呼ばれる植物を原料とした蒸留酒です。竜舌蘭は200種類以上あり、一部の品種のみを使用し蒸留酒が造られます。

ちなみにテキーラは、メキシコの指定地域で生育した竜舌蘭を51%以上使用しなければ名乗ることはできません。

また「度数が高い」というイメージがありますが、アルコール度数は35~55度で、ウイスキーとさほど変わらないです。

おすすめの飲み方はストレート。まずは香りや甘みを味わってみましょう。アルコールが気になる方は、ジンジャーエールやトマトジュースで割っても美味しく飲めますよ。

テキーラ(Tequila)の歴史

テキーラの歴史は諸説あります。一番有力なのが、シエラマドレ山脈で山火事で竜舌蘭を発見。それをスペイン人が蒸留をしたら、上質なスピリッツができた説です。

文献には1600年に最初のテキーラ工場が建てられ、1873年にはヨーロッパへ伝わったと書かれています。

世界に広まったのは、1968年のメキシコ五輪がきっかけです。この大会でメキシコの文化が紹介され、テキーラが世界中に知られます。その後、4大スピリッツに名乗りをあげ、日本でもメジャーな飲み物となりました。

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テキーラ(Tequila)の代表的な銘柄

テキーラ(Tequila)の代表的な銘柄を紹介します。

クエルボ エスペシャル

「世界で一番売れているテキーラ」として有名なクエルボ エスペシャル。2ヶ月間の熟成を加え、濃厚でまろやかな味わいが特徴です。テキーラを飲むなら、まず最初に選んでおきたい銘柄といえるでしょう。

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サウザ ブルー

テキーラを知らない人でも、一度は聞いたことがある銘柄なのではないでしょうか。見た目通りすっきり感がある味わいで、テキーラ本来のうまみや甘みを感じることができます。

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ラム(rum)

ラム(rum)について解説をします。

ラム(rum)の特徴

ラムは、サトウキビが原料の蒸留酒です。サトウキビの絞り汁、もしくは絞り汁から砂糖を取り除いたものを蒸留。その後、熟成を経て出来上がります。

ラムは甘みがあり4大スピリッツの中では、最も飲みやすい蒸留酒です。

カクテルの材料としても人気で「モヒート」や「ダイキリ」など、さまざまなカクテルに使われています。

ラム(rum)の歴史

ラムの歴史は1492年にまで遡ります。コロンブスがアメリカ大陸に上陸し、ヨーロッパ人によってサトウキビが持ち込まれました。気候が栽培に適していたことからカリブ海の島はサトウキビの一大産地に。その後、ラム酒の製造が始まったと言われています。

ラム酒の歴史は諸説あり、

・17世紀にバルバドス島に来たイギリス人がサトウキビを見つけ製造した
・16世紀にプエルトリコに来たスペインの探検家フアン・ポンセ・デ・レオンの一隊がラムを製造した

この2つが有力です。

その後、ラムの生産地が世界中に広がり、アジア圏やアフリカ圏でもサトウキビの栽培が始まりました。

そしてラム酒の人気の火をつけたのは「パイレーツ・オブ・カリビアン」です。ラム酒発祥のカリブ海が舞台で、ラム酒を飲むシーンもあり、消費量が一気に上がりました。

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ラム(rum)の代表的な銘柄

ラム(rum)の代表的な銘柄を紹介します。

マイヤーズ

日本国内でも人気のマイヤーズ。スーパーやコンビニでもよく見かける銘柄です。ダークラムの最高級品として有名で、芳醇な香りと豊かな風味が魅力。洋菓子作りにも使用され、世界中で愛されています。

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バカルディ

世界一の出荷量を誇るラム界で王様的なバカルディ。お酒に詳しくない人でも聞いたことがあるのではないでしょうか。クリアな味わいで甘すぎず、カクテルの材料として重宝されています。

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まとめ

今回は4大スピリッツの特徴や歴史、おすすめの銘柄について解説をしてきました。馴染みのあるカクテルの材料としても使われており、改めてスピリッツの良さを再確認できたと思います。

コンビニやスーパーでも気軽に購入できるので、宅飲みでカクテルを作って飲んでみてはいかがでしょうか。

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