リキュールとは?種類や度数、おすすめの飲み方を解説

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カクテルの材料やお菓子の風味付けに使われるリキュール。
身近にあるお酒ですが、どのようなものか知らない人もいるかと思います。

そこで今回はリキュールの種類や度数、おすすめの飲み方を紹介します。

リキュールとは?

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リキュールとは、蒸留酒に果実やハーブなど加え、砂糖や着色料などを添加した混成酒です。主にカクテルの材料やお菓子の風味付けに使われています。

日本では「梅酒」が代表的なリキュールとして挙げられます。梅酒はホワイトリカーや焼酎に青梅と氷砂糖を漬け込んで造られるリキュールです。

日本の酒税法ではリキュールを以下のように定義しています。

酒類と糖類その他の物品(酒類を含む。)を原料とした酒類でエキス分が2度以上のもの(1から13までまでに掲げる酒類、溶解してアルコール分1度以上の飲料とすることができる粉末状のもの及びその性状がみりんに類似する酒類として酒税法施行令第8条の2に規定するものを除く。)をいう。

基本的に、原料や製造方法は自由ですが、添加する材料によってはリキュールではないお酒に分類されることもあります。

リキュールの歴史

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リキュールの歴史は、紀元前の古代ギリシャ時代まで遡ります。
医者だったヒポクラテスが、ワインに薬草を入れて飲んだ薬酒がリキュールの起源だといわれています。現在の定義に当てはめると、リキュールではありませんが、お酒に材料を添加するという意味で、リキュールの始まりだといわれています。

大航海時代に入ると、フルーツや蜂蜜を使ったリキュールが誕生します。その後は、香辛料や花びらなど、さまざまな副材料が添加され始め、今のような形ができあがったといわれています。

リキュールの種類と度数

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リキュールは大きく分けて4つに分類されます。
そこでリキュールの種類と度数をまとめてみました。

果実系

フルーツの果汁や果肉、果皮を原料とするリキュールです。フルーツの甘みや香りを楽しめ、カクテルやお菓子作りに活用されます。

クレームドカシスなど、有名な銘柄も多く、女性や初心者にも飲みやすいのが特徴です。

香草・薬草系

香草や薬草、スパイスを原料とするリキュールです。独特の風味や苦味があり、リキュールの原点ともいえる存在です。

代表的なものを挙げるとカンパリやアブサンなどがあります。

ナッツ、種子系

バニラやカカオ、コーヒー豆などを原料とするリキュールです。甘い香りと濃厚な味わいが特徴で、カクテルの材料として活用されています。

代表的なものを挙げるとカルーアやマリブなどがあります。

その他

上記以外の材料を使ったリキュールです。ヨーグルトやクリーム、卵などを原料にしたものもあります。

代表的なものを挙げるとベイリーズやヨーグリートが有名です。

リキュールのおすすめの飲み方

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リキュールのおすすめの飲み方を紹介します。

ストレート

リキュールグラスで少しずつ味わう飲み方です。リキュールはアルコール度数が高いですが、少量でじっくり味わうことにより味わいや香りを楽しめます。

ロック

ロックグラスに氷を入れ、リキュールを注ぎます。ストレートよりも飲みやすく、氷が溶けてゆくにつれ、味の変化を楽しめます。

ソーダ割り

爽やかに飲みたいなら、ソーダ割りがおすすめです。リキュールはアルコール度数が高く、甘すぎたり、香りが強すぎたりするものもあります。リキュールの風味を楽しみつつ、爽快に飲みたい人は試してみてください。

水割り

アルコール度数が気になる人は、水割りがおすすめです。少し薄く感じることもありますが、リキュール本来の味わいや香りを楽しめます。

カクテル

リキュールといえば、カクテルを忘れてはいけません。クレームドカシスで作るカシスオレンジや、カルーアで作るカルーアミルクなど、居酒屋には欠かせないカクテルはリキュールで作られています。

さまざまなリキュールを使って、自宅カクテルを楽しむのもおすすめです。

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スピリッツや焼酎との違い

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リキュール以外にも、スピリッツや焼酎など似たようなお酒があります。

違いが分からない人のために、それぞれの特徴を解説します。

スピリッツとの違い

スピリッツとは、醸造酒を加熱しアルコール度数を高めた蒸留酒です。酒税法では「酒類以外の酒類でエキス分が2度未満のもの」と定められています。

リキュールは、スピリッツに材料を添加したお酒です。そのため、リキュールの原料となるのが、スピリッツと覚えておくといいでしょう。

ウォッカとの違い

ウォッカとは、大麦やとうもろこし、じゃがいもを原料とした蒸留酒です。ウォッカもリキュールの原料として使われているため、別のお酒だということが分かります。

ブランデーとの違い

ブランデーとは、ブドウを原料としたワインを蒸留したお酒です。リキュールは、完成したお酒に材料を添加するため、少し製造方法に違いがあります。

焼酎との違い

焼酎とは麦や芋、米などを原料とした蒸留酒です。日本では、梅酒を漬けるお酒としても活躍をしています。梅酒はリキュールなので、種類が違うことが分かります。

おすすめのリキュールを紹介

最後に美味しいと話題のリキュールを紹介します。

ルジェ クレーム ド カシス

ルジェ・ラグート社が手掛けるカシスリキュールの元祖です。

フランス産のカシスから選び抜かれた「ノワール・ド・ブルゴーニュ種」と「ブラックドーン種」を、6~8週間かけて浸漬。保存料や添加物を一切加えず、フルーティな香りと味わいが楽しめます。

日本でもカシスオレンジやカシスミルクなど、カクテル材料として人気です。

カルーア コーヒー

カルーア(Kahlua)は、コーヒーリキュールを代表する銘柄です。

アラビカ種のコーヒー豆100%を使用。コーヒー豆は香り高くローストされ、スピリッツに浸け込まれます。

コクと濃厚な甘みがあり、ミルクで割ると日本でもお馴染みのカルーアミルクに生まれ変わります。

その他にも、ホットミルクで割ったり、アイスにかけたりと、さまざまな楽しみ方を楽しめるでしょう。

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マンゴー マンゴヤン

マンゴーの果汁溢れる本格マンゴーリキュールです。

カリブ海の高品質ラムと厳選したマンゴーを使用し、果実の酸味と芳醇な味わいを閉じ込めています。

ミルクで割るマンゴヤンミルクや、パイナップルジュースで割るマンゴヤンサンセットは、女性から人気のカクテルです。

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ジャパニーズクラフトリキュール 奏 Kanade 抹茶

サントリーが手掛ける抹茶を原料にしたジャパニーズクラフトリキュールです。

抹茶の浸漬酒と手作業で浸漬した玉露の浸漬酒を使用し、自然の甘みとほろ苦さを実現。繊細な香りと奥深い余韻を楽しめます。

ミルク割りやモヒート、ブルドックなど、さまざまなカクテルの割り材におすすめです。

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まとめ

今回はリキュールの種類や度数、おすすめの飲み方を紹介してきました。

リキュールにもさまざまな種類があり、どれも個性的なものばかりです。

自宅でも気軽にカクテルやお菓子作りが楽しめるので、ぜひ自分好みのリキュールを見つけみてくださいね。

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