食前酒とは?おすすめの食前酒と選び方、食後酒についても紹介!

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日本では食前酒・食後酒の文化がなく、「このお酒はどのタイミングで飲めばいいのだろう?」と疑問に感じたことはありませんか?

食前酒と食後酒には大切な役割があり、覚えておくだけでビジネスやデートなどでワンランク上の大人な対応ができます。そこで今回は食前酒・食後酒の選び方や、おすすめのお酒を紹介していきたいと思います。

食前酒や食後酒に挑戦してみたい人は参考にしてみてください。

食前酒とは?~意味・効果について~

食前酒のイメージ

食前酒とは、食事の前に飲むお酒のことです。簡単に言えば、食べる前のウォーミングアップといったところでしょうか。

食前酒を飲むことで胃を刺激し、食欲を増進させる効果のほか、食事が提供される前に会話や場の雰囲気を盛り上げる役割も担っています。

食前酒はイタリアが発祥

食前酒の発祥は、18世紀ごろのイタリアと言われています。

ヨーロッパでは「アペリティフ(aperire)」と呼ばれ、「開く」という意味を持ちます。元々は貴族の間で楽しまれていたものでしたが、次第にヨーロッパ各地へ浸透し、定着していったとされています。

食前酒の3つの効果とは?

食前酒には、食欲増進・血流をよくする・会話が弾むの3つの効果があります。

食欲増進

お酒を飲むと、食事がよく進むことありませんか。

お酒には「エチルアルコール」という成分が含んでおり、これによって胃粘膜が刺激され、消化液の分泌が活発に。

少量の食前酒を摂ることで、食欲が促進され、より美味しく食事をすることができるでしょう。

血流をよくする

また、アルコール摂取やアルコール分解時には血管を拡張させるはたらきが生じます。

適当な食前酒を摂取することで血流がよくなり、カラダを温めたり、血管を詰まりにくくする効果もあるのです。

会話が弾む

食前酒は食事が出るまで場をつなぐ便利なアイテムにもなります。

軽く飲むことで、場の雰囲気を明るくなったり、陽気な気分にさせてくれる効果も。ホームパーティーなどにもぜひ取り入れてみてください。

食前酒の選び方

食前酒は、食事の場面に合わせたなるべくアルコール度数が低いものを選びましょう。

胃に何も入れていない状態での飲酒ですから、ウオッカやウイスキーなど、度数の高いお酒は胃の粘膜を傷つける恐れがあるのでやめたほうがいいでしょう。

食前酒のアルコール度数で選ぶ

食前酒は、アルコール度数が低いものを選びましょう。

最初から強いお酒や甘いお酒を飲むと、酔いが回ってしたり、料理のバランスを損ねたりと食事を楽しむことができません。胃に軽い刺激を与えてくれるものでいいのです。

最も適しているのはシャンパンやビール、ジントニックなどと言われています。

しかしヨーロッパでは食前酒としてアルコール度数が40%を超えるマティーニなどが飲まれる場合もあります。ただ、これはアルコールが強い人向けの食前酒なので、あまりおすすめしません。

食事の場面ごとに選ぶ

また食事のシーンによっても食前酒の選び方は変わってきます。

ビジネスシーンではシャンパンなど上品なお酒、デートなどではカジュアルなカクテルを頼むといいでしょう。

その他、コース料理など量が多い食事の前は、ビールよりもスッキリ系のカクテルの方が胃への負担も少なくなります。

発泡性もしくは、甘すぎない、この2つを満たしたものが選ぶようにしてみてください。

食前酒におすすめのお酒

「食前酒」と「食後酒」の選び方とは?どんなお酒が最適なのかを解説 イメージ画像2

それでは、食前酒におすすめのお酒を料理のジャンルごとに紹介したいと思います。

今回はイタリア料理、フランス料理と和食の3つに分けて、1つずつ解説していきます。

イタリア料理に合う食前酒「ビール・カクテル」

イタリア料理は、酸味とうま味がしっかりとした料理です。そのため、食前酒はスッキリしたお酒と非常に相性が合います。

おすすめは、ビールとカクテルです。

ビールと合わせる場合は、癖の少ないペールエールタイプのビールが相性抜群。またカクテルは、ソーダで割ったジントニックや、トニックでつくるスプモーニが美味しくいただけるでしょう。

食事の邪魔にならない、なるべく軽めの物を選ぶといいですよ。

なお、別記事ではイタリア料理にも合うジンのおすすめ商品を紹介していますので、参考にしてみてください。

関連記事:
「ジン」に流行の兆し?人気の理由と今から始める人へのおすすめ商品を紹介

フランス料理に合う食前酒「スパークリングワイン・シェリー酒」

繊細なフランス料理に合わせる食前酒は、スパークリングワインとシェリー酒がよく合います。

スパークリングワインの場合はアルコール度数も低く、発泡性があるので食前酒におすすめです。特にシャンパンは飲みやすいものが多いので、お酒が苦手な女性にもピッタリ。

シェリー酒は白ぶどうから造られたお酒で、飲み口はスッキリ。アルコール度数は高いのですが、辛口を選ぶとフレンチ料理にも合うでしょう。

なお、別記事では1万円以下で購入できるおすすめのシャンパンを紹介しています。そちらの記事も参考にしてみてください。

少し余談ですが、食前酒にシャンパン採用するなら、ワインの順番も覚えておくとよりスマートです。ワインの順番は、スパークリングワイン、辛口の白ワイン、軽い赤ワイン、重い赤ワイン、甘口のワインといった流れが基本的とされています。食前酒以降のお酒も覚えておきましょう。

関連記事:
1万円以下で高級感を楽しめるシャンパン銘柄おすすめ7選!!

和食に合う食前酒「スパークリング日本酒・梅酒」

和食と合わせる食前酒は、和の食材を使ったスパークリング日本酒と、梅酒がおすすめです。

通常の日本酒ではアルコール度数が高くて飲みなれない方も多いので、軽く飲めるスパークリング日本酒から試してみるのもいいかもしれません。

ま、梅酒も酸味・甘み・旨味のバランスが取れているお酒なので、和食にも合わせやすく、お酒が苦手な方も飲みやすいでしょう。

別記事では食前酒におすすめなお酒や、スパークリングのおすすめ日本酒を10選紹介していますので、銘柄の参考にしてみてください。

関連記事:
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女性に絶大な支持!大人気のスパークリング日本酒10選!!

食後酒について

赤ワイン

続いては、「食後酒」について解説をします。食前酒とはまた違った効果がありますので、参考にしてみてください。

食後酒の意味や役割

食後酒とは、食後の楽しむお酒のことを指します。胃に満腹感を与え、消化吸収を促進する働きがあるのです。食前酒に対してクールダウンような働きと覚えておくと良いでしょう。

また、食後の余韻を楽しむという意味合いもあり、口に残るようなお酒が飲まれています。

フランス語では「ディジェスティフ(digestif)」、世界的には「アフター・ディナー・ドリンク」とも言われています。

食後酒の選び方

食後酒は食事に満足感を与えてくれる、デザートのような感覚で甘めのお酒を選ぶと良いでしょう。

食後酒に適したお酒は、

  • アルコール度数が高い
  • 甘口
  • 濃厚な味わい

の3つを満たしたお酒がおすすめです。

一般的に、ブランデーや甘口の白ワインなどが食中酒として好まれています。日本では食後に、フルーティーな吟醸酒を飲むことがありますが、同様のニュアンスです。

また、食後酒は料理の内容や、食中に飲んできたお酒によって種類を変えることも大切。洋食ならアルコール度数の高いブランデーや甘口のワイン。和食なら日本酒の吟醸酒や貴醸酒などを選んでみてください。

食後酒におすすめのお酒

「食前酒」と「食後酒」の選び方とは?どんなお酒が最適なのかを解説 イメージ画像3

食後酒におすすめのお酒は、普段飲まないようなお酒が多いかもしれません。いくつかご紹介していきますので、参考にしてみてください。

リモンチェッロ・ディ・カプリ

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Limoncello di Capri(リモンチェッロ・ディ・カプリ)
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イタリアのレモンリキュールで、イタリアの家庭ではデザートの代わりの食後酒として飲まれています。普通のレモン味とは違い、レモンの皮を使って作るリキュールです。

苦味と酸味のバランスが良く、飲み口はかなりさっぱりとしています。ソーダ割りにして、食中酒としても活用できるリキュールです。

デザートワイン

食事でワインを飲むなら食後酒もワインで締めましょう。ヨーロッパでは貴腐ワインやデザートワインを、食後酒として飲む習慣もあります。甘口でトロリとした飲み口は、まるでデザートを飲んでる気分です。

貴腐ワインのおすすめ銘柄は、別記事で紹介していますので、そちらも合わせて参考にしてみてください。

関連記事:
貴腐ワインの特徴とは?詳しい作り方や人気の定番銘柄も紹介

吟醸酒(日本酒)

普段から和食を食べている人は、吟醸酒を食後酒にしてみてください。吟醸酒はフルーティーで芳醇な香りを楽しむことができるため、ヨーロッパでいうデザートワインのようなイメージで飲めます。日本酒や焼酎を普段から飲む人に、おすすめの食後酒です。

なお別記事では吟醸酒や食後酒について紹介しており、銘柄の参考にしてみてください。

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食事の締めにぴったりな食後酒のおすすめ銘柄10選

まとめ

食前酒と食後酒には、食事を健康に美味しく食べれる秘密が隠されていましたね。

普段からお酒を飲む人は、自分好みのお酒を見つけて、食前酒・食後酒を試してみてはいかがでしょうか。

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