一度は試してみて!?焼酎の「前割り」の手軽な作り方

みなさんは、焼酎の何割りが好きですか?水、お湯、ソーダ、ソフトドリンク、お茶などなど…はたまた梅酒などのお酒で焼酎を割るという強者もいらっしゃいます。焼酎の割り方は多岐にわたりますが、近年「前割り」という飲み方が注目を集めています。どんな飲み方か気になりますよね⁉

今回は焼酎の「前割り」についてまとめるとともに、自宅での作り方や前割り焼酎におすすめの酒器もご紹介します♪

前割り焼酎とは?


前割り焼酎とは焼酎を水で割ってから一晩以上寝かせたもの。やってることは水割りと大して変わりませんが、寝かせる工程があるかないかで焼酎の刺激がだいぶ変わってきます。焼酎を一晩寝かせるだけでも刺激はマイルドになります。普通の水割りと比べてみてもその差が分かります。

お手軽に家庭で前割り焼酎が作れるとあって、焼酎造りが盛んな九州地方ではとてもポピュラーな飲み方となっています。現地では特に芋焼酎を前割りで飲むことが多いのだとか。芋焼酎でなくても麦焼酎や米焼酎、そば焼酎などでもできます。刺激強めだと思う焼酎で前割りを試せば、意外と美味しく飲めるかもしれません。

前割り焼酎が飲みやすい理由


前割りにするとなぜ焼酎がマイルドになるのか。理由はアルコール分子が水分子に包まれるからです。

焼酎を水で割った直後は水分子もアルコール分子もバラバラで、飲んだ時にアルコールが直に舌を刺激します。一方で前割りの場合、時間をかけて水分子がアルコール分子を包み込むため、飲んだ時にアルコールの刺激をダイレクトに受けることなくマイルドな口当たりとなるのです。

これが前割り焼酎が飲みやすいと言われる所以です。

前割り焼酎を作るときのコツ

前割り焼酎を作るときのちょっとしたコツをお伝えします。

焼酎と水の割合

ご自身の好みになるまで薄めるのが一番の方法ですが、どのように焼酎が変化するのか分からないうちは焼酎:水を6:4の割合で割ることをおすすめします。

この割合だとアルコール度数が25度の焼酎の場合、だいたい14~15度ぐらいまで落とすことができます。日本酒やワインと同じぐらいの度数となりますね。

もしアルコール度数が高いようであれば、5:5や4:6と徐々に水の量を増やして度数を調整することも可能です。

割り水

焼酎を割る時に使う水は、水道水ではなくミネラルウォーターがおすすめです。特にミネラル分が多くない軟水を使うことで、焼酎が持つ旨みを損なわずに前割りを作ることができます。軟水であればウォーターサーバーの水を使っても構いません。

保管場所

焼酎を水で割った後は冷蔵庫で保管しましょう。湿気の多い梅雨時や気温が高い夏場は特に冷蔵庫での保管を推奨します

寝かせる日数

寝かせる日数はだいたい3日~1週間が一般的ですが、我慢できないという方は一晩だけでもOK!インスタントで飲む水割り焼酎との違いと、日を増すごとに変わりゆく水割り焼酎の味わいを比べてみるのも面白いですね♪

前割り焼酎がより美味しくなる酒器

前割り焼酎を飲むときにぜひおすすめしたい酒器があります!

黒千代香

黒千代香と書いて「くろぢょか」と読むこの酒器は、鹿児島の伝統工芸品のひとつ。平たい形をした土瓶で、九州地方ではお酒を直火で温め燗酒にするときによく用いられます。前割り焼酎を美味しく飲むために生まれてきたアイテムと言っても過言ではありません。

もともと前割り焼酎を黒千代香で温める時は、囲炉裏の端っこでゆっくり時間をかけて温度を上げていくのが一般的でした。そのためいくら直火OKでもガスコンロでの強火には向きません。ガスコンロで前割り焼酎を温める時はとろ火にするように心がけましょう

最近では電子レンジ対応の黒千代香が出てきたので、時間をかけずに前割り焼酎を温めたい場合にはそちらを選ぶと良いでしょう。寒~い時期、冷えた体を温めるにはうってつけのアイテムです!

前割り焼酎の注意点


前割り焼酎は、作った張本人と一緒に住む家族だけで消費しなければならないと酒税法で定められています。

※参考:国税庁「第43条 みなし製造 第11項」より

前割り焼酎が美味しくできたからと言って、友達や同僚に飲ませてしまうと違法になってしまいます。自慢したい気持ちはわかりますが、味を見てもらうのは家族の間のみにとどめておきましょう。

まとめ

今回は前割り焼酎の作り方をご紹介しました。水で割って数日間置いておくだけでマイルドになるとは驚きでした。そんな簡単に飲みやすくできるものなんですね!

刺激があるからと敬遠しがちだった方も、前割りして刺激をマイルドにすれば、焼酎の世界が広がるかもしれませんよ!

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