お酒に強くなる方法とは?弱い人は鍛えたら飲めるようになるの?

お酒が弱い人の中には「もっと強くなりたい」と感じている人もいるでしょう。

「弱い人はたくさん飲んで鍛えたら強くなる」という噂もあるものの、本当なのか怪しいですよね。

そこで今回は、お酒に強くなる方法について詳しく解説をしていきます。お酒が弱い人だけではなく、二日酔いを予防したい人もぜひ参考にしてみてください。

お酒に酔う仕組みとは?


まずはお酒に酔う仕組みから解説をしていきます。

酔いは脳内のアルコール濃度によって決まります。お酒を飲むと、アルコールが血液に入り込み、それが脳内へと送られ脳が麻痺。これが酔っている状態です。

また酔いのレベルは血球のアルコール濃度によって分けられています。

血中濃度(%) 症状
爽快期 0.02~0.04 爽やかな気分で活動的になる。
ほろ酔い期 0.05~0.10 ほろ酔いになり脈拍や心拍数が上がる。
酩酊初期 0.11~0.15 気分が大きくなり大声になる。立つとふらつく。
酩酊極期 0.16~0.30 何度も同じ話をする。千鳥足になり吐き気が出てくる。
泥酔期 0.31~0.40 話がめちゃくちゃになる。まともに立てず意識が朦朧とする。
昏睡期 0.41〜 意識がなくなる。最悪の場合、死亡する。

お酒をコントロールしながら楽しめるのは「ほろ酔い期」までです。

それ以上になると他人に迷惑をかけてしまい、最悪の場合は病院送りになることもあります。個人差があるので、自分自身でほろ酔い期の基準を決めておくといいでしょう。

お酒が強い人と弱い人の違い


それではお酒が強い人と弱い人の違いを解説していきます。自分が強いのか弱いのか、判断基準にしてみてください。

遺伝による違い

体内に入ったアルコールは、肝臓でアセトアルデヒドに分解されます。アセトアルデヒドは頭痛や吐き気、体が赤くなるなどの症状を引き起こす作用があります。

このこのアセトアルデヒドを分解するには 「アルデヒド脱水素酵素」が必要です。しかし日本人はこの酵素の活性が弱く、約40%もの人がお酒に弱いと言われています。

また中には「アルデヒド脱水素酵素」の働きが全くない人がいて、少しでもお酒を飲んでしまうと体調を崩してしまうんです。

この体質は親からの遺伝によるものが多く、自分で治すことはできません。そのため自分がどんな体質なのか理解してからお酒を飲むようにしましょう。

体重による違い

体重が重い人と軽い人でも酔うスピードに差が出ます。体が重い人は体内の水分量が多く、 アルコールを摂取しても濃度が薄まります。逆に体重が軽い人は水分量が少ないため、アルコール濃度が高くなりやすく、酔ってしまうスピードも早いのです。

年齢による違い

歳を重ねるごとにお酒に弱くなります。 高齢者はアルコールの分解機能が低下し、体の水分量も減っています。

そのため体内のアルコール濃度が高くなりやすく、すぐに酔ってしまうのです。若い時からお酒を飲んできた人は、徐々に量を控えておいた方がいいでしょう。

お酒を毎日飲めば強くなるって本当?


お酒の強さは体質による遺伝がほとんどなので、毎日飲んでも強くなるということはありません。「たくさん飲めば強くなる」という噂は嘘なので、間違えても大量のお酒を飲んではいけません。

ただし定期的にお酒を飲んでいると、他の酵素が代謝を促進してくれることがあるため、強くなったと感じる人もいます。ただし根本的には強くはならないので注意してください。

性別の違い


男女でもお酒の強さは異なります。一般的に女性の方が小柄なため、少量のアルコールでも酔いやすいです。肝臓も男性より小さく1時間で分解できるアルコールの量は、男性約8g、女性は約6gと言われています。

また女性の方が男性より体脂肪が多いため、体内に含まれる水分量も少なめです。そのため血中のアルコール濃度が高まりやすく、少量のお酒でも酔ってしまいます。

お酒が弱い人が心がけること


お酒が弱いけど「ついつい飲んでしまう」「仕事で飲む機会がある」という人もいるかと思います。そこでお酒が弱い人が心がけることや、二日酔いを予防する方法をまとめてみました。

水分補給をする

アルコールには利尿作用があり、水分が体外に排出されやすくなります。お酒を飲むとすぐにトイレに行きたくなるのは、こういった理由があったんですね。

また水分が出ていくと体内のアルコール濃度が高まり、さらに酔いを促進させてしまいます。そのため、こまめに水分補給をすることが大切です。脱水症状を防ぎ、二日酔いも予防してくれます。お酒を飲みつつ、お冷やを挟むと効果的です。

また頭痛を伴う二日酔いになったら、電解質や塩分を含む飲み物を飲んでください。スポーツ飲料やトマトジュース、みそ汁などがおすすめです。

おつまみを食べる

おつまみを食べることでアルコールの吸収を抑えたり、肝臓の機能を補助したりできます。

おすすめはは、刺身や焼き鳥、卵焼き、チーズ、枝豆など、アミノ酸を含むタンパク質を含んだおつまみです。アルコールの代謝を助け、翌日のお酒を残りにくくしてくれます。

また貝類やイクラ、レバーなど、 肝機能を助けるビタミンB12が含まれる食品もいいでしょう。

居酒屋ではたんぱく質が多めのメニューを頼んでみてください。

刺激がある食べ物を避ける

フライドポテトやピザ、唐揚げなどの消化の悪い食べ物は、胃や肝臓の機能低下させてしまいます。胃や肝臓の機能が低下すると、アルコールの分解が遅れ、酔いが回った状態が長く続きます。なるべく消化に優しいおつまみを食べるように心がけてください。

アミノ酸のビタミンB1を摂取

アミノ酸で肝臓の機能を整えることにより、二日酔いの原因であるアセトアルデヒドの分解を早めることができます。

解毒作用があるアミノ酸は、アルコール代謝を補助。またビタミン B1はエネルギーを作り出す働きを持っています。肝臓の働きを助け、アセトアルデヒドの分解も早まるでしょう。

アミノ酸はたんぱく質から摂取できるので、たんぱく質を多く含むおつまみを頼んでみてください。

飲酒後の入浴を控える

飲酒後に入浴すると血行が良くなり、アルコールが全身に回ってしまいます。同時に毛細血管が広がり、心臓や脳への血流が減ります。すると心筋梗塞や心疾患など、重大な事故に繋がることがあるんです。また血圧が下がり意識を失う可能性もあります。

そのため飲酒後の入浴は避け、どうしても入りたい時はシャワーだけにしておきましょう。

二日酔いの入浴にも注意

二日酔いの酔い覚ましをしようと、お風呂に入ることもあるでしょう。しかしお風呂に入る行為は二日酔いを悪化させてしまうかもしれません。

なぜならお風呂に入ると体の水分が蒸発し、体内のアルコール濃度を高めてしまうからです。もしお風呂に入るならしっかりと水分補給をして、湯船に浸かっている間もこまめにお水を飲むことを心がけてください。できればお風呂に入らない方がいいでしょう。

まとめ

今回はお酒に酔う仕組みや対策について解説をしてきました。お酒に強くはなれないので、無理をして飲んだり無理やり飲ませる行為は控えましょう。

またお酒が弱い人は、少しずつ飲んでみて、自分がどれくらいで酔うのかチェックしてみてください。

関連記事一覧