【魔法の日本酒⁉】みぞれ酒とは?作り方とおすすめ商品をご紹介

日差しが容赦なく照りつける日本の夏。暑さにやられた大人を癒してくれるのは、キンキンに冷えたビールだけじゃないんです。

「みぞれ酒」って皆さんはご存知ですか?キンキンに冷えたビールよりも冷たくて、スッキリとしたのど越しが心地いい、夏にぴったりの日本酒です。今年はぜひみぞれ酒で、夏の日本酒の良さを感じてほしい…!

そこで今回は、夏の晩酌に涼を添えてくれる「みぞれ酒」についてご紹介!ご家庭で簡単にチャンレンジできるレシピや、おすすめの商品もあわせてお届けします。

みぞれ酒とは?

雨と雪が混じって降る「みぞれ」のように、シャーベット状で楽しむ日本酒です。注ぐ前は普通の日本酒同様に液体なのですが、グラスに注いだ瞬間に一気にシャーベット状になります。

見た目の涼やかさと飲み口の爽やかさから、夏に最適のお酒です。人によっては、すでに氷結している日本酒を「みぞれ酒」と呼ぶこともあります。

どういう原理でできる?

みぞれ酒は、お酒をゆっくりと冷やすことで、凍るはずの温度でも液体の状態が保たれる「過冷却」状態を利用したものです。日本酒は一般的に-7℃から-10℃で凍ります。しかし、段階を経てゆっくりと静かに冷やしていくことで、-10℃から-15℃程度まで液体の状態を保てるのです。

過冷却状態になった日本酒はわずかな衝撃で結晶化します。グラスに注いだ瞬間に液体がシャーベット状に変化します。魔法のように一瞬で様子が変わるので不思議ですね。作るには技術がいるように見えますが、実は家庭用の冷蔵庫で簡単に作れるのもポイントです。

おいしいみぞれ酒の作り方

用意するもの
・冷気が伝わりやすい容器
・飲むときに使う酒器(凍らせても割れないもの)
・お好みの日本酒

使用する日本酒は純米酒がおすすめです。醸造アルコールを添加しているお酒は、凍らせる過程で味が変わってしまったり、苦みを感じたりすることがあります。純米酒は米とお水で作られていますので、本来の味をそのまま楽しめます。

作り方は3ステップ!

1.まずは冷蔵庫で日本酒をキンキンに冷やします。冷気が伝わりやすい鉄製の容器に移し替えるか、缶に入った日本酒を選ぶのが上手に冷やすコツです。

2.冷凍庫に移して、約90分冷やします。飲むときに使うグラスも一緒に冷凍庫に入れて冷やしておきましょう。

3.冷凍庫から取り出し、冷やしたグラスに高い位置(40㎝~50㎝くらいの高さ)から注ぎます。グラスに触れた日本酒がシャーベット状になっていたら成功!

「グラスに注げないくらい固まってしまった!」という場合は、お水かぬるま湯をボウルに入れ、容器を漬けて少しずつ溶かしてからいただきましょう。

おすすめのアレンジ

柑橘を絞る

柑橘系の酸味が、みぞれ酒のスッキリした味わいをさらに爽やかにしてくれます。

レモンやみかん、ライム、グレープフルーツ、シークワーサーなどがおすすめです。

ジュースや果実酒を加える

お好みのジュースや梅酒を加えて、シャーベットカクテル風にするアレンジです。

ライムジュースを混ぜると「サムライロック」、トニックウォーターとソーダを混ぜた「サケニック」、トマトジュースで「レッド・サン」、ヨーグルトドリンクで「スノーマン」など、様々な日本酒カクテルがありますので、ぜひ試してみてください。

もちろんリキュールでもOK。綺麗な色のリキュールを選べば、見た目も楽しいお酒の出来上がりです。

生のフルーツやフルーツ缶と混ぜる

飲み物ではなくデザートとして楽しめるアレンジです。お好みのフルーツを切ってみぞれ酒と混ぜるのもいいですし、市販のフルーツ缶と混ぜても美味しいですよ。

フルーティーな日本酒を使う場合は、香りに合わせて選ぶとバッチリです。メロン、リンゴ、バナナ、パイナップルなど、どのフルーツに近い香りか、お店の人に聞いてみるといいかもしれません。

みぞれ酒に向いている日本酒5選

ここからは、ご家庭でのみぞれ酒作りチャレンジにおすすめな日本酒をご紹介していきます。

玉乃光 純米吟醸 冷蔵酒パック

まずは京都伏見・玉乃光酒造の「玉乃光 純米吟醸 みぞれ酒 青パック」。純米吟醸と純米大吟醸のみにこだわってお酒を醸す蔵で、みぞれ酒用の独自製法で作られたお酒です。穏やかな香りが心地よく、味わいはやや辛口。爽快な切れ味を保つために、低温で貯蔵し充填しています。

作り方はなんと、パックを冷凍庫に入れるだけ。12時間入れたまま放置したら、あとはパックごとモミモミほぐして、お好みのグラスに注ぎましょう。凍らせすぎてしまった場合は、30~40秒湯せんすればOK。ジュースやリキュールとあわせても美味しいです。
「できるだけ簡単にみぞれ酒を作りたい人」や「いろいろアレンジしてみたい人」にぴったりです。

上撰 白鶴 生貯蔵酒

続いては、白鶴酒造の王道日本酒「上撰 白鶴 生貯蔵酒」です。コンビニやスーパーで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。しぼりたての風味を追究した、冷やしておいしい食中酒です。淡麗でやや辛口のさらりとした飲み口。みぞれ酒にすると爽やかさがより一層引き立ちます。

180㎖・300㎖・500㎖があり、お値段は順に210円・343円・495円とお手頃。気軽に試せるのが嬉しいですね。アレンジは、レモンやライムをのせるのがおすすめ。日本酒の香りと柑橘の香りが、涼やかに鼻を抜けていきます。

「普段のお買い物ついでに買って帰りたい人」「お食事と一緒に楽しみたい人」にぴったりです。

澪 FROZEN(フローズン)

可愛らしいパッケージと飲みやすさで、女性や日本酒ビギナーからラブコールを受けている宝酒造の「澪」。2019年に初めて発売されたみぞれ酒用の「松竹梅白壁蔵 澪 FROZEN」は、当時様々なメディアで取り上げられ話題となりました。

他のみぞれ酒用日本酒と大きく異なるのが、アルコール度数です。通常は14~17度と高めの日本酒ですが、澪は5%。ビールやチューハイと同じように、穏やかな酔い方を楽しむ子ができます。マスカットを思わせるフルーティーな香りとほのかな甘みを、ぜひ味わってみてください。

「甘めのお酒が好きな人」「日本酒は好きだけど酔いやすい人」「パッケージにもこだわりたい人」にぴったりです。

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福寿 凍結酒

神戸酒心館が醸す「福寿」は、兵庫県産米と六甲山系の水を使って手づくりされたお酒。全国新酒鑑評会やInternational Wine Challengeなど、数々の大会で受賞してきた名酒です。人気の夏季限定凍結酒は、しぼりたての原酒を瞬間凍結させ、-20度の超低温で保存しています。しっかりとした味わいの辛口で、度数は17度と高め。ぎゅっと詰まった日本酒の旨味を感じながらも、さらさらと飲むことができます。

福寿の凍結酒シリーズには「凍結梅酒」もありますので、気になる方はぜひ。甘さと香りを閉じ込めた梅酒を、シャーベットカクテルのように楽しめますよ。

「日本酒の味をしっかり感じたい人」「辛口が好きな人」にぴったりです。

 

萬歳楽 白山氷室 氷酒

石川県・小堀酒造の「萬歳楽」は、白山麓の澄み切った水で作られたきれいなお酒。萬歳(=ずっと)楽(=ハッピー)をお届けしたい という願いをこめて醸されています。ご紹介する「白山氷室」は、冬に絞った純米吟醸酒を、熟成度合いが最適な頃に凍結保存させたもの。醸造所でしか味わえないようなフレッシュな味わいで、口に含むと吟醸香がふわっと広がります。

メロンのような甘い香りが特徴で、口当たりよくスッキリとしたキレがあります。ほのかな甘みを感じるので、フルーツと和えて冷たいデザートとしていただくのもおすすめです。

「フルーティーな日本酒が好きな人」「かき氷など、デザートアレンジが気になる人」にぴったりです。

おまけ:みぞれ酒を飲める店

「お店でプロが作ったみぞれ酒が飲みたい!」という方のために、みぞれ酒を提供しているお店もおまけにご紹介しますね。※営業自粛や仕入れ状況などにより一部内容が異なる場合があります。

【東京】玉乃光酒蔵 八重洲地下街店

その名の通り、玉乃光酒造が運営している居酒屋です。玉乃光のみぞれ酒の他、日本酒との相性バッチリの肴が勢揃い。お刺身やだし巻き卵などの王道和食をはじめ、京都の酒蔵ならではの京風湯豆腐も楽しめます。八重洲地下街店の他に、山田錦店、雄町店、梅田店があります。

 

【愛知】店長のひとりごと

名古屋のうまいもんをとことん楽しめるお店。愛知県産の豚肉を使ったスペアリブやレバーステーキが名物です。こちらのお店では1日限定8本でみぞれ酒を提供しています。コッテリな味付けのお料理を、みぞれ酒で爽やかに締めくくりましょう。デザートには小倉トーストもいかが?

 

【大阪】丸万寿司本店

新鮮な魚介が堪能できる、昔ながらのお寿司屋さんです。にぎりはもちろん、一品料理もお刺身やあら煮など日本酒が進むものばかり。最高の肴と一緒に、みぞれ酒やひれ酒といった日本酒がグッと美味しくなる飲み方を楽しめます。

 

ちなみに白鶴酒造のホームページでは、白鶴のみぞれ酒が飲める店舗リストが公開されています。その数全国152店舗…!あなたの街のお店もあるかもしれません。

 

まとめ

以上、夏にぴったりなみぞれ酒の作り方とおすすめの商品をご紹介してきました。

冷酒や熱燗といったスタンダードな飲み方も美味しいですが、たまには一風変わった飲み方を楽しんでみるのもいいかもしれません。

食卓を一気に涼やかにしてくれるみぞれ酒、ぜひ試してみてくださいね。