【2023年】この夏に飲みたいおすすめの「夏酒」10選

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だんだんと薄着の日が増えてきて、夏が近づいてきましたね。陽射しに照りつけられた日には、キンと冷えたお酒で涼みたい…!そんなあなたに、ぜひおすすめしたいお酒があります。

それが、日本酒の「夏酒」。冷やしておいしい、日本酒界の夏の風物詩です。実は夏酒は、普段に日本酒を飲まない方にぴったりのお酒。味わいも見た目も、ビギナーがチャレンジしやすいものが豊富に揃っているんです。

今回は、この夏に飲みたいおすすめの夏酒をご紹介していきます!

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夏酒とは?

「夏酒」とは、各蔵が提案している「夏にぴったりの味わいの日本酒」のこと。一般的には、冬から春に絞られたお酒を低温で保存し、おいしく味わえる夏ごろに販売されます。絞りたてのフレッシュさを閉じ込めた、爽やかな香りが広がる涼やかなテイストのお酒が多いです。

通常販売のお酒にアレンジを加えたものや、新しい原料に挑戦したものなど、各蔵の個性がぎゅっと詰まったユニークなお酒が毎年勢ぞろい。限定品も多く、人気のお酒は酒屋さんや日本酒好きの間で争奪戦になることもあります。

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売られる時期は?

蔵によって差がありますが、だいたい5月後半~8月頃に発売する場合が多いです。発売日やラインナップなどの情報は、各蔵のホームページや酒屋さんのブログ・SNSなどでチェックすることができます。

ちなみに同じく涼やかな名前の日本酒で「ひやおろし」がありますが、こちらは9月~11月の秋頃に販売されるお酒ですのでご注意を。

ユニークなラベルも特徴!

日本酒といえば、色の濃い瓶に筆書きのラベルを思い浮かべる方が多いかもしれません。夏酒はそのイメージを覆すような、美しくユニークなデザインを採用する酒蔵が多いです。

ラムネ瓶のような透き通った水色や透明の瓶に、夏空や夏の果物が描かれていたり、キラキラのラベルが採用されたり…。酒屋さんやスーパーの日本酒コーナーは、夏になると美しいラベルの日本酒で一気に華やぎます。夏は、お酒選びの瞬間からワクワクが止まらない、日本酒好きにとって魅力的な季節なのです。

日本酒好きに人気&おすすめの夏酒10選

実際にどんなお酒があるのか、気になりますよね。ここからは、今年の夏にぜひ試してほしいおすすめの夏酒を10選ご紹介します。

「フルーティーな白ワインタイプ」「度数低めの爽やかタイプ」「フレッシュな生酒タイプ」「ロックがおいしい原酒タイプ」「一癖ある発泡・にごりタイプ」の5種類に分類してお届けしていきますよ。

■ 白麹純米酒 海風土|フルーティー
■ 紀土-KID- 純米吟醸 夏ノ疾風|フルーティー
■ 華鳩 夏の特別純米酒|度数低め
■ 天山 夏吟 天山酒造|度数低め
■ みむろ杉 夏純 生詰 山田錦|生酒タイプ
■ 龍勢 涼風生生 山田錦 特別純米酒 |生酒タイプ
■ 玉川 Ice Breaker 純米吟醸無濾過生原酒|原酒タイプ
■ まんさくの花 吟醸原酒 かち割りまんさく|原酒タイプ
■ 千代むすび 純米吟醸 夏酒|発泡・にごりタイプ
■ 陸奥八仙 夏どぶろっく|発泡・にごりタイプ

フルーティーな白ワインタイプ

フルーティで、白ワインを思わせるような酸味がある日本酒を2本紹介します。

白麹純米酒 海風土(シーフード)ブルー Junmai “Seafood Blue”

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広島県の今田酒造が醸す「海風土(シーフード)シリーズ」。瀬戸内海でとれる新鮮な魚介にぴったり合うお酒を目指して作られました。牡蠣に絞るレモンをイメージしており、クエン酸をたくさん生み出す白麹を使った、酸味が鮮やかな日本酒に仕上がっています。

中でも夏限定のブルーは、白ワインのようなまろやかな酸味と日本酒らしい後口が絶妙。キンキンに冷やしてもよし、スパークリングワイン仕立てでソーダを加えても美味しく召し上がれます。

ちなみに可愛らしいラベルは両面デザインになっています。ぜひ瓶の裏側からも覗いて見てみてくださいね。

こんな人におすすめ!
・酸味のあるお酒が好きな人
・洋食とのマリアージュを試してみたい人
・ラベルのデザインにもこだわりたい人

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紀土-KID- 純米吟醸 夏ノ疾風

和歌山県の平和酒造が造る夏にぴったりな夏酒。五百万石を50%まで磨き上げた純米吟醸で、とにかく万人受けで飲みやすい!

開栓すると芳しいリンゴ様のような吟醸香が誘ってきます。口に含むと、シャープでキレのある味わいが特徴で、夏の暑さを吹き飛ばしてくれるような清涼感が堪能できます。

また旨味もしっかりあるので、ワインのように料理とのペアリングも楽しめます。特にさっぱりとした味付けと相性が良く、食欲が湧かない日にもおすすめです。

こんな人におすすめ!
・酸味とキレのある味わいが好きな人
・料理と合わせやすい夏酒を楽しみたい人
・万人受けの夏酒を飲んでみたい人

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アルコール度数低めの爽やかタイプ

続いては、お酒にそれほど強くない方やアルコール感が苦手な人におすすめできる、度数の低い爽やかな日本酒を紹介します。

華鳩 夏の特別純米酒

まずは、広島県の榎酒造が作る「華鳩」。夏酒は、大胆なスイカ模様のラベルをあしらった特別純米酒です。日本酒のアルコール度数は15~19度が一般的ですが、こちらのお酒は13度。「日本酒はお酒感が強くて飲みにくいかも…」という方にも楽しんでいただけるお酒に仕上がっています。

軽やかできれいな味わいで、ラベルのスイカのように瑞々しい爽やかな香りがします。飲みやすく華やかな見た目で、手土産にもピッタリです。

こんな人におすすめ!
・軽やかな日本酒を飲みたい人
・夏らしいラベルが気になる人
・喜ばれる手土産を探している人

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天山 夏吟 天山酒造

続いてもなんとも夏らしい涼しげなラベルです!こちらは、佐賀県に酒蔵を構える天山酒造の夏酒。

好適米の山田錦と、名水百選にも選ばれている「清水の滝」となる水源から組み上げた湧き水で造られています。通常の水よりもカルシウムなどのミネラル分が豊富に含んでいるため、味わいはほんのり甘みと、スッキリな後味が特徴。

度数は13度ですが、しっかりとお酒の旨味を感じられます。ペアリングは、山菜の天ぷらなどと相性抜群です。

こんな人におすすめ!
・旨味のある日本酒を爽やかに飲みたい人
・夏に旬の食材と一緒に楽しみたい人
・涼しげなラベルデザインの日本酒が欲しい人

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フレッシュな生酒タイプ

続いては、しぼりたてのようなフレッシュな生酒の日本酒を紹介していきます。

みむろ杉 夏純 生詰 山田錦

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三諸杉
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1本目は、奈良県の今西酒造が造る「みむろ杉」。酒の神が鎮まる地で、御神体である三輪山の伏流水を使って醸しています。夏限定の純米酒は、生酒らしいフレッシュな口当たりとスッキリとしたキレが特徴。まるでラムネのような香りが広がる夏らしいお酒に仕上がっています。

生のグッとくる刺激が強いときは、抜栓してから数分おくとまろやかな味わいになりますので試してみてください。

こんな人におすすめ!
・フレッシュさと滑らかな旨味を両方感じたい人
・350年余の歴史ある日本酒を飲んでみたい人
・夏らしい香りを楽しみたい人

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龍勢 涼風生生 山田錦 特別純米酒 生酒 生もと仕込み

文久三年から歴史を持つ広島県の老舗酒蔵「藤井酒造」が造っている夏限定の生酒です。藤井酒造は、IWC2007において純米吟醸 大吟醸部門にて最高金賞トロフィーを受賞しています。

山田錦を使用し、生もと仕込みと酵母無添加にこだわっており、ガツンと来る酸味と酒米本来の旨味が特徴。また酵母を使っていないことで、通常の夏酒よりクリアな飲み口が楽しめますよ。

こんな人におすすめ!
・酸味のある夏酒を飲みたい方
・酵母無添加の日本酒を飲んでみたい人
・食中酒として楽しみたい人

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ロックがおいしい原酒タイプ

3つ目は、夏らしく氷を入れて飲んでも美味しい原酒タイプの日本酒を紹介します。

玉川 Ice Breaker 純米吟醸無濾過生原酒

京都府の木下酒造が醸す「玉川」。夏限定のIce Breakerは、「夏酒といえばこれ!」といっても過言ではないほど、日本酒好きの間では定番のお酒です。氷の上に佇むペンギンが可愛らしいラベルで、見つけると思わず気分が上がります。最近では、専門店だけでなくスーパー併設の酒屋さんでも見かけるようになりました。

「Ice Breaker」は英語で「場や雰囲気を和らげるもの」という意味があり、この日本酒にもそういった存在であって欲しいという想いが込められています。冬に絞った原酒を半年間熟成させた純米吟醸酒で、お味は濃厚。ロックで飲んでも崩れない力強さです。もちろん冷やしたいところですが、実は熱燗でも美味しいお酒。ぜひ様々な飲み方を楽しんでみてください。

こんな人におすすめ!
・定番の夏酒を飲んでみたい人
・濃い~日本酒が好きな人
・冷酒、ロック、熱燗など、いろいろ試してみたい人

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まんさくの花 吟醸原酒 かち割りまんさく

秋田県の日の丸醸造が醸す「まんさくの花」。お米の甘みがしっかりと感じられる辛口のお酒で、日本酒好きから根強い人気を誇ります。夏限定の吟醸原酒は、19度と高めの度数で、濃い口のTHE・原酒といった味わい。まんさくらしい旨味を残しつつも、スッキリとした切れ味を感じます。

日本の夏の風物詩・かき氷の暖簾を思わせるラベルは、季節感たっぷり。「かち割り氷で美味しい」としっかり貼られているだけあって、ロックで飲んだ時の爽快感は格別です。

こんな人におすすめ!
・旨辛なお酒が好きな人
・キンキンに冷えたお酒の爽快感を味わいたい人
・夏らしさ重視の人

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一癖ある発泡 or にごりタイプ

最後は少し趣向が変わった、発泡性やにごりの日本酒を紹介していきます。

千代むすび 純米吟醸 夏酒 無濾過生原酒

【2023年5月】千代むすび 夏酒 純米吟醸 無濾過生原酒 1800ml
鳥取県の千代むすび酒造が醸す「千代むすび」の夏酒。日本酒好きの間では夏の名物との呼び声高いお酒です。「千代むすび」は、「永久に変わることのない人と人の固い結び、絆」を意味し、酒造りを通じて人の環をもっと豊かに結びたいという思いで作られています。

夏酒は控えめな甘さで、スッキリとしたのど越しが涼やか。華やかさを感じられる味わいに仕上がっています。ぜひ冷やして爽やかにお楽しみください。

こんな人におすすめ!
・華やかな味わいが好きな人
・シャンパンを飲み慣れている人
・夏の冷たいお料理とあわせたい人

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陸奥八仙 夏どぶろっく

最後にご紹介するのは、青森県の八戸酒造が作る「陸奥八仙」の夏酒です。筆者は陸奥八仙の大ファンでして、ぜひぜひこれをご紹介したかったんです…!甘い香りとシュワシュワ強めの泡が特徴の活性にごりのお酒。「瓶内二次発酵」といって、お酒を瓶の中で発酵させ続けることで、炭酸ガスを閉じ込めています。主にスパークリングワインで用いられる手法で、いつも通り栓を開けると吹き出してしまうほどの強い発泡性が保たれています。開栓注意です。

味わいは甘めですが、後味はスッキリ。ライチのようなジューシーさと、炭酸のドライさが合わさって、新感覚の日本酒に仕上がっています。

陸奥八仙は、他にもスタンダードな吟醸酒の夏酒も販売しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

こんな人におすすめ!
・新感覚の日本酒を飲んでみたい人
・甘めの日本酒が好きな人
・東北の日本酒を楽しみたい人

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まとめ

以上、この夏に飲みたいおすすめの夏酒をご紹介してきました。

見た目が華やかで、見ているだけで心躍りますよね。キンと冷えた日本酒のおいしさに、感動すること間違いなしです。

ぜひ実際にお手にとって、美しさと涼やかな味わいを楽しんでください。

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