【飲みやすい】白麹を使ったマイルド系焼酎おすすめ5選を紹介

焼酎は銘柄によって「黒」や「白」などと色分けされます。

この色の違いが、使用する麹の種類の違いによるものだと知っている方はあまり多くないでしょう。

そこで今回は、白麹焼酎の概要や黒麹・黄麹との違いをおさえつつ、焼酎初心者におすすめな白麹焼酎のおすすめ銘柄などを紹介します。

焼酎の白麴仕込みとは?

焼酎の白麹仕込みの概要として、「白麹を使用して作られた焼酎」「黒麹との違い」「黄麹との違い」の3つに分けて紹介します。

焼酎作りにおいて麹は欠かせない材料です。麦や米を使用して麹を作るところから焼酎作りは始まります。

その過程で「白麹」「黒麹」「黄麹」のいずかの種麹を使用されるのです。麹はお米や麦、大豆などのでんぷん質を含む穀物に麹菌を繁殖させたものを指します。

麹菌は全世界には存在せず、日本を含む東アジアや東南アジアにしか生息しません。さらに食品に活用するには日本だけで、日本の「国菌」として認定されています。

では、それぞれの麹菌を使った焼酎について詳しくみていきましょう。

白麹を使用して作られた焼酎

米麹を作る過程で白麹を使用するのが、焼酎の白麹仕込みとなります。河内源一郎氏が万人受けする焼酎の研究を続けた結果、黒麹の中で変異した胞子を見つけて培養したのがこの白麹です。

白麹が発見されたのは大正13年と歴史は浅く、麹の中では1番新しいものとなります。他の麹よりもでんぷんを糖に変化させる糖化能力に優れ、焼酎作りが簡単になるとして、瞬く間に広まりました。

また、白麹で作られた焼酎は他の麹で作られた焼酎よりも、品質が高い点も大きな特徴の1つです。特に昭和40年代後半は、黒麹仕込みの焼酎にはない軽快な味わいがヒットし、第一次焼酎ブームのきっかけにもなっています。

黒麹との違い

焼酎の黒麹仕込みは、米麹を作る際に黒麹を使用します。「白麹」との違いは糖化能力の強さであり、焼酎作りにおいてでんぷんを糖に変えるために糖化能力は欠かせません。

黒麹は明治43年に河内源一郎氏が、泡盛の麹菌の胞子を焼酎に適した菌として栽培したことで誕生しました。黒麹の誕生までは、黄麹を使った日本酒しか存在せず、黄麹はクエン酸を分泌できないという課題があったのです。

クエン酸は雑菌の繁殖を防ぎ、もろみを腐らせない役割を担い、焼酎作りには欠かせない成分といえます。しかし、河内源一郎氏がクエン酸を分泌する黒麹を発見したことで、大正初期の暑い時期でも腐敗することのない、安全な焼酎作りが確立されたのです。

黒麹焼酎は香り高い味わいと力強いコクと旨みが特徴で、その飲みやすさからもハイカラ焼酎として親しまれてきました。全国的に有名な「黒霧島」「黒伊佐錦」などいずれも黒麹を使用した焼酎です。

黄麹との違い

「白麹」と「黄麹」の大きな違いは、クエン酸分泌能力の有無です。黄麹は昔から存在している麹で、明治43年に黒麹が発見されるまでは、この黄麹しかありませんでした。そのため、歴史は古く日本酒だけでなく、醤油や味噌などにも広く使用されている麹です。

ただし、前述のとおり「黄麹」はクエン酸を分泌する能力を備えておらず、雑菌の繁殖を防ぐことができないため、腐敗しやすいというデメリットがあります。九州地方などの暖かい地域でのお酒作りには向かない麹とされ、事実、九州地方の焼酎にはクエン酸分泌能力がある「白麹」「黒麹」が使用されるのがほとんどです。

しかし、現在では温度管理技術の向上により、九州地方でも酒造りに黄麹を使用する企業も増えてきました。黄麹を使用した焼酎は日本酒のような香りで、淡麗かつ爽快な味わいを楽しめます。

白麹の焼酎はこんな人におすすめ

白麹の焼酎は、焼酎初心者には特におすすめです。味わいがすっきりとしてシャープな口当たりが特徴だからです。

また黒麹焼酎のような力強いコクと旨みは残しつつも、全体的にマイルドな印象となっています。芋焼酎特有の風味や甘みはしっかりと残っているので、焼酎のよさを残しつつ、全体的に飲みやすくなっているのです。

黒麹焼酎のコク強さが苦手な方や焼酎初心者は、ぜひ白麹の焼酎にチャレンジしてみてください。

おすすめの白麹焼酎5選

おすすめの白麹焼酎として「真鶴」「晴耕雨読」「八幡」「川越」「月の中」の5つを紹介します。同じ白麹を使用して作られている焼酎であっても、製法や使用される水、芋などによって味わいや風味は変わり、まったく同じ味わいの銘柄は存在しません。

そのため相性のよい飲み方や料理もそれぞれ異なります。各銘柄の特徴を理解し、自分に合った白麹焼酎を見つけてみてください。

真鶴

萬膳酒造で作られ、白麴仕込み焼酎である「真鶴」をおすすめします。木樽製の蒸留器で作られる焼酎で、木樽蒸留ならでは木の香りをほんのりと感じるでしょう。

また芋くささを抑えながらも、芋の旨みを味わえるバランスのよい味わいとなっています。
白麹焼酎らしいマイルドさも楽しめ、ロックやお湯割にして、じっくりと味わうにはピッタリの銘柄です。

ただし、木樽製の蒸留器を使用して作られる焼酎は、1度に蒸留できる量が少なく、生産量に限りがあります。その人気の高さから、現在は入手困難となっています。

萬膳酒造では白麹焼酎の「真鶴」以外にも、黒麹焼酎の「萬膳」や黄麹焼酎の「萬膳庵」といった銘柄も作っており、ぜひ機会があれば飲み比べてみてください。

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晴耕雨読

鹿児島県の佐多宗二商店で作られている白麹焼酎が「晴耕雨読」です。さつまいもの風味をしっかりと感じながらも、酸味のキレも同時に楽しめる芋焼酎に仕上がっています。

味わいの中にほんのりとした甘さやマイルドなミネラル感があり、お米を炊いている時のような香りやカカオ香も漂う逸品です。さまざまな香りや味わいを楽しめることから、ストレートやロック、水割り、お湯割りなど飲み方を変えることで、飽きること無く楽しめるでしょう。

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八幡

鹿児島県の高良酒造で作られている焼酎が「八幡」です。地元の鹿児島で有機栽培されたお米とさつまいもを使用して作られており、芋焼酎本来の風味と甘みを楽しめる銘柄となっています。

「八幡」は手作りのかめ仕込みで作られており、発酵した際にもろみの温度が上昇して起こる対流をかめ全体に行き渡せれます。その結果として、味わいがマイルドになり、芋焼酎の強い風味を残しつつも、強いコクとやわらかい味わいが特徴です。

年間生産量も限られおり、見かけたらすぐに購入することをおすすめします。

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川越

宮崎県の川越酒醸造で作られている白麹焼酎が「川越」です。芋の持つ風味ややわらかい旨み、自然に生まれた深い味わいを特徴としています。

どの飲み方もオールマイティに楽しめる銘柄ですが熱燗は格別とされ、また薄めても風味が崩れないことから、ロックやお湯割りとの相性もよいでしょう。

また「川越」はANA国際線のファーストクラスでも提供されており、その人気の高さが伺えます。

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月の中

宮城県にある明治中期創業の老舗蔵元・岩倉酒造場で作られているのが「月の中」です。蔵のある土地が、昔は月見の名所だったことから「月の中」と名付けられました。

やわらかい飲み口で、芋の甘みを絶妙なバランスで楽しめる銘柄となっています。どの飲み方でも楽しめ、さらには焼き魚や刺し身、猪汁などどの料理にも合う、オールマイティな銘柄といえるでしょう。

「月の中」の最大の特徴は、収穫したばかりの芋しか使用しないという点です。さらに、収穫したばかりの芋は、仕込みをする日の朝に仕込む分だけを農家から購入するスタンスをとっています。

よって旬で新鮮な芋を収穫できる秋の3ヶ月程度しか稼働できず、出荷先も全国100店舗程度です。これが焼酎ファンから「幻の酒」といわれる所以でしょう。

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まとめ

白麹焼酎の概要や黒麹・黄麹との違い、おすすめの銘柄などを紹介しました。

白麹焼酎は黒麹焼酎を全体的にマイルドにした味わいや風味となっており、万人受けしやすく、焼酎初心者でも飲みやすい焼酎といえるでしょう。

それぞれの種類による違いを理解し、自分に合う焼酎を選んでみてください。