【ワイン初心者にもおすすめ】泡の赤ワイン「ランブルスコ」とは?特徴やおすすめを紹介

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「ランブルスコ」とはイタリア産の赤いスパークリングワインです。本場イタリアでは定番のワインで、日本でも手軽に楽しめる銘柄ですが、ワイン好き以外の方はあまり聞き慣れない銘柄かもしれません。

そこで今回はランブルスコの特徴や選び方、おすすめの銘柄などについて紹介します。

ランブルスコの特徴

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ランブルスコの特徴は「アルコールが低く、渋みも抑えられていて飲みやすい」「どんな料理にでも合う」「手頃な価格で気軽に楽しめる」の3つです。

ここではランブルスコの特徴について、その内容を詳しく紹介します。

アルコール度が低く渋みも抑えられていて飲みやすい

ランブルスコは、糖分がアルコールに変化しきる前に発酵を止めるため、アルコール度が低く、赤ワイン特有の渋みが抑えられたワインです。

一般的な製法では、糖分がアルコールに変化するまで発酵させるため、糖分がなくなり渋みも強く、さらにはアルコール分が高くなります。

一方、ランブルスコは発酵を止めるタイミングによっては糖分が多く残り、アルコール度が低く渋みも抑えられ、銘柄次第では甘さを感じることもあるでしょう。

アルコール度数も比較的に低く、あまりお酒が強くない方にもおすすめです。

どんな料理にでも合う

甘みと渋みの絶妙なバランスがとれた味わいで、どんな料理にも合う点もランブルスコの特徴の1つです。食前酒・食後酒のいずれでも楽しめる、まさにオールマイティなワインといえるでしょう。

また、味の濃いピザやパスタなどのイタリア料理との相性もよく、食中酒として楽しむと口内の脂っぽさを洗い流してくれるので、後味をすっきりとしてくれます。

手頃な価格で気軽に楽しめる

赤ワインは価格が高いイメージがありますが、手頃な価格で楽しめるのもランブルスコの特徴です。ランブルスコの価格帯は800~1,000円程度と、比較的安価に設定されています。

安く販売できる理由は、ランブルスコに使用しているブドウが一房に多くの実をつけるため、1度に多くのワインを製造できるからです。

またステンレスタンクを活用して醸造させるため、質を維持しやすい点も理由の1つといえます。

ランブルスコの選び方

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ランブルスコを選ぶ際は「種類」「糖度」の2つを基準にするとよいでしょう。ランブルスコは大きく3つの種類に分かれます。

また、糖度も大きく4種類に分かれており、ラベル表示を確認して選ぶ必要があるでしょう。それぞれの特徴を理解した上で、自分にあった種類を選ぶようにしてみてください。

種類

ランブルスコの種類は大きく分けて「ランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ」「ランブルスコ・ディ・ソルバーラ」「ランブルスコ・サラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ」の3つがあります。

ランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ

「ランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ」は、ランブルスコの中でも重厚感があり、渋みが強い分糖度を多めに残している銘柄です。一般的な赤ワインに近い種類ともいえるでしょう。

ランブルスコ・ディ・ソルバーラ

「ランブルスコ・ディ・ソルバーラ」はランブルスコでも高品質な部類で、渋みがほとんどなく、フレッシュな味わいを楽しめます。辛口なタイプが多く、食中酒として用いるとよいでしょう。

ランブルスコ・サラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ

「ランブルスコ・サラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ」は、香りと渋みを抑えており、前述の2種類の中間に位置する仕上がりです。ランブルスコの中でも万人受けするタイプといえるでしょう。

糖度

ランブルスコは糖分量によって味わいが大きく異なります。その糖度の違いによって「セッコ」「セミセッコ」「アマービレ」「ドルチェ」の4つに分類されます。

種類ごとの糖度は次のとおりです。

・セッコの糖度:15g/Lまで
・セミセッコの糖度:30g/Lまで
・アマービレの糖度:50g/Lまで
・ドルチェの糖度:50g以上

糖度が少ないほど渋みや酸味を感じやすい辛口となり、糖度が高いほど渋みや酸味が抑えられた甘口となります。ランブルスコを購入する際は、ラベルの表示で確認してみてください。

ランブルスコと合う料理とは?

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ランブルスコは「辛口」「甘口」によって合う料理が異なります。

「辛口」は、フルーティな甘さと微炭酸のすっきりさが特徴です。イタリアの代表的料理であるピザやパスタをはじめ、中華料理、肉料理などの濃い味付けの料理に合います。

一方、「甘口」は、ブドウのような酸味と甘さが特徴です。甘口の場合はスナックなどのおつまみ系や塩気の強い生ハムなどと合わせるとよいでしょう。

おすすめのランブルスコワイン

ランブルスコでおすすめな5つの銘柄を紹介していきます。

タヴェルネッロ ランブルスコ ロッソ

女性にも人気の高いランブルスコワインが「タヴェルネッロ ランブルスコ ロッソ」です。甘みと酸味が調和した味わいに仕上がっています。

甘いといってもフレッシュな甘さなので、くどくなく気軽に楽しめるタイプのランブルスコワインです。価格も800円程度とリーズナブルで、初めてランブルスコワインに挑戦する際は、この「タヴェルネッロ ランブルスコ ロッソ」をおすすめします。

ランブルスコ・サラミーノ

イタリアのグルメ雑誌「ガンベロ・ロッソ」で最高評価のトレ・ビッキエリを10年連続受賞しており、世界的に評価を得ているのが「ランブルスコ・サラミーノ」です。

カシスや山椒などの香りが特徴で、程よい渋みとドライフルーツのような複雑な甘さを楽しめます。生ハムとの相性が抜群といわれていますが、焼き鳥やピザなどの味の濃い料理とも合うでしょう。価格は1,700円程度と1杯200円程度で飲めるお値段です。

コンチェルト ランブルスコ レッジャーノ セッコ

ランブルスコで1番と呼ばれるメーカーが作るランブルスコワインが「コンチェルト ランブルスコ レッジャーノ セッコ」です。やや辛口ながらベリー系のようなフルーティな甘さに渋みが加わり、バランスよく仕上がっています。

幅広い料理に合わせられ、シーンを問わず楽しめるランブルスコワインといえるでしょう。価格は2,000円程度と他に比べると高めの設定ですが、それでも1杯300円以下とランブルスコのコスパの高さを感じます。

ちなみに「コンチェルト ランブルスコ レッジャーノ セッコ」を作るワイナリーは、2010年にエミリア・ロマーニャ州の最優秀ワイナリーに輝いています。

ガヴィオリ・ランブルスコ・ グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ・アマービレ

しっかり冷やして飲むと美味しく飲めるのが「ガヴィオリ・ランブルスコ・ グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ・アマービレ」です。いちごジャムなどで味わえるフルーティさと「アマービレ」の中でも特に強い甘みに仕上がっています。

生ハムやチーズケーキなどと相性がよく、さらには食前酒としても楽しむことができる逸品です。価格は1,000円前後と、気軽に購入できる価格設定となっています。

カビッキオーリ ランブルスコ ロッソ ドルチェ

甘口タイプでベリー系の香りを楽しめるのが「カビッキオーリ ランブルスコ ロッソ ドルチェ」です。舌触りのよい柔らかな泡と果実のようなフレッシュさ、さらには酸味も味わえます。

生ハムやオリーブなど、塩気の強いおつまみに合うでしょう。女性にも人気が高く、イタリアでは炭酸水と「7:3」の割合で割って飲むのがブームとなっているようなのです。価格は1,100円程度と気軽も楽しめる点も人気の理由といえます。

まとめ

今回は、「ランブルスコ」について紹介しました。

「ランブルスコ」は従来の赤ワインよりも渋みが少なく、アルコール度数も低いため、飲みやすいスパークリングワインです。ただし、種類によって渋みの強弱が変化し、糖度によっても味わいが大きく変化します。

よって、自身の好みに合わせて相性のよいランブルスコワインを選ぶとよいでしょう。当記事ではおすすめのランブルスコワインを5つ紹介しましたが、さらに細かく分けると100種類が存在するといわれています。

色々な銘柄を楽しみながら、自身にしっくりとくるランブルスコワインを見つけてみてはいかがでしょうか。

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