ワイン好きなら覚えたいブルゴーニュの人気ドメーヌ10選!

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フランス・ブルゴーニュ地方はボルドーと並んで、「世界一ワインが有名な産地」として知られています。ロマネ・コンティやモンラッシェなどの超高級ワインを生み出しており、世界のワイン愛好家を魅了し続けている場所です。

そこで今回は、ワイン好きに愛されるブルゴーニュの人気ドメーヌを紹介します。どれも世界を代表するドメーヌばかりですので、ぜひワイン選びの参考にしてみてください。

ブルゴーニュワインとは?

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まずブルゴーニュワインについて簡単に解説をしておきます。

ブルゴーニュワインは、ボルドーワインと並んで世界一のワイン産地として知られています。ボルドーは「ワインの王様」、ブルゴーニュは「ワインの女王」と呼ばれているほどです。

ブルゴーニュ地方の土壌は石灰岩と粘土質でできており、成分が異なる層が重なっています。また涼しく乾燥した地域で、昼夜の寒暖差も大きいです。そのためブルゴーニュのワインは、土地ごとに個性あるワインが造られます。

そしてブルゴーニュワインの大きな特徴は、単一品種でワインを生産しているところです。ボルドーは複数の品種をブレンドして作っている地域なので、ここが大きな違いと言えるでしょう。

ブルゴーニュの代表的な品種としては赤ワインは「ピノ・ノワール」、白ワインは「シャルドネ」。この2品種が生産の8割を占めており、ブルゴーニュを代表するブドウ品種です

ブルゴーニュで生産されたワインには繊細さがあります。ボルドーはガツンとくる男性的なワイン、ブルゴーニュは繊細さがある女性的なワインと表現してもいいかもしれませんね。

ブルゴーニュワインの有名ドメーヌ10選

それではブルゴーニュワインの有名ドメーヌを紹介します。

■ アンヌ・グロ
■ アルマン・ルソー
■ コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ
■ フーリエ
■ ジョルジュ・ルーミエ
■ ルフレーヴ
■ ルロワ
■ メオ・カミュゼ
■ フィリップ・パカレ
■ ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ

 

アンヌ・グロ

アンヌ・グロは、固定概念に囚われない自由なワイン造りを行う女性醸造家が運営をするドメーヌです。ブルゴーニュの名門「グロ家」の5代目にあたるフランソワ・グロの一人娘でもあり、1988年に22歳という若さでドメーヌを引き継ぎました。

自由な発想でワイン造りを行う彼女は、土壌で有機物を育てて自然堆肥を使用したり、年によってブドウの収穫時期をずらしてみたりと、新しい挑戦を続けています。その結果、ブルゴーニュ屈指の女性醸造家として認められるまでになりました。

彼女の造るシャルドネやピノ・ノワールのワインは、繊細でミネラル感がありつつも、エレガントな香りがあると評判です。価格帯も手が出しやすい価格帯の品もあるので、女性醸造家のワインが気になる人はぜひ試してみてください。

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アルマン・ルソー

アルマン・ルソーは、ブルゴーニュで最も偉大なドメーヌとして知られています。ナポレオンが愛したジュヴレ・シャンベルタンを蘇らせたドメーヌでもあり、ブルゴーニュを語る上で欠かせない存在と言えるでしょう。

またアルマン・ルソーの所有する畑の半分がグラン・クリュです。その理由は「ワインの8割はブドウで決まる」を信念とし、丁寧なブドウ栽培を行ってきたからです。

ピノ・ノワールで作られた上質なワインは、エレガントでシルクのような口当たりで、世界中から高い評価を得ています。あの辛口評論家のロバート・パーカー氏も「借金地獄に陥るまで、アルマン・ルソーを買い続ける」と言っているほどです。

その他にも、ワインコンクールや評価雑誌で最高の賞を受賞し続け、今では手に入りにくいワインになっています。どのワインショップを見ても在庫切れですが、チャンスがある人はぜひ購入をしてみてください。

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コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ

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コント・ジョルジュ・ヴォギュエ
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コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエは、ブルゴーニュ・シャンボール・ミュジニーにおいて最上級のドメーヌと言われています。

特級畑のミュジニーの70%を保有し、品質の高いブドウを栽培。樹齢25年以上の古樹しか使わず、それ以外のブドウは他のワインに回すほどブドウの樹齢にこだわっています。あのロバート・パーカー氏も、「間違いなくブルゴーニュのブドウ園のベスト5に入る」と言っているほどです。

ヴォギュエで造られるワインは、気品あふれる繊細さが魅力のひとつ。飲んだ瞬間に香りや果実味をダイレクトに感じるのではなく、飲んでいくうちに秘められた姿を見せてくれるようなイメージです。

繊細なワインを楽しみたい人におすすめのドメーヌです。

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フーリエ

フーリエは少量生産で高品質のワインを生産しているドメーヌです。その人気は高く、販売開始5分で売り切れてしまうほど世界中から注文が殺到しています。

歴史があるドメーヌでもあり、ブドウの木の樹齢は平均50年超えです。また1級とグラン・クリュが所有面積は70%にも及び、高品質なブドウを栽培していることが伺えます。

またフーリエは、テロワールを最も重視しているドメーヌです。テロワールとは、ブドウ本来の能力を活かし、人間の手を極力加えず最上級のワインを造ることです。そのため、ブドウの栽培から収穫まで、とにかく厳しいチェックを行っています。

そんなフーリエのワインは、「若くても熟成しても美味しい」と評判です。またフーリエ特有の「フーリエ香」が楽しめ、エレガントな香りを感じることができます。

そしてフーリエでは、多くの人にワインを飲んでもらいたいという想いから、リーズナブルな価格でワインを提供しています。それゆえ、オークションで高額な値段が付けられてしまい、高値で売り出されることも珍しくありません。

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ジョルジュ・ルーミエ

ジョルジュ・ルーミエは、ブルゴーニュでも1位2位を争う大人気ドメーヌです。もともとは不振が続いていたドメーヌですが、3代目のクリストフの代から評判が上がりはじめ、ブルゴーニュ屈指のドメーヌとなりました。

ブドウの栽培は除草剤や化学肥料を使わない減農薬栽培を採用。さらにブドウの品質を高めるために、1株あたり8房に制限をしています。またテロワールを重視した生産を行い、清澄(せいちょう)、ろ過も極力行わない製法を守っています。

そしてジョルジュ・ルーミエのワインは「ブルゴーニュで最も繊細」です。シルクのような口当たりとエレガントな香りが特徴で、世界中のワイン愛好家を魅了し続けています。

ブルゴーニュらしい繊細なワインを楽しみたい人はぜひチェックしてみてください。

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ルフレーヴ

ルフレーヴは、500年以上の歴史を持つ歴史あるドメーヌです。

ブルゴーニュの白ワインにおいて「最高の造り手」と呼ばれ、「白ワインにおいては右に出るものはいない」とまで言われています。イギリスで最も権威のあるワイン評価雑誌「デキャンター」の「白ワインの世界10大生産者」で1位に輝いた実績もあり、まさに世界一の白ワイン生産者と言ってもいいでしょう。

またルフレーヴでは、全ての畑でビオディナミ栽培を実践しています。

農薬や除草剤の使用を極限まで抑えることにより、地中の微生物が活性化し、土壌が柔らかくなります。その結果、ブドウの根が張りやすくなり、土の栄養を最大限に吸収できるようになっているのです。

そしてルフレーヴで造られたワインは、テロワールをダイレクトに感じられます。口に含むと繊細さもありつつ、深いコクと複雑さを感じることができます。白ワインにこだわっているからこそ出せる味わいです。白ワインが好きな人はぜひチェックしてみてください。

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ルロワ

ルロワは「ブルゴーニュの偉大な女神」と呼ばれ、マダム・ルロワという女性醸造家が運営をする名門ドメーヌです。ブドウ栽培では、ビオディナミを実践しつつ収穫量を制限し、品質の高いブドウを作っています。

またマダム・ルロワは、ブルゴーニュでもずば抜けたテイスティング能力の持ち主です。1日に100種類前後のテイスティングを行い、畑ひとつひとつを巡りながら徹底した管理を行っています。

また「ワインの個性は土地が決定するもの。ワインは畑で生まれ、生産者はその手助けをするだけ」をコンセプトに掲げ、ブドウ本来の味を楽しめるテロワールを重視。その結果、ルロワで生産されたワインは高い評価を得ており、ロバート・パーカー氏も100点満点をつけたほどの実力を持っています。

果実を煮詰めたような凝縮感がありながら、繊細でシルクのような口当たりが楽しめるワインです。マダム・ルロワの実力を確かめたい人はぜひ購入をしてみてください。

ちなみに、ルロワには「Maison LEROY(メゾン ルロワ)」「Domaine LEROY(ドメーヌ ルロワ)」「Domaine d’Auvenay(ドメーヌ ドーヴネ)」と3種類あります。

違いは以下の通りです。

メゾン ルロワ:マダム・ルロワがテイスティングして、自社熟成させたワイン。
ドメーヌ  ルロワ:ルロワ社が保有する畑で取れたぶどうを瓶詰するまで自社で行っているワイン。
ドメーヌ ドーヴネ:マダムル・ルロワが個人で所有している畑から造られるワイン

価格のイメージは、メゾン<<ドメーヌルロワ<<<<ドーヴネと、希少性が高いほど高くなります。

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メオ・カミュゼ

メオ・カミュゼは、ブルゴーニュ屈指の畑を持つドメーヌです。4つのグラン・クリュ、6つのプルミエ・クリュを所有し、高品質なブドウ栽培を行っています。

また「ワインの神様」と呼ばれているアンリ・ジャイエ氏がコンサルタントを務めていたドメーヌでもあり、その技術力は世界屈指と言ってもいいでしょう。

ブドウの収穫は全て手摘みで行い、厳選したブドウのみを使用。造られるワインは「自然によって生みだされる土壌や気候、土地の特徴を最大限に表現すること」をコンセプトとし、ブドウ本来の味わいが楽しめます。

値段が高いイメージがありますが、同等のドメーヌと比較してもリーズナブルな価格帯で販売をしています。5,000円~ほどで購入できるため、ちょっと贅沢をしたい日におすすめです。

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フィリップ・パカレ

フィリップ・パカレは、ブルゴーニュで最も自然派なワインを生み出しているドメーヌです。

パカレは、ブルゴーニュ・ディジョン大学で醸造学を学び、ヴォーヌ・ロマネのプリューレ・ロックの元で10年に渡って醸造責任者を務めた経験があり、あのロマネコンティ社からお誘いがあるほどの実力を持つ造り手です。

ブドウは昔ながらの農法を実践。それだけにとどまらず、醸造の際は亜硫酸を添加せず、天然酵母を活かしたワイン造りを行っています。

フィリップ・パカレは「鉱物の豊富な土壌から天然酵母で作られた我々のワインは、より自然に体内に吸収される。まさに自然のスポーツ飲料だよ」と言い、とにかく自然派なワイン造りにこだわっている造り手です。

そしてピノ・ノワールから造られたワインは、通常のブルゴーニュワインよりもアルコール度数が低め。そのため軽やかな口当たりで、ゆっくりとブドウ本来の味が口に広がっていきます。

自然派なワインにこだわりたい人はぜひチェックしてみてください。

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ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティは、「世界で最も有名な生産者」と呼ばれるドメーヌです。ワインを知らない人でもロマネ・コンティは聞いたことがあるのではないでしょうか。

ロマネ・コンティは「世界で最も高価なワイン」とも呼ばれ、銘柄にもよりますが1本数百万円の値段で売られている品もあります。所有している畑全てがグランクリュであり、ブドウ栽培から醸造まで最高品質を維持し続けています。

しなやかでシルクのような口当たりと豊かなアロマ、体験したことのないような感動を味わうことができるワインです。

手軽に手が出せるような価格ではありませんが、人生で一度は飲んでみたいワインと言えますね。

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まとめ

今回はブルゴーニュの人気ドメーヌを紹介してきました。誇りを持ってワイン造りを行う生産者が多く、熱意が伝わってきましたね。

紹介したドメーヌの銘柄に中には、数千円で購入できるワインもあります。気になるドメーヌがある人は、ぜひ購入をしてみてください。

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