お酒を飲むとなぜ眠くなる?|眠くなる3つの理由と具体的対策を徹底解説!

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「お酒を飲むと眠くなる」という方もいるでしょう。

飲み会の場を楽しみたいのに、すぐに睡魔がきてしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、お酒を飲むと眠くなる理由や酔いへの対処法を紹介します。

すぐに眠くなってしまうという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

お酒を飲むと眠くなる理由

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なぜ、お酒を飲むと眠くなるのでしょうか?

ここでは、お酒を飲んで眠くなる3つの理由を紹介します。

お酒で眠くなる理由①中枢神経の活動を抑制する機能

飲酒をして眠くなるのは、お酒に中枢神経の活動を制御する機能があるからです。

中枢神経は脳と脊髄からなっており、身体を動かす際の中心となっています。

身体全身に指示を出し行動させる中枢神経の活動がお酒によって制御されるので、眠気がきてしまうのです。

お酒で眠くなる理由②緊張がほぐれてリラックス効果がある

お酒には、緊張をほぐしてリラックスさせる効果もあります。

考え事や悩み事があり夜なかなか寝付けなくても、お酒を飲んですぐに眠れたという経験がある方もいるのではないでしょうか。

確かに抗不安作用があるお酒ですが、寝付けないからといって無闇に飲むのは控えるようにしましょう。

お酒で眠くなる理由③アセトアルデヒドの影響

お酒で眠くなる理由は、アセトアルデヒドの影響もあります。

アセトアルデヒドはアルコールが分解されて発生する物質であり、眠気の他に二日酔いや倦怠感の原因にもなります。

アセトアルデヒドが蓄積されやすい体質だと、少量の飲酒でも眠気に見舞われてしまうこともあるでしょう。

場合によっては吐き気を感じたり呼吸不全を起こしたりするので、水や味噌汁などを飲んでアルコールを分解させるのがおすすめです。

お酒を飲んだ後、眠くならないための対策

酔いが回ると抑制作用も高まり眠くなりやすいので、酔いを少しでも防止することがポイントです。
そこで、お酒に酔いにくい方法をまとめて紹介します。

・空腹のままお酒を飲まない
・アミノ酸やビタミンB1を摂取
・刺激のある食べ物を避ける
・二日酔いを予防する食品を摂取
・お酒と一緒にこまめに水を飲む
・たくさん会話する
・良い防止のドリンクを飲む
・飲酒後の入浴は避ける
・休肝日を設ける

ではそれぞれ詳しく解説します。

空腹のままお酒を飲まない

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お酒を飲むときに空腹だと、酔いが回りやすくなるでしょう。

アルコールは胃と小腸で吸収されますが、空腹状態だと多くが小腸に流れ込み、脳へアルコールが到達しやすくなるんです。そのため空腹状態でお酒を飲むのは避けた方が無難です。

飲む前に軽く食事をしたり、おつまみを食べたりすることが大切です。

アミノ酸やビタミンB1を摂取

アミノ酸やビタミンB1を摂取すると、酔いの原因であるアセトアルデヒドの分解が早まるでしょう。

アミノ酸は肝臓の機能を整える作用があるだけでなく、解毒作用によりアルコール代謝をサポートします。ビタミンB1はエネルギーを作り出し肝臓の働きを助けてくれます。

アミノ酸を含む食品としては、マグロやカツオ、アジなどの魚介類をはじめ、卵、豆腐、納豆、チーズが挙げられるでしょう。

ビタミンB1を含む食品は、豚肉や大豆、ほうれん草、たらこなど。

これらは居酒屋の食事で摂取できますので、積極的に注文をしてみてください。

関連記事:お酒と食べ合わせが悪い食べ物とは?良い食べ物で二日酔いを予防しよう

刺激のある食べ物を避ける

揚げ物や辛いものなど、刺激のある食べ物は酔いを早めてしまいます。

刺激のある食べ物は胃や肝臓に負担をかけ、機能を低下させます。

そこにアルコールが入ると、分解速度に遅れが生じて酔いが回りやすくなるのです。

飲み会の場では、つい揚げ物や辛いものを食べたくなりますが、グッと堪えてお腹に優しいおつまみを選びましょう。豆腐やキムチ、枝豆、野菜サラダ、焼き鳥などがおすすめです。

二日酔いを予防する食品を摂取

二日酔いを予防する食品を覚えておくと便利です。

乳製品:胃に脂肪の膜を作りアルコールの吸収が穏やかにする
柑橘類:クエン酸が肝機能をサポート
枝豆:ビタミンCがアセトアルデヒドの分解を助ける
鶏肉:必須アミノ酸のメチオニンがアルコールの分解を助ける

これらを飲み会の前や飲んでる最中に摂取すれば、二日酔いや悪酔いを予防できます。

お酒と一緒にこまめに水を飲む

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こまめに水を飲めば二日酔いや悪酔いを予防できます。

アルコールには利尿作用があり、体内の水分が排出されやすくなるからです。身体の水分量が減ると、血中アルコール濃度が上がり、さらに酔いが回ってしまうでしょう。

そのためお酒を飲む際は、こまめに水を飲むことが大切です。

目安としては、お酒と同量の水を飲んでください。お酒と一緒に水を注文して、交互に飲めば酔いも回りにくくなります。

また二日酔いになったときには、トマトジュースや経口補水液を飲むとより効果的な回復が望めます。

トマトジュースには酔いの元となるアセトアルデヒドの分解を早める作用があるとされていますし、経口補水液は脱水状態の身体に水分と電解質を補給してくれます。

もし、症状が辛くなることが多い方は事前にストックして対策しておきましょう。

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たくさん会話する

たくさん会話をすると酔いが回りにくくなります。

アルコールは人の呼気から排出されるので、会話を増やせば血中アルコール濃度が下がります。

そのため、飲み会の場では積極的に会話をすることが大切です。ひとりで飲むのもいいですが、友人や家族を誘って飲んでみてはいかがでしょうか。

酔い防止のドリンクを飲む

二日酔いや悪酔い防止のドリンクを飲むのもおすすめです。

酔い防止のドリンクには、ウコンなど肝機能を高める成分が配合されています。

ウコンの力やヘパリーゼなどは、スーパーやコンビニでも気軽に購入できます。

ぜひ飲み会前にドリンクを飲んで、二日酔いや悪酔いを予防しましょう。

関連記事:二日酔いに効く市販薬とは?選び方やおすすめを紹介

飲酒後の入浴は避ける

飲酒後の入浴は二日酔いや悪酔いの原因となります。

なぜなら汗をかいて体内の水分量が減少し、血中アルコール濃度が高まるからです。それに加え、血流が良くなりアルコールの回りも早くなります。

また入浴中に意識を失えば命の危険もあります。そのため飲酒後の入浴は避けた方がいいでしょう。

どうしても入浴したい場合は、シャワーのみにしておいてください。

関連記事:飲酒後の入浴はなぜ危険?知っておきたいお酒とお風呂の関係

休肝日を設ける

飲む頻度が多い人は、休肝日を設けましょう。

お酒を飲み続けると肝機能が低下し、脂肪肝になります。最悪の場合、アルコール性肝炎や肝硬変になり、一生お酒が飲めなくなるリスクも。

厚生労働省では「肝臓を休めるために週に1日以上飲酒しない日を設けること」を推奨しています。

また休肝日は多ければ多いほど良いとされています。肝臓を休める期間が長くなるので、可能なら週2〜3日の休肝日を設けるのが理想です。

毎日お酒を飲んでいる人は、週1日からでもいいので休肝日を設けてみてくださいね。

関連記事:休肝日は週2日でも大丈夫?効果のある日数やメリットを紹介!

アルコールと酔いのメカニズム

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ここでは、アルコールと酔いの仕組みを解説します。

お酒によって体内に入ったアルコールは胃で約20%、小腸で約80%吸収されます。そしてアルコールは、血液中にも溶け込み肝臓に運ばれるのです。

肝臓はアルコールを代謝する機能を持っていますが、全て分解できず心臓や脳に送られます。

アルコールが脳に到達すると脳内が麻痺した状態に。これがいわゆる「酔い」とされています。

また酔いのレベルは、血中アルコール濃度によって変わります。

血中濃度(%)症状
爽快期0.02~0.04爽やかな気分で活動量が増える。
ほろ酔い期0.05~0.10気分が良くなり脈拍や心拍数が上がる。
酩酊初期0.11~0.15気分が大きくなり大声を出す。ふらつき始める。
酩酊極期0.16~0.30何度も同じ話をする。千鳥足になり吐き気を催す。
泥酔期0.31~0.40訳のわからない話をする。まともに立てない。
昏睡期0.41〜意識がなくなる。最悪の場合、死亡する。

お酒を純粋に楽しめるのは「ほろ酔い期」までです。

それ以上になると、健康を害するだけでなく周りにも迷惑をかけてしまう可能性も広がります。

関連記事:お酒に強い、弱いはどうやって決まるの?原因や調べ方を解説!

お酒と睡眠の関係ついてよくある質問

ここまでの記事を読んで、お酒と睡眠の関係について疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

そこでここでは、お酒と睡眠の関係についてよくある質問に回答していきます。

お酒で眠くならないための適量とは?男女で量が変わる?

厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」では、節度のある適度な飲酒の目安は1日純アルコールで約20gとされています。したがって、眠くならないためには純アルコール20gを目安にお酒を楽しみましょう。

純アルコール20gの目安は、350mlのレギュラー缶1本分です。

なお、女性は男性に比べてアルコールの分解速度が1/2〜1/3といわれているので、10〜13gが適量といえます。

お酒を飲むとすぐ眠くなるけど、病気になったり睡眠に悪影響を与えたりする?

お酒の力を借りて眠りにつくという方もいるでしょう。

しかしお酒は、睡眠の質に悪影響を及ぼす可能性が高いです。

お酒を飲むと寝付きが良くなる一方、眠りが浅くなることが分かっています。

アルコールが体内に入ると、アセトアルデヒドを分解するために身体が活動を続けます。その結果、レム睡眠(寝ていても脳が活動している状態)となり、浅い眠りが続いてしまうのです。

夜中に目が覚めたり、起きても身体がだるかったりするのは、お酒の影響かもしれません。

またお酒を飲むといびきをかきやすくなります。アルコールには筋弛緩作用があり、喉の筋肉が緩んで気管の通りが悪くなるからです。

そのため、良質な睡眠のためにお酒を飲むのはおすすめできません。

若い方がお酒を飲むと眠くなる可能性は低い?

若者の方が、お酒を飲んでも眠くなる可能性は低いといえます。

理由としては、年齢を重ねると肝臓機能が低下してアルコールの分解速度が遅くなり、アセトアルデヒドという物質が体内に溜まるからです。

アセトアルデヒドは眠気や二日酔いの原因なので、肝臓機能が低下していない若者の方が眠気がこない可能性は高いです。

寝酒はしない方が良い?

どんなに寝付けないとしても、寝酒はしない方がいいでしょう。

アルコールは緊張をほぐしリラックスさせる効果があるので、お酒を飲むと眠気が訪れます。

とはいえ、睡眠の質を下げたり利尿効果があったりするので、眠れたとしても体の疲れは取れません。アルコール依存症になってしまうリスクもあるので、注意が必要です。

なお個人差はありますが、布団に入る1時間前には切り上げるようにすると適度にリラックスして寝付きやすくなるでしょう。

まとめ

今回はお酒を飲むと眠くなる理由を解説してきました。

すぐに睡魔がくるという人は、二日酔い対策をすると改善できるかもしれません。

ぜひ本記事を参考に、お酒との付き合い方を考えてみてくださいね。

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