【SDGs×酒】酒業界の取り組みと環境に優しいお酒を5選まとめて紹介!

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味や値段、ブランドなどお酒の選び方は人によって異なります。なかには、環境に優しいかどうかチェックしながらお酒を選んでいる方がいるかもしれません。

そこで今回は、「SDGs」に関したお酒や酒業界の取り組みなどを紹介します。お酒とSDGsの関係性が知りたい方や環境に優しいお酒が知りたい方は、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。

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そもそもSDGsとは?

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そもそも「SDGs」という言葉を初めて聞いた方がいるかもしれません。まずは「SDGs」について紹介します。これまで聞いたことがなかった方は、この項目で「SDGs」を把握しておきましょう。

17の目標と169のターゲット

「SDGs」というのは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年に行われた国連サミットで採択されました。国際的なものとなっており、海外だけではなく、日本でも政府や企業などがSDGsに取り組んでいます。

「SDGs」には、17の目標と169のターゲットがあります。17の目標というのは、「ジェンダー平等を実現しよう」や「安全な水とトイレを世界中に」、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」などです。

169のターゲットは、各目標内で分かれています。上記で挙げた「ジェンダー平等を実現しよう」であれば、「あらゆる場所におけるすべての女性および女子に対するあらゆる形態の差別を撤廃する」や「公共のサービス、インフラ、および社会保障政策の提供、ならびに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する」などが挙げられます、

詳しくは外務省HPより

各国におけるSDGsの取り組み

「SDGs」は、さまざまな国で取り組まれています。例としてデンマークの場合「SDGs」の目標を具体的な行動に変換して達成を目指す「UN17 VILLAGE」というプロジェクトを実施。世界で初めての建設プロジェクトであり、「SDGs」のことを考えた村を造るというものです。

日本でも、「SDGs」に関するさまざまな取り組みが行われています。具体的には、地方創生SDGs国際フォーラムの開催や金融経済教育の推進、無戸籍者問題への取り組みなど。また、SDGsに関する国際的なイベントにも参加しています。

SDGsの現状

「SDGs」が国連サミットで採択されたとはいえ、なかなかスムーズに目標達成へ進んでいないという現状があります。

2017年には、2030年までに目標を達成できるペースを非常に下回っているという国連報告書が発表されました。その上、新型コロナウイルスの流行でさらに厳しくなってしまい、特に目標1「貧困をなくそう」の達成が窮地に陥っています。

「SDGs」への取り組みというのは、政府や企業だけではなく個人でもできることです。無駄な資源の利用をやめたり繰り返し利用できるものを使ったりなど、一人ひとりが心がけることで「SDGs」の達成に近づきます。

酒業界とSDGsの関係性

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酒業界の「SDGs」に関する取り組みはさまざまあります。会社としてどのような取り組みをしているのか、主なところをいくつかピックアップして紹介します。

リカー・イノベーション株式会社

リカー・イノベーション株式会社は、「酒ガチャ」というユニークなお酒販売などを行っている会社です。

取り組みでは、全国の酒蔵や農家と協力しながら持続可能な酒造りを目指しています。具体的には、正しい飲酒の情報発信や酒瓶のリユースなどが挙げられます。

また、廃棄される予定だった農産物を使用したお酒も販売。それが「こだわり農家とつくった 果実酒シリーズ」であり、規格外という理由で廃棄される予定だった果物を使用しています。人気が高いシリーズであり、果実酒が好きな方であれば飲んでみたいと思うかもしれません。

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数馬酒造株式会社

数馬酒造株式会社は、「竹葉」というお酒を造っている石川県能登の酒造です。

取り組みでは、社会に貢献するものづくりや多様性のある労働環境の構築などを目指しています。具体的には、数馬酒造株式会社は地域の創成と「SDGs」の達成という想いを込めた「竹葉 能登未来」を造っています。

特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームと連携して誕生したお酒です。原材料からラベルのデザインに至るまで能登の地域全体を巻き込んだものとなっています。

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梅乃宿酒造株式会社

梅乃宿酒造株式会社は、「梅乃宿」で知られる奈良県の酒造です。

「人と働き方」「原材料を取り巻く環境」「地域とのつながり」という3つのテーマで「SDGs」に取り組んでいます。

「人と働き方」の場合は、文化教室の開催や国境を超えた採用、女性の産休後復帰支援など。

「原材料を取り巻く環境」は、梅の実販売や電気フォークリフトの使用、リユース瓶の使用などが挙げられます。

「地域とのつながり」では、福祉施設でのラベル作成や小中学生向けのイベント、スポーツ団体・文化団体への協賛などです。

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月桂冠株式会社

月桂冠株式会社は、創業して400年もの歴史を持つ京都伏見の酒蔵です。

人材や地域、環境、マーケティング、調達、物流などさまざまな観点から「SDGs」に取り組んでいます。

主な取り組みとしては、月桂冠大倉記念館の公開や森林認証紙を用いた容器、ホワイト物流の推進などが挙げられます。

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アサヒビール株式会社

アサヒビール株式会社は、日本国内でトップクラスに「SDGs」への取り組みを盛んに行っている会社です。

「SDGs」に取り組むためのチームもあり、貴金属のリサイクルや産業廃棄物の適正処理拡大といったことに重点を置いて取り組んでいます。

具体的な取り組みとして、グリーン電力を用いた主力商品の生産が挙げられます。「アサヒスーパードライ」といった主力商品を再生可能エネルギーで生産しており、実際に商品を見てみるとグリーンエネルギーマークが印刷されています。

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【SDGs×酒】地球に優しいお酒5選

「SDGs」の取り組みは酒業界にも広まっており、以下のような環境に優しいお酒も登場しています。それぞれどのようなお酒なのでしょうか。

ROKUMOJI CRAFT GIN

「ROKUMOJI CRAFT GIN」は、新潟県で誕生したクラフトジンです。ろくもじ株式会社が製造しています。

森林資源を活用したお酒で、ジュニパーベリー以外にヒノキのような香りがするアテビの間伐材やドライアップルの芯などを使用。2021年度の東京ウイスキー&スピリッツコンペティションにて洋酒部門で銀賞を獲得しました。

「ROKUMOJI CRAFT GIN」は、初心者でもおすすめできるほどの飲みやすさが魅力です。クセが抑えられていることから、そのまま飲むのはもちろんのこと、ソーダやトニックウォーターで割っても楽しめます。

特に近年はクラフトジンが注目を集めているため、「ROKUMOJI CRAFT GIN」をきっかけにクラフトジンの魅力を知ってみてはどうでしょうか。

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LAST

「LAST」は、日本酒の製造過程で排出される酒粕を用いて造らるジンです。東京のエシカル・スピリッツ株式会社で製造されています。

飲む香水というキャッチコピーがあるほど香りが特徴であり、独自のボタニカルレシピによって華やかな香りのクラフトジンとなっています。

「LAST」の味わいはしっかりとしており、ソーダやトニックウォーターで割るのがおすすめ。ジンの本場であるイギリスで開催されたTHE GIN MASTERS 2020では、金賞を受賞しています。

他にもエシカルスピリッツでは、廃棄される予定のカカオなど潜在的な可能性を引き出すような地球に優しいオリジナルなお酒をつくっています。

Fスピリッツ

「Fスピリッツ」は、新型コロナウイルスの流行がきっかけで誕生したお酒です。鹿児島県の若潮酒造株式会社が製造しています。

酒造がある志布志市はイチゴ栽培が盛んな地域ですが、新型コロナウイルスの影響で出荷数が減少。その影響によって廃棄されるはずだったイチゴを用いたのが、「Fスピリッツ」です。

多くのイチゴを使用した「Fスピリッツ」は、豊かな風味が楽しめる上にアルコール度数がそこまで高くないため、日頃お酒を飲まない方でも楽しめるでしょう。ソーダで割る場合には、少しだけ食塩を入れるのがおすすめ。「Fスピリッツ」の甘みが食塩によって引き立ちます。

エアカンパニーウォッカ

ここまでは日本のお酒を紹介してきましたが、海外でも環境に優しいお酒が登場しています。例として「エアカンパニーウォッカ」は、空気からお酒を作ったというなんとも不思議なウォッカです。

「エアカンパニーウォッカ」では、大気から二酸化炭素を抽出して純粋なエタノールにします。その後、水を加えて完成させるというものです。一般的なウォッカの製法と大きく異なります。

世界初のカーボンネガティブ(排出する二酸化炭素より除去される二酸化炭素が多い)蒸留酒として注目を集めています。なんとエアウォッカ1本で、8本の木が一日に摂取する二酸化炭素と同量を使用するのです。

「エアカンパニーウォッカ」は、アメリカのスタートアップ企業が製造しています。2021年現在、日本で入手するには簡単ではありませんが今後輸入されるかもしれません。

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コロナビール

「コロナビールが環境に優しい?」と不思議に思うかもしれませんが、2019年に新しい缶デザインを紹介する動画を公開。一見すると普通の缶に見えますが、缶同士が連結できるようになっています。

新しい缶が連結できる個数は最大10個まで。手に持って運べることから、ビニール袋や梱包材の削減につながります。

見た目もユニークであることから、パーティーといった人が集まる機会に良いかもしれません。

まとめ

今回は、「SDGs」や環境に優しいお酒などを紹介しました。

「SDGs」は酒業界にも広まっており、様々な企業が取り組みを進めています。

もしこれからお酒を買う際は環境のことも考えながら選んでみてはどうでしょうか。

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