ドメーヌ ミエ・イケノとは?こだわりや特徴を徹底解説!

ワイン新興国の中でも計り知れないポテンシャルを持つ日本。近年は国際市場でも盤石な地を築き、日本産ワインは世界のワイン愛好家からも高い評価を受けています。

そんな世界が注目するジャパニーズワインの中で、今回ご紹介するのはドメーヌ ミエ・イケノ。ドメーヌとして稼働するまでの軌跡と、ミエ・イケノならではのこだわり、ワインがゲットできるスポットをまとめました。

ワイン玄人の方も、これから日本産のワインを勉強しようとしている方もぜひ参考にしてくださいね!

ミエ・イケノとは?

ドメーヌ ミエ・イケノは山梨県北西部にあります。長野県との県境、八ヶ岳の玄関口としても知られる小淵沢町に拠点を置くドメーヌです。

ちなみにドメーヌとはブドウの栽培、醸造、熟成、瓶詰めまでの全工程を一貫して行うワインメーカーのことで、主にフランスのブルゴーニュ地方で用いられる用語です。

ミエ・イケノの自社畑では、シャルドネ、ピノ・ノワール、メルローの3種類が栽培されています。自社栽培したブドウのみを使い、八ヶ岳独特のテロワールが味わえるワインとして、一流のソムリエからも一目置かれています。

造り手

醸造家である池野美映氏はフランスの大学を卒業したのち、フランスの国家資格であるワイン醸造士を取得。ブドウ栽培に関わる学問を修め、ブルゴーニュや南フランスのワイナリーで経験を積みました。

そんな池野氏は、実はヨーロッパやアジアの国際ワインコンクールの審査員も務めています。鋭い感覚で生み出されるワインは、国産のものとは思えないほどハイクオリティに仕上がります。

荒地が一目置かれるテロワールとなるまで

標高750mにあるブドウ畑は雲と同じ目線にあるため、さながら「天空のブドウ畑」のような壮麗さをイメージさせます。しかし開墾する前は耕作放棄地でした。

わざわざこのような土地を選んだ理由は、ブルゴーニュのグラン・クリュ(特級畑)と条件が似ていたからだそうです。

その条件というのが

・水はけがよい
・日当たりの良い傾斜地
・冷涼な気候
・栄養を含む粘土質土壌

ブルゴーニュをはじめとするワイン産地では、畑の質がワインの質に直結します。そのため、条件が良い土地で育てられたぶどうほど高く取引されます。

日本国内において、フランスのグラン・クリュと同等の地域はとても希少です。池野美映氏が日本で畑を探したのは、ブルゴーニュのワイナリーで勤務をしていた時。仕事の合間を縫って日本に帰国しては、数日単位で土地を探し回ったそうです。

そして2006年に納得のいく土地を見つけました。猫の足跡があったことから「Les pas du chat( レ・バ・デュ・シャ/猫の足跡畑)」と名付けられ、2007年から3年もの歳月をかけて開墾されました。

開墾してから4年後の2011年、ブドウの木がやっと小さな房をつけはじめました。そのタイミングで醸造所を設立。「自社畑100%のブドウで高品質なワインを造りたい」という長年の夢を叶えることができました。

ミエ・イケノのこだわり

有名レストランやホテルにも愛好家が多いミエ・イケノ。多くの人々を魅了する理由は、ドメーヌならではのこだわりにヒントがありそうです。

リュット・レゾネ

フランス語の直訳では「合理的な対策」という意味になりますが、「減農薬栽培」のことを指します。病害虫など有事のときのみ農薬の使用が許されていますが、許可された農薬しか使えません。

ミエ・イケノでは農薬や化学肥料を極力使わず、有機肥料を使っています。またブドウ畑の雑草は取り除かず、自然の営みに任せた栽培が行われているほか、ブドウの収穫、選果は全て人の手で行われます。

グラビティー・フロー・システム

ポンプなどの機械で圧をかけずに、自重でワインの醸造を行う手法を指します。無理に圧力をかけないためブドウの果皮や果汁へのダメージが少なく、素材の個性が生きたワインに仕上げることができます。

実は、国内でこのシステムを採用したのはミエ・イケノが初めて。機械による荒々しさはなく、個性的でかつ繊細なテロワールを味わえます。

ミエ・イケノのラインナップ

ドメーヌ ミエ・イケノでは、栽培している3種のブドウ品種でワインを醸造しています。

ミエ・イケノ シャルドネ 2019

猫の足跡畑のシャルドネ100%で造られた一本。2019年の収穫分からは2944本のミエ・イケノ シャルドネが生産されました。オレンジやグレープフルーツなどの柑橘を思わせる香りと、ミントのような爽やかさを持ち合わせており、八ヶ岳ならではのシャルドネを味わうことができます。

ミエ・イケノ ピノ・ノワール 2019

猫の足跡畑のピノ・ノワール100%で造られた一本。2019年の収穫分からは2290本のミエ・イケノ ピノ・ノワールが生産されました。温度変化とともに味わいが華やかに変化してゆくワインで、イチゴ、チェリー、紅茶、花、バニラなどの風味が楽しめる逸品です。

ミエ・イケノ メルロー 2019

猫の足跡畑のメルロー100%で造られた一本。2019年の収穫分からは2390本のミエ・イケノ メルローが生産されました。メルローの特性である重厚感が感じられる商品で、フルーティーさとユーカリやミントのような清涼感が、口当たりの軽さとナチュラル感を演出してくれます。

 

ミエ・イケノのワインがゲットできる場所

オンラインショップを見てもSold out…でも諦めるのはまだ早いです!

星野リゾートのリゾナーレ八ヶ岳には、ミエ・イケノのワイン全種類を扱っているワインハウスがあります。日本ではミエ・イケノを直接購入できる唯一の場所なので、どうしても欲しいという方はリゾナーレ八ヶ岳に足を運んでみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回はミエ・イケノについてまとめました。

雲と同じ目線の地域に「特級畑」級のポテンシャルがあるとは意外な発見でした。ワインのプロならではの着眼点ですね。

日本産のワインをあまり知らないという方もミエ・イケノを飲んで、ジャパニーズワインの真髄に触れてみては?