苦いのになぜ美味しいの?ビールとストレスの関係

仕事終わりにキンキンに冷えたビールを飲むと、身体中に染み渡りますよね。しかし「苦い飲み物なのになんで美味しく感じるのだろう?」「炭酸水でも喉越しが楽しめそうだけど」と疑問に感じている人も多いはずです。

確かにビールは苦い飲み物で、美味しくないと感じている人もいます。

そこで今回は、ビールの苦味を美味しく感じる理由やストレスとの関係性について紹介していきます。ビール好きだけでなく、ビールを普段飲まない人も参考にしてみてください。

ビールはなぜ苦い?

ビールが苦い理由は原材料の「ホップ」が関係しています。ホップとはアサ科カラハナソウ属、つる性の多年生植物の一種で、涼しくて乾燥した地域で栽培される植物です。緑色の丸っこい形が特徴的で、未受精の雌株の花がビールの醸造に使用されます。

また、ホップにはルプリンと呼ばれる成分が含まれており、香りや苦味が豊富です。ビールの醸造ではホップを煮沸する工程があり、ルプリンは熱が加わると苦味が増し、苦くなります。ビールが苦いのには、こんな理由があったんですね。

さらにホップは、煮沸時間や使用量で苦味の度合いも変わってきます。ビール会社では苦味をコントロールするために、煮沸時間を変えるなどして研究を行っているのです。

ビールの苦さはIBUで判断できる

ビールには苦味を表す「IBU(国際苦味単位)と呼ばれるものがあります。要するに「どれだけ苦いか」を数値化した指標で、最近のクラフトビール専門店では、表示されているお店も多いです。

日本でよく飲まれているラガービールにもIBU値があり、

【IBU値】
・スーパードライ  IBU16
・一番搾り     IBU21
・エビス      IBU25
・プレミアムモルツ IBU21

上記の数値となっています。確かにスーパードライはすっきりとした飲み口が特徴なのでIBUも低め。エビスビールはコクと苦味が特徴なのでIBUも高くなっています。数値にすると普段飲んでいるビールを理解することができますね。

ただし「IBU=苦い」というわけではありません。ビールの温度や飲み方、その人の体調によっても苦味の感じ方は変わります。あくまで参考程度にビールを選ぶといいでしょう。

苦味と人間の味覚の関係

ビールは苦い飲み物ですが、歳を取るにつれて美味しく感じるようになった、という人もいます。実は、人間は成長をするにつれて、苦味を美味しく感じるようになる生き物なのです。

最初はいわゆる「子供舌」からスタートをします。子供の時に焼き魚の内臓やサザエの苦味が苦手だったのに、大人になると大好物になっていた、という人も多いでしょう。これはいろんな食べ物を食べて、舌が成長したからです。

ビールも同じで、様々な食べ物や飲み物を飲むにつれて、苦味が美味しく感じるようになるのです。ビールの苦味が美味しくないと感じている人は、将来的に美味しく感じる可能性があります。

ストレスが溜まるとビールが美味しくなるのはなぜ?

仕事でストレスが溜まっている時にビールを飲むと、美味しく感じますよね。休日に飲むよりも、仕事終わりの花金に飲んだ方が何倍も美味しくありませんか?

実はストレスを感じた人間は、味覚が鈍くなり苦味を感じにくくなります。仕事終わりのビールを美味しく感じるのは、ストレスが関係していたというわけです。これはビールだけでなく、苦味がある食品にも同じことがいえます。

またストレスを感じていると、人は苦いものを食べたくなるという研究結果もあります。ストレスと苦味は切っても切れない関係だったんですね。

ビールが苦手な人は、仕事終わりにキンキンに冷えたビールを飲んでみてはいかがでしょうか。合わせてちょっと苦めのおつまみを合わせると最高ですね。

ビールを最高の状態で飲む方法

それでは最後に、ビールを美味しく飲む方法を紹介します。

仕事を頑張る

仕事を頑張れば一定のストレスが溜まります。ストレスがあると苦味を感じにくくなるため、ビールがゴクゴク飲めてしまいます。また仕事を頑張ったという気持ちで、さらに美味しくなるでしょう。

喉ごしで楽しむ

ビールの種類にもよりますが、日本のラガービールは喉ごしで楽しめるものが多いです。冷やしたビールを一気に流し込めば、苦味を感じることなくすっきりと飲めますよ。

ビールが苦手な人は、口の中で味わっている可能性があります。一気に流し込んで、喉越しを楽しむと美味しく飲めるかもしれませんよ。

キンキンに冷やす

ビールはキンキンに冷やすとさらに美味しくなります。ビールの種類によっては、冷やさない方が美味しい種類もありますが、日常的に飲まれるラガービールならキンキンに冷やしても問題ありません。できればグラスも冷やしておくと、最高のビールが飲めますよ。

まとめ

ビールの苦味はその人の体調や経験で変わることが分かりました。ビールが苦手な人も、仕事を頑張ったり、いろんな食事を経験することで、美味しく感じられるかもしれません。

それでは苦味を理解して、自分の体調と相談しながらビールを楽しんでみてください。

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