ショートケーキに合うお酒とは?10種類のお酒で検証してみた!

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誕生日やクリスマスなど、お祝いごとに欠かせないショートケーキ。

他にもちょっとしたご褒美や手土産に購入するなど、日本人に馴染み深い定番といってよいケーキです。

そんなショートケーキといえば、コーヒーや紅茶と合わせることをイメージしますが、お酒との相性も良いって知ってましたか?

今回はショートケーキとお酒を実際にペアリングしていきたいと思います。

ショートケーキとお酒の相性を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

また、以下記事にて、料理とペアリングを楽しむ5つのコツをご紹介しています。
ペアリング初心者の人は、本記事とあわせてぜひ参考にしてください。

参考記事:お酒と料理の組み合わせの具体例を味わい別に紹介

ショートケーキの特徴

ペアリング_ショートケーキ_ イメージ画像1

ショートケーキは洋菓子の一種です。

日本では生クリームとスポンジの土台にいちごが乗せられているものを指しますが、欧米ではレイヤーケーキ(Layer cake)という名称で親しまれています。

ショートケーキの発祥は1588年、イギリスのレシピ本「イングリッシュズ・クークボーク」に記載されるショートケーキが由来です。

こちらのレシピでは、スポンジだけでなくビスケット生地も使い、果物もオレンジやりんご、レモンなど、さまざまな食材を使用していました。

その後、イギリスの植民地となったアメリカにもショートケーキが伝えられます。アメリカではパンやクッキーが生地に使用され、生クリームにフルーツジュースを入れていました。

日本でショートケーキを生み出したのは有名洋菓子店の不二家です。

創業者の藤井林右衛門(ふじいりんえもん)は、1910年に横浜の本町に洋菓子店「不二家」を開業します。

その後、1912年に洋菓子の勉強のためにアメリカへ渡りました。そこでアメリカ式のショートケーキと出会います。

当時のアメリカで食べられていたショートケーキは、サクサクした生地に生クリームといちごをはさんだものでした。

藤井氏はその美味しさに感動し、ショートケーキについて質問をします。

その時に「ショートニングを使用しているからショートケーキと呼ぶ」と教えられます。

ショートニングとは、クッキーやビスケットのサクサク感を出す油脂です。

そしてアメリカ式のショートケーキに感銘を受けた藤井氏は、日本でもショートケーキを作ることに決めました。

しかし帰国して開発に着手すると、サクサク食感は日本人に合わないと感じ始めます。そこでカステラのようにフワフワした生地にすることに。

その五試行錯誤を重ねた結果、1922年に不二家から日本初のショートケーキが発売されます。

そこから全国の洋菓子店でもショートケーキが作られ始め、スポンジと生クリームをベースにした、いちごのショートケーキが日本に定着していったのです。

また、日本で定着したショートケーキは、フワフワの生地に独自改良したことなどから「Japanese style strawberry shortcake」と、日本のスタイルとして海外でも認知されるようになっています。

ショートケーキとお酒と合わせるコツ

ペアリング_ショートケーキ_ イメージ画像2

一般的なショートケーキは、「生クリーム」、「スポンジケーキ」、「いちご」の3つから出来ています。

味の要素の大部分は、「甘味」と「酸味」です。

特に「甘味」は強く感じられるので、お酒と合わせるときには、「甘味」を相乗、補完するものを選ぶと良いでしょう。

ショートケーキと合うお酒(ベストペリング)

今回も10種類のお酒と実際に食べ合わせて相性を検証しました。まずは、ショートケーキと相性の良かった(ベストペアリングした)お酒を紹介します。

ブランデー

ペアリング_ショートケーキ_ ブランデー

ブランデーは洋菓子作りに欠かせないお酒です。

ショートケーキにもブランデーが使用されていることがあるぐらいで、相性の良い組み合わせだと分かります。

またブランデーは果物との相性もよく、いちごのショートケーキとのペアリングは最高です。

ブランデーを口に含むと、ショートケーキのコクや旨味が増し、贅沢な気分が味わえました。

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ウイスキー

ペアリング_ショートケーキ ウイスキー

ウイスキーは甘いお菓子と相性の良いお酒です。

バーに行くと、チョコレートやドライフルーツなど甘いおつまみが提供されます。

またウイスキーを牛乳で割ったカクテルもあり、同じ乳製品である生クリームとの相性も抜群です。

ウイスキーのスモーキーさがショートケーキに深みを与え、濃厚な味わいを楽しめました。

今回は少しスモーキーさがありましたが、バーボンなどの甘みとコクの強いウイスキーでも濃厚で香り豊かペアリングとなると思います。

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白ワイン

ペアリング_ショートケーキ 白ワイン

ショートケーキはシンプルな味わいのケーキです。

乳製品と相性の良い白ワインなら、生クリームの良さを引き出してくれます。

白ワインの原料はブドウなので、いちごとの相性も抜群です。

樽熟成させたコクのあるシャルドネ、もしくはリースリングなどを使った甘口のデザートワインと合わせるといいでしょう。

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日本酒

ペアリング_ショートケーキ 日本酒

日本酒とショートケーキは意外と相性の良い組み合わせです。

米の甘みのある日本酒は、生クリームの甘みと相性抜群。フルーティーさも相まって、ショートケーキと絶妙なペアリングとなりました。

日本酒のアルコール感もまろやかになるため、お酒が苦手な人でも飲みやすいでしょう。

またより甘口のテイストを楽しみたいなら、貴醸酒もおすすめです。貴醸酒は、濃厚で甘みが強く食後酒やアイスに掛けて食べる楽しみ方もあります。同じ乳製品系なので、合わせやすいでしょう。

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麦焼酎

ペアリング_ショートケーキ 麦焼酎

麦焼酎は、クセがなくクリアな味わいのお酒です。

シンプルなショートケーキとも合わせやすく、お互いを邪魔することもありません。

またスポンジ生地は小麦から作られているため、麦焼酎と違和感のない組み合わせでした。

生クリームによって麦焼酎がまろやかになり、度数が高くても美味しくいただけました。

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梅酒

ペアリング_ショートケーキ 梅酒

洋菓子を作る際、レモン果汁など少し酸味を入れると甘みが際立ちます。

そのため、ほどよい酸味のある梅酒とショートケーキは相性の良い組み合わせです。

梅酒の酸味がショートケーキの甘みを引き出し、梅の甘みがフワリと広がります。

いちごの酸味とも合わせやすく、梅酒好きにはたまらないペアリングとなりました。

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ビール

ペアリング_ショートケーキ ビール

ビールもスポンジ生地も原料は「麦」です。共通点が多く、相性の良い組み合わせだと分かります。

中にはブランデーの代わりにビールを入れる洋菓子もあるくらいですからね。

ショートケーキの持つ甘みとビールの苦味のバランスがよく、両方の旨味が引き立ちました。

今回合わせた銀河高原ビールの「小麦のビール」は、苦みの柔らかくフルーティーなホワイトエールです。もし、IPAなどの苦みがガツンとくるタイプであわせるなら、少しバター感のあるショートケーキに合わせると良いかもしれません。

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ショートケーキと合わないお酒(ワーストペアリング)

続いては今回試した中で、ショートケーキと合わなかったお酒を紹介します。

芋焼酎

芋焼酎は独特の芋らしい香りが強いため、ショートケーキとは合いませんでした。

ショートケーキはシンプルな味わいなので、主張の少ないお酒と合わせるのが基本です。

芋の風味が強すぎてショートケーキの風味を損ねてしまいました。

レモンサワー

洋菓子には少量のレモン果汁を入れて甘みを引き出します。

しかしレモンサワーは、レモン感が強すぎて甘みが引き立ちませんでした。

レモンの風味が口に広がるため、ショートケーキの甘みが薄まります。

甘みの強いレモンサワーであれば、合わせやすいと思います。

赤ワイン

赤ワインは洋菓子と相性の良いお酒です。

しかしチョコレートや抹茶など、味付けの濃いケーキの方が合わせやすい印象がありました。

ショートケーキはシンプルな味わいなので、赤ワインの主張が強くなります。

軽めのピノ・ノワールなら合うかもしれませんが、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなど果実味の強い赤ワインは避けた方がいいかもしれません。

ただし赤ワインと相性の良い、いちごの量が多ければ、ペアリングしやすくなると思います。

ショートケーキとお酒の種類別の評価・特徴

ショートケーキとお酒の相性を表にまとめてみました。

順位お酒の種類評価コメント
1位ブランデー★★★★★ブランデーは洋菓子作りに欠かせないお酒。ショートケーキにもブランデーが使用されており、相性の良い組み合わせです。ブランデーを口に含むと、ショートケーキのコクや旨味が増し、贅沢な気分を味わえます。
2位ウイスキー★★★★★ウイスキーは甘いお菓子と相性の良いお酒。チョコレートやドライフルーツなど甘みの強いおつまみと相性が良いとされています。また牛乳と割って飲むこともあり、同じ乳製品である生クリームとの相性も抜群です。
3位白ワイン★★★★ショートケーキはシンプルな味わいのケーキです。乳製品と相性の良い白ワインなら、生クリームの良さを引き出してくれます。白ワインの原料はブドウなので、いちごとの相性も抜群でした。
4位日本酒★★★★米の甘みのある日本酒は、生クリームの甘みと相性抜群。フルーティーさもあり、いちごのショートケーキと絶妙なペアリングです。日本酒のアルコール感もまろやかになり、お酒が苦手な人でもスイーツのように楽しめると思います。
5位梅酒★★★洋菓子を作る際、レモン果汁など少し酸味を入れると甘みが際立ちます。そのため酸味のある梅酒とショートケーキは相性の良い組み合わせです。ショートケーキの甘みが引き立つだけでなく、梅の香りや甘みもフワリと立ち上がって、良いペアリングとなりました。
6位麦焼酎★★★スポンジ生地は小麦から作られているため、麦焼酎と違和感のない組み合わせです。生クリームによって麦焼酎がまろやかな味わいとなり、度数が高くても合わせやすかったです。
7位ビール★★★ビールもスポンジ生地も原料は「麦」です。共通点が多く、相性の良い組み合わせといえるでしょう。ショートケーキの持つ甘みとビールの苦味のバランスがよく、両方の旨味が引き立ちました。
8位赤ワイン★★チョコレートや抹茶など、味付けの濃いケーキの方が合わせやすい印象でした。軽めのピノ・ノワールなら合うかもしれませんが、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなど果実味の強い赤ワインは避けた方がいいでしょう。
9位レモンサワー★★レモンサワーは、レモン感が強すぎて甘みが引き立ちません。甘みのあるレモンサワーなら合わせやすいと思います。
10位芋焼酎芋の風味が強すぎてショートケーキの風味を損ねてしまいました。ショートケーキはシンプルな味わいなので、主張の少ないお酒と合わせた方がいいでしょう。

まとめ

ペアリング_ショートケーキ イメージ画像5

今回はショートケーキとお酒を実際にペアリングしてきました。

やはりブランデーやウイスキーなど、洋酒と相性が良いですね。

また日本酒や梅酒とも合わせやすかったため、日本のお酒が好きな人でも安心です。

気になったら組み合わせがありましたら、ぜひ取り入れてみてください。

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