ウイスキー界のロールスロイス!?マッカランとはどんなお酒?

世界には多くのシングルモルトが存在しますが、中でもマッカランは最高峰のブランドとして世界に名を馳せています。

メディアでも度々取り上げられるマッカランですが、シングルモルトの頂点に君臨し続ける理由はどこにあるのでしょうか?

今回はマッカランに焦点を当て、根強い人気の秘密やマッカランが辿ってきた歴史についても掘り下げていきます!

マッカランとは?

マッカランとはスコットランドで造られるウイスキー銘柄のひとつ。世界に出回るシングルモルトの中では第3位のシェアを誇り、「シングルモルトのロールスロイス」と呼び声が高いブランドです。

名声もさることながら優雅さや上品さを兼ね備えているマッカランは、日本のウイスキー愛好家からも好評を得ています。芳醇で甘い香り、重厚でありながらまろやかな味わいは、老若男女問わず長きにわたり多くの人々を魅了し続けています。

マッカランの製造元

マッカラン蒸留所があるのはスコットランドの北部にあるスペイサイドという地域です。

スペイ川流域にあるこのエリアは、昔からウイスキー造りが盛んに行われていたこともあり、現在もウイスキーの一大産地となっています。

マッカランの歴史

マッカランが正式な蒸留所として認められたのは1824年の出来事ですが、公認される以前からウイスキー造りは行われていました。18世紀初頭にはすでに広い範囲で名が知れていたと言われています。

第二次世界大戦勃発後、ウイスキーの原料である大麦が国民の食糧として配給されるようになると、ウイスキーの蒸留が禁止される事態となってしまいました。さらに原料価格の高騰や税率の引き上げが追い打ちをかけ、マッカランのみならず多くの蒸留所が苦境に立たされることに。なけなしの在庫を売り飛ばして換金する蒸留所もあったそうです…。

マッカランはそんな苦難にも屈することなく、蒸留所のプライドを持ちながらひたすら貴重な在庫を守り続けました。戦後になってウイスキーの蒸留が解禁されると戦時中の努力が実を結び、マッカランは世界最高峰の地位にまで上りつめました!
もし在庫を全て売却していたら、シングルモルトのロールスロイスという異名を耳にすることは無かったかもしれませんね。

マッカランのこだわり

マッカランが長らく愛されてきた理由は、マッカランなりのこだわりが関係しているかもしれません。使われる原料や熟成にかなりの趣向を凝らしています。

マッカラン専用の大麦麦芽

マッカランの原料に使われる大麦麦芽は、マッカラン専用に栽培されたものしか使われていません。マッカランは、優良品種とされる「コンチェルト」と「モメンタム」という品種から造られますが、どちらも一級品以外のものは使われないのだとか。

原料から厳選することで、マッカランでしか味わえない個性を表現することが可能となります。

仕込み水に使われる湧き水

マッカランの仕込み水にはスペイ川沿岸にある泉の湧き水を使用しています。

ミネラル豊富でありながら柔らかい水質となっているため、イースト菌が働きやすく、麦汁を発酵させるのにとても理想的な水となっています。

樽の種類

マッカラン蒸留所では、主にアメリカンオークとヨーロピアンオークの2種類の木樽を併用して熟成が行われています。どちらの木樽も火であぶってトーストや綿菓子のようなフレーバーを出してから熟成に使われます。

シェリー樽やバーボン樽など、複数の樽で熟成させた原酒を上手く組み合わせて造られているため、ヴァッティング(ブレンド)するブレンダーさんには、鋭い味覚と嗅覚が求められます。

初めてのマッカランにはコレ!

今までマッカランを飲んだことがないけれど、これから挑戦してみようと思っている方におすすめの商品をいくつかご紹介します!

ザ・マッカラン シェリーオーク 12年

マッカランを代表する一本。12年ものではありますが、マッカランの中では最年少の熟成期間となっています。お値段は7000円前後と、ハイブランドにしては比較的リーズナブルに手に入ります。

シェリーオークシリーズには12年以外にも18年、25年、30年があります。

熟成期間が長ければ長いほど色は濃くなり、味わいにも奥行きが出てきますが、金額も高くなる傾向にあります。手の届く範囲で味わってみてください。

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ザ・マッカラン ダブルカスク 12年

アメリカンオークシェリー樽とヨーロピアンオークシェリー樽をヴァッティングさせて造られた商品。バニラを思わせる芳香と嫌味のない甘みは、いかにもマッカランらしいテイストとなっています。

お値段は7000円前後で、先にご紹介したシェリーオーク12年とほぼ同じくらいの金額帯となっていますが、シトラス系のフルーティーさを味わいたい方におすすめです。

まとめ

今回はマッカランについてまとめました。戦中戦後は蒸留所を存続させるだけでもかなり厳しい状況だったようですね。マッカランを残すため在庫を守ろうと決めた先人に感謝しなければなりません。

マッカランの味をすでに知っているという方もそうでない方も、蒸留所のバックグラウンドを知ったうえでぜひマッカランを味わってみてください。いっそう特別な味わいとなるのではないでしょうか。