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牡蠣好き必見!生牡蠣から焼き牡蠣まで「牡蠣とウイスキーの相性が良い」本当かを試してみたら…

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「海のミルク」の愛称で親しまれている牡蠣。ウイスキーと相性が良いと聞いたことはありませんか?実際のところ、どうなのか気になりますよね。

そこで今回は、牡蠣とウイスキーの相性について注目し、牡蠣の特徴、牡蠣とウイスキーの楽しみ方、牡蠣に合うウイスキーを紹介していきます。

牡蠣好きはもちろん、ウイスキー好きな方もぜひ参考にしてみてください。

また、以下記事にて、初心者の方でも飲みやすいウイスキーの選び方をご紹介しています。
産地ごとの特徴を知ることで自分好みのウイスキーが見つかります。本記事とあわせてぜひ参考にしてください。

参考記事:【初心者向け】おすすめ銘柄を10個厳選!

牡蠣の特徴

牡蠣
牡蠣は世界で100種類以上も存在しており、その調理方法も実に幅広く、「揚げ」、「蒸し」、「焼き」のみならず、生食としても美味しくいただけることから古くから世界的に食されてきた食材です。

牡蠣には、グリコーゲンのほか、グルタミン酸やアミノ酸やタンパク質、カルシウム、ミネラル、亜鉛などの栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養価には、免疫力アップや疲労回復、美肌をはじめ、肝臓病・心臓病など、さまざまな生活習慣病の予防効果が期待できます。

カキの生食は、魚介類の生食文化が進んでいる日本でも珍しく、欧米から逆輸入する形で親しまれるようになったと言われています。

海外は一般的に5~8月は産卵期であるため、食用には適さないとされていますが、日本では養殖の発展や国内各地に産地があるため、一年を通して美味しい牡蠣を食べることができるのです。

牡蠣とウイスキーの相性は?

ウイスキー

牡蠣とウイスキーは、スコットランドの定番と言われるほど非常に相性が良いです。中でも、正露丸や薬品っぽいスモーキーなアイラウイスキーがベストマッチといわれています。

牡蠣には海のヨードが豊富に含まれています。ヨードはミネラルの一種で、昆布や海苔、海藻類に多いです。これは、アイラウイスキーに使われる原料のモルトの特徴である「ヨードの香り」とも似ているため、同じ磯っぽさの物同士、同じ海の属性は相性が良いと考えられます。

また、食べ物の味わいは大きく、「甘味」「塩味」「酸味」「苦み」「旨味」の基本五味と呼ばれる5つに分類されています。それぞれの味を合わせることで相互作用が起こり、バランスの良い「味の五角形」が形成され、「美味しい」と感じやすくなるのです。

そして、牡蠣を最も「美味しく」感じさせてくれるのがアイラウイスキー「ボウモア」といわれています。

ボウモアには基本五味「甘味」、海の「塩味(潮っぽさ)」のほか、アルコールの「酸味」の他、主にイノシン酸由来した「旨味」が、そして樽由来の「苦味」があります。これらが牡蠣の肝の苦み「タウリン」と、「コハク酸」や「グルタミン酸」といった旨味と甘み、海産物の「塩味」と一緒に食すことで相乗効果を生み、旨味が一層引き立てられ、より美味しく感じられます。

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 ウイスキーと相性抜群!牡蠣おすすめの食べ方

牡蠣とウイスキーの楽しみ方

生牡蠣のほかにはどのような楽しみ方があるのか、紹介していきます。

蒸し・焼き料理

もちろん、火を通した「蒸し」「焼き」の調理方法でも、牡蠣とウイスキーを美味しくいただけます。

牡蠣に含まれる「乳酸」と「コハク酸」を「温旨系有機酸」といい、温かい温度で旨くなる性質を持ちます。このため、加熱することで牡蠣の香ばしさと旨味が一段と増し、ウイスキーのコクを引き立ててくれます。

焼き牡蠣にウイスキーをかける

生食は抵抗がある方や、食材とウイスキー本来の旨味をもっと感じたい方は「蒸し」「焼き」の加熱料理で楽しむのも良いでしょう。

特に牡蠣の名産地で知られるアイラ島は、古くから牡蠣には「ボウモア」のシングルモルトウイスキーをかけて食べるスタイルが人気。

牡蠣を包み込むミルキーな口あたり、磯の風味や旨味などが一段と引き出され、非常にマリアージュしますよ。

ボウモアと牡蠣を実際に試してみての感想は?

ボウモアはアイラウイスキーの中でもスモーキー感が控えめで、ピート香が苦手な方でも飲みやすいフルーティーな味わいが特徴です。

今回は実際にこの組み合わせで試してみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

第一に、非常に美味しかったです。醤油やポン酢で食べることが一般的ですが、大人な牡蠣の食べ方として日本でももっと流行って欲しいです。

味わいは、牡蠣特有の生臭さが緩和され、潮の風味や旨味を全面に強く出ていました。スモーキーさが牡蠣に燻製に近いものを与えているような雰囲気もあります。

またレモンありとなしで両方試してみましたが、レモンはかけたほうが酸味や香りの面でまとまりが出てより美味しく感じました。

かける量については好みもあると思いますが、やりすぎなぐらいかけてもありだと思います。噛めば、噛むほどボウモアが欲しくなります。

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生牡蠣でもOK!牡蠣料理に合うおすすめなウイスキー銘柄5選


ボウモアと同じ産地であるアイラ産のウイスキーが牡蠣と良く合いました。

アイラ産のウイスキーは、総じてスモーキーさがあります。また海に近い環境で造られているため、塩味、ヨード香が特徴。酸味や旨味もあるので、牡蠣に合うウイスキーが多い傾向にあります。

今回は牡蠣とウイスキーを合わせたい方のために、近いニュアンスのウイスキーも合わせてご紹介します。

カリラ 12年

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カリラは、ボウモア同様アイラ島で造られているウイスキー。オイリーで完熟した南国フルーツのような甘み、酸味、スモーキーさが特徴です。

ボウモアに比べ、カリラのほうがウイスキーのパンチが強い傾向にあり、牡蠣がウイスキーの引き立て役に回る印象を受けます。しかし、これがまた良いクセとなり、ついついウイスキーを飲み進んでしまいます。

フレッシュでピーティーなウイスキーを楽しみたい方であれば、カリラも良いでしょう。

厚岸 ニューボーン

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厚岸
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厚岸は、北海道東部に位置する「厚岸蒸留所」が手掛ける銘柄です。ウイスキーづくりに必要な環境が、ウイスキーの本場スコットランドの風土によく似ていることから、アイラウイスキーのような力強いスモーキーな味わいに仕上がられています。

また蒸留所は、国内で唯一年中出荷できる牡蠣の名産地「厚岸」に拠点を構えているため、厚岸産の大ぶりなカキとの相性が抜群なことも有名です。

厚岸の甘みのある潮っぽさと樽香が、牡蠣と絶妙なハーモニーを奏でてくれます。国産ウイスキーや、厚岸産のカキを楽しみたい方は、こちらの銘柄もおすすめです。

余市 シングルモルト

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余市シングルモルトはニッカ社が手掛けるウイスキー銘柄。厚岸同様、スコットランドに近い環境や製法でウイスキーを醸しているため、力強いピート感と潮の香が特徴。わずかな酸味とモルトの甘みが牡蠣とも良い合います。

また、蒸留所を構えている北海道余市は道内でも指折りの牡蠣名産地で、牡蠣目当てに足を運ぶ方も多いのだとか。とにかく牡蠣には目が無い方、余市産のカキにこちらの銘柄を合わせてみては?

アイラウイスキー ボウモア 12年

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アイラウイスキーの中で、牡蠣にかけたい最もおすすめなウイスキーはこちらのボウモウ12年です。

スモーキーながらもフルーティな味わいが特徴で、ピートの香りが苦手な初心者でも飲みやすいです。

特に焼き牡蠣にかけて食べたい方におすすめします。

ラフロイグ 10年

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ラフロイグは、ボウモウと同じアイラ島で造られたウイスキーです。

熟成樽は全てファーストフィルのバーボン樽しか使用していないため、ボウモウに比べ、ガツンとくる力強いスモーキーな香りが特徴。

もっとインパクトが欲しい方や、スモーキーな味わいが好みな方にはおすすめです。

ウイスキー以外でも楽しめる!牡蠣料理に合うお酒を紹介

牡蠣は世界各国で楽しまれている食材なので、ウイスキー以外のお酒との相性も抜群なんです。

次に牡蠣と相性の良いワインや、日本酒のおすすめ銘柄を紹介します。

ワイン

生カキに合わせるなら、白ワインがおすすめです。

フランスでは牡蠣に辛口ワインのシャブリや、シャンパーニュが合わせられています。ポイントとしては、辛口で酸味が強いテイストを選ぶといいでしょう。

その中でもおすすめなワイン銘柄は以下です。

プティ・シャブリ ジャン・クロード・コルトー

フランス・ブルゴーニュで家族が営む若いドメーヌのシャブリ。若手ながら数々の受賞歴があり、コストパフォーマンスが抜群です。

柑橘と清涼感のある香りが特徴で、酸味がアクセントとなる味わいが牡蠣によく合います。

牡蠣のコクを引き立てるのにおすすめな辛口白ワインです。

ノミネ・ルナール ブラン・ド・ブラン

酸味が特徴なシャルドネ品種から造られたスパークリングワインです。

ノミネ・ルナールというフランスの小規模ワイナリーが製造しており、自家栽培から瓶詰めまで一貫して手作業にこだって造られています。

酸味、甘み、うま味ともにバランスが良く、牡蠣に合うミネラル感が特徴。4年の長期熟成にもかかわらず、良心的な価格もおすすめポイントです。

なおシャルドネ品種の特徴は別記事で紹介しています。牡蠣との相性も良いので、銘柄の参考にしてみてください。

関連記事:
人気ぶどう品種シャルドネのおすすめ白ワイン10選!特徴や産地、合う料理を紹介

日本酒

和食の牡蠣料理に合わせるなら、日本酒もイチオシです。

基本的にどの銘柄も牡蠣と相性が良いのですが、おすすめは淡麗な飲み口。

いくつかおすすめ銘柄を厳選しましたので参考にしてみてください。

富久長 白麹純米酒 海風土

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富久長
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こちらは、牡蠣が盛んに採れる広島瀬戸内海の富久長が手掛ける日本酒。地元の名産品牡蠣に良く合うお酒として生まれました。

白麹菌を使用しており、味わいは牡蠣にレモンをかけたような酸味と爽快感が特徴。生カキはもちろんのこと、焼き牡蠣・蒸し牡蠣など、牡蠣料理全般と相性抜群です。

国外でも受賞歴があり、幅広い層から支持されています。

精米歩合 70%
使用米
内容量 1800ml
アルコール度数 13度
おすすめの飲み方 冷酒

日高見 本醸造 辛口

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平孝酒造
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こちらの銘柄も海鮮食材との相性を重視して設計された平考酒造の日本酒です。

雑味がなく、クリアな味わいなのに、後口はしっかりキレがあります。

お手頃なお値段は初心者の方にもおすすめなので、ぜひお試しください。熱燗でいただくと、うま味がグンとアップしますよ。

精米歩合 60%
使用米 ひとめぼれ
内容量 1800ml
アルコール度数 15度~16度
おすすめの飲み方 常温・ぬる燗・熱燗

なお別記事では、日本酒と牡蠣の相性を検証していますので、そちらも合わせて参考にしてみてください。

関連記事:
牡蠣に合わせるのは本当に日本酒なのか?実際に試してみた

まとめ

今回は、牡蠣とウイスキーの相性に注目しました。牡蠣とウイスキーの相性が良いのは本当だったと思います。

ぜひいろんな楽しみか方で牡蠣とウイスキーの組み合わせを味わってみてください。

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