アイラの女王「ボウモア」の3つのなぜと飲み方について解説

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ウイスキーの聖地アイラ島は東京23区ほどの大きさの島の中で8つも蒸留所があります。そのなかで最も古い歴史を持つのが「ボウモア」です。

バーに行くとこのボウモアを飲み、ウイスキーにハマったという方も多く耳にするのですが、一体どんなウイスキーなのでしょうか?

今回は、ボウモアのなぜを3つに分けて解説したうえで、どのように飲むと良いのかを紹介します。

ボウモア/BOOWMOREとは?

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ボウモアは、スコットランドのアイラ島にあるボウモア蒸留所が造られているウイスキー銘柄です。蒸留所の創業は1779年とかなりの歴史が古く、スコッチウイスキーの中でも1,2を争います。ちなみに、日本だとまだ杉田玄白が解体新書を出したぐらいの頃なので、教科書に登場するレベルの歴史をもっています。

かなり古い歴史がありますが、アイラモルトの入門編的な立ち位置もとっています。実際、バーで初めて飲んだウイスキーやハマるきっかけのウイスキーとしてよく名前が上がっています。

また、ボウモアには愛称がいくつかあり、「アイラの女王」や「海のシングルモルト」と呼ばれていて、幅広いファンに愛されるウイスキーです。

なぜアイラの女王と言われるのか

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ボウモアが「アイラの女王」と言われる最大の理由は、女王のエリザベス二世が蒸留所を訪れたことと言われています。アイラ島にある8つの蒸留所で女王が直々に訪れたのはこのボウモアだけです。
なお、女王が直々に蒸留所へ訪れた際には、原酒の樽詰めを見学されたそうで、その原酒は、戴冠50周年の際に献上されました。

その他、女王と表現されるのは、その上品な甘みと独特な潮風の香りにも由来しています。ウイスキーそのものの気品、蒸留所の歴史などから「アイラの女王」と称されているわけです。

なぜ海のシングルモルトと言われるのか

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ボウモアは女王と称される一方で、「海のシングルモルト」と表現されることも多いです。

理由は、ウイスキーを樽詰めして熟成する第一貯蔵庫が海抜0メートルの位置にあり、潮の香りの中で呼吸していることにあります。こういった環境での熟成はボウモアならではの味わいを演出しています。

また、そもそも蒸留所自体が海岸に面しているため、様々な工程の中で海の影響をうけてウイスキーが育っているのです。

なぜアイラモルトの入門と言われるのか

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ボウモアの歴史などについてふれてきましたが、ここからはボウモアの味わいについて紹介していきます。

実はボウモアは、あまりウイスキーを飲んだことのない人がアイラの扉を叩く1本です。

理由は、「ほどよいスモーキーさ」と「上品な甘み」にあります。「スモーキー」とは正露丸のような香りとも表現される独特な香りのことです。ウイスキー初心者はこの香りに魅了されることがよくあります。一見して正露丸に憑りつかれるわけはないとは思いますが、実際に飲むとその奥深さの虜にされます。

さて、このスモーキーさですが、強い弱いがあります。フェノール値という指標を用いて表されるのですが、ボウモアはおおよそ20ppmとアイラ島内のウイスキーではノンピーテッドを除いて最も低いです。

そのため、ほどよくスモーキーを楽しめるのでアイラの入門編として人気なのです。

ボウモアのラインナップ紹介

公式ブランドサイトで紹介されている4種類について紹介します。

ボウモア 12年 700ml

ボウモア 12年は、ラインアップのなかで最もポピュラーな商品です。ただ飲みやすいだけではなく、ボウモアの特徴もしっかり感じられます。最初に飲むならこのボウモアがおすすめです。

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ボウモア 15年 700ml

12年の熟成原酒を、3年間オロロソ・シェリー樽で熟成させたボウモアです。12年よりもレーズンのような甘みを深く感じられます。

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ボウモア 18年 700ml

ボウモア18年は、4つの中で最も濃厚な味わいです。チョコレートのような柔らかな甘みがあり、複雑な香りを楽しめます。

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ボウモア No,1 700ml

1st.フィルバーボン樽で熟成したモルトで香味を設計。バニラ感があるのに後味がスッキリしています。

一番最初に飲むなら、12年熟成のボウモアが一番ベターかと思いますが、もしバーなどへ行って飲まれるのなら、飲み比べしてみるのも面白いかもしれません。

まとめ

今回は、アイラウイスキーのボウモアについて紹介しました。

アイラ随一の歴史、独特な環境、女王とまで比喩される仕上がりと、かなりパワーワードをもっています。

スモーキーだけど飲みやすいボウモアを飲んで、アイラモルトにハマってみてはいかがでしょうか?

公式ブランドサイトはこちら

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