焼肉に一番合うお酒とは?味、部位別に解説

焼肉は日本のソウルフードとして定着し、お酒との相性も抜群です。

焼肉は脂身の多いものから淡白なものまで、さまざまな部位があり、合わせるお酒も変わります。ビールや焼酎と合わせる人も多いですが、他のお酒とも合わせられます。

そこで今回は、焼肉とお酒を実際にペアリングし、どんな組み合わせが合うのか試してみました。

味や部位別で詳しく調べましたので、ぜひ参考にしてみてください。

焼肉の特徴

焼肉とは牛や豚、鶏などを焼いた料理です。焼いた肉にタレをつけて食します。

肉は直火焼きか鉄板焼きで調理します。直火焼きは肉の脂が適度に落ち、さっぱりと食べられるのが特徴。鉄板焼きは脂が落ちにくいため、しっとりとした焼肉になります。

日本では古くから肉を食べる文化がありました。「肉食禁止令」や「生類憐れみの令」により、肉食禁止になったこともありますが、肉を焼いて食べる美味しさを知った人たちは、密かに肉を食べていたといわれています。

日本で焼肉が浸透したのは昭和時代です。朝鮮料理として焼肉が紹介され、戦後には在日朝鮮人の人々が焼肉屋を次々とオープンしました。

その後、日本中に焼肉が広まり、日本人のソウルフードとして定着しました。

焼肉とお酒と合わせるコツ

焼肉とお酒を合わせるコツを紹介します。

部位で選ぶ

部位によって脂の量や味、食感が異なります。そのため、部位に合わせてお酒を選ぶことも大切です。

そこで部位ごとの特徴と合うお酒を紹介します。

カルビ

カルビはアバラ周辺の肉で、韓国語の「カルビッピョ(アバラ骨)」が語源といわれています。脂のサシが入りやすく、ジューシーなコクと甘みが楽しめる部位です。

こってりした脂が楽しめるため、ビールやハイボール、スパークリングワインなど、さっぱりとしたお酒と相性抜群です。

タン

タンとは舌の肉を指します。焼肉に行くと最初に注文する人も多いのではないでしょうか。

タンは淡白で食感が楽しめる部位です。味付けも塩やレモンをかけるため、ビールやハイボールはもちろんのこと、酸味のある白ワインとの相性も抜群です。

肩ロース

肩ロースや肩から背中にかけて広がる部位です。肉質がきめ細かく、赤身と脂身のバランス良い部位として知られています。

少し硬い部位なので、薄く切ってしゃぶしゃぶや生姜焼きに使われています。赤身と脂身のバランスが良く、基本的にどんなお酒にも合わせやすいでしょう。タレや薬味に合わせてお酒選びができる部位です。

ハラミ

ハラミとは横隔膜の筋肉を指す部位です。程よい脂と旨味が凝縮しており、焼肉屋でも必ず注文する人も多いのではないでしょうか。

肉の旨味が強いため、果実味のある赤ワインとの相性は抜群です。

牛・豚・鶏で選ぶ

肉の種類によっても合わせるお酒が変わります。

そこで牛・豚・鶏それぞれに合うお酒の特徴を解説します。

牛肉

牛肉はコクと甘みが強いため、果実味の濃い赤ワインと相性抜群です。

牛肉と赤ワインは定番の組み合わせで、赤ワインに漬け込んだり、煮込んだりすることもあります。

牛肉を食べる時は、赤ワインを選ぶといいでしょう。

豚肉

焼肉で豚肉を食べる時は、豚バラや豚トロなど脂身が多い部位を食べるかと思います。

そのため豚肉を食べるならビールやハイボール、スパークリングワインなど、脂身をさっぱりと洗い流してくれるお酒がおすすめです。

鶏肉

鶏肉は淡白な部位が多いため、どんなお酒にも合わせやすいです。ビールや日本酒、焼酎だけでなく、塩だれやレモンをかければ白ワインとも合います。

日本では焼き鳥を食べる文化もあるため、焼き鳥屋で注文しているお酒を選ぶのもありです。

タレで選ぶ

タレの味付けによって選ぶお酒も変わってきます。

醤油・味噌だれ

日本人に馴染み深い「醤油」「味噌」は、日本のお酒と相性抜群です。ビールや日本酒、焼酎など、日本で作られたお酒なら合わせやすいでしょう。

また醤油や味噌の発酵由来の旨味は、赤ワインとの相性も良いとされています。特にピノ・ノワールのワインの繊細さと醤油の軽さはよく似ているため、醤油タレを使う時は合わせてみるといいでしょう。

塩だれ

塩だれはどんなお酒にも合わせられるオールマイティーな調味料です。

例えば、日本では塩を肴にする飲み方が存在します。海外でもグラスに塩をかけたり、塩を舐めてから飲んだりと、塩は世界中でお酒のお供として活躍しています。

特に合わせてもらいたいのが白ワインです。白ワインにはミネラル感があり、塩の旨味と相性抜群です。また白ワインの酸味はレモンに似ています。「塩レモン」という言葉があるように、塩と白ワインを合わせるのはおすすめです。

焼肉と合うお酒(ベストペアリング)

それでは実際に、焼肉と合うお酒をペアリングしていきたいと思います。

牛カルビ(タレ)とビール

牛カルビは脂と赤身のバランスが良い部位です。

そんな牛カルビにベストペアリングしたのはビールです。牛カルビの脂身をビールがさっぱりと洗い流してくれます。やはりカルビとビールは鉄板の組み合わせでした。

牛タン(塩)と白ワイン

牛タンは塩だれやレモンをかけるため、白ワインと合わせるのが王道です。

白ワインはレモンのような酸味を持っており塩だれと相性抜群。塩だれの塩味と白ワインのミネラル感も心地よく、白ワインのスッキリとした口当たりが、牛タンの肉汁をスッキリと洗い流してくれました。

牛ハラミ(タレ)と赤ワイン

牛ハラミは味わい深さが特徴の部位です。そのため果実味のある赤ワインと相性抜群です。

牛ハラミの旨みと赤ワインの果実味のバランスがよく、口の中でじんわりと溶け合います。

赤身の味付けが濃いものには、やはり赤ワインが鉄板ですね。

牛ホルモン(タレ)と角ハイボール

牛ホルモンとは、内臓の肉を指します。今回は大腸にあたる牛シマチョウを選んでみました。

しっかりとした弾力と旨味があり、ジュワッと溢れ出す脂身がたまりません。

そんな牛シマチョウに合うハイボールです。牛シマチョウから出る脂身をさっぱりと洗い流してくれます。

角瓶のドライな飲み口が、脂っこい牛シマチョウと相性抜群です。やはり脂身が多い部位は、ハイボールがおすすめですね。

豚かたロース(タレ)とブランデー

豚かたロースは、赤身と脂肪のバランスが良く、旨味やコクが味わえる部位です。

そんな豚かたロースと相性抜群だったのがブランデーです。

豚肉の甘みとブランデーの甘みが絶妙にマッチし、喧嘩し合うこともありません。ブランデーのアルコールが、豚の脂身をほどよく洗い流してくれ、さっぱりと食べられます。

もともとブランデーは豚肉との相性が良く、肉料理のお店でも提供されています。馴染みのない組み合わせかもしれませんが、興味のある人はぜひ試してみてくださいね。

豚バラ(塩)とビール

豚バラは豚の旨味と脂身を楽しめる部位です。脂身が多いため、塩だれでさっぱり食べるのがおすすめです。

そんな豚バラにベストペアリングしたのがビールです。豚バラの脂身をさっぱりと洗い流してくれ、美味しく食べることができました。

豚肉の旨味とビールのほろ苦さの相性も良く、焼肉屋で定番の組み合わせになっている理由が分かった気がします。

鶏もも(塩)と日本酒・焼酎(麦)

鶏もも肉は、柔らかくてジューシーでどんなお酒にも合わせやすいです。今回はシンプルに塩だれいただきます。

素材本来の味や香りが楽しめるため、日本酒や焼酎との相性が良いと感じました。焼き鳥屋でも日本酒や焼酎は定番なので、一番相性の良い組み合わせだと思います。

焼肉と合わないお酒

ペアリングをする中で、合わないと感じた組み合わせを紹介します。

タレ味(醤油・味噌)と白ワイン

醤油や味噌は白ワインと合わせにくい印象がありました。白ワインの味や香りが打ち消されてしまうため、味付けが濃いものと白ワインは合わせない方がいいでしょう。

塩ダレとブランデー

塩だれとブランデーも合わない印象があります。塩だれにはニンニクやゴマなどさまざまな調味料が入っています。そのためブランデーの甘みとニンニクやゴマの風味が合いませんでした。

脂身が多い部位とワイン・日本酒

脂身が多い部位とワインや日本酒は合わせにくかったです。口の油を洗い流せないため、口の中がギトギトしたままで、結局ビールやハイボールに手が伸びてしまいました。

焼肉とお酒の種類別の評価・特徴

焼肉とお酒のペアリングを表にまとめてみました。

お酒
ペアリングの味わい得点
日本酒焼き鳥に倣って鶏肉や脂身の少ない部位と合わせやすい。塩だれがおすすめ!★★★
焼酎ロックやストレートはゴクゴク飲めないので、惜しい。焼酎ハイボールにすると良さそう!★★★
赤ワイン牛肉との相性が抜群!肉の旨味が強い部位なら赤ワインを選びたい。★★★★
白ワイン淡白な部位や塩だれとの相性が抜群!1杯目で軽くタンなどと合わせたいところ。★★★★
ビールどんな部位、味付けにも合う。やっぱり定番なりの理由がある!★★★★★
ウイスキー(ハイボール)どんな部位、味付けにも合う!ジャパニーズ系からハイボール~アイラ系まで相性◎★★★★★
ブランデー豚肉とタレなら合わせやすい。★★★

まとめ

今回は焼肉とお酒を実際にペアリングし、どんな組み合わせが合うのか試してきました。

ビールやハイボールは、焼肉と鉄板の組み合わせだと改めて感じることができました。淡白な部位や塩だれなら白ワインも合わせたいですね。

それでは本記事を参考に、焼肉とお酒のペアリングを試してみてくださいね。