ラム肉に合うお酒とは?10種類のお酒で徹底検証してみた

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北海道でよく食べられているラム肉。牛肉や豚肉、鶏肉ほどメジャーではありませんが、その栄養素の高さから近年注目を集めています。

またレストランではラム肉のステーキが提供されており、お酒と合わせる場面もあります。

そこで今回は、ラム肉と合うお酒を徹底検証していきます。

ラム肉とお酒のマリアージュを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

また、以下記事にて、お酒と料理それぞれにどんな特徴があるのかをご紹介しています。
相性のよいものを組み合わせてお酒も料理もより楽しみたい人は、本記事とあわせてぜひ参考にしてください。

参考記事:相性の良いお酒と料理の例を紹介

ラム肉の特徴

ペアリング_ラム肉 イメージ画像1

ラム肉とは、生後12ヶ月未満の羊を指します。ちなみにマトンは、生後24ヶ月以上の羊です。

子羊は古代ユダヤ教やサマリア人など、さまざま宗教の生贄として使われています。キリスト教では、イースターにラム肉を食べる習慣があり、欧米では一般的な食材です。

ラム肉は、肉質が柔らかくマトンより癖が少ないのが特徴です。調理する際は、スパイス焼きや煮込みなどしっかりとした味付けにされます。

ラム肉の栄養素

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ラム肉は、他の肉に比べて栄養が豊富で、健康食としても注目を集めています。

そこでラム肉に含まれる栄養素を紹介します。

必須アミノ酸

ラム肉には、必須アミノ酸が豊富に含まれています。

必須アミノ酸は、エネルギー源となるBCAA、免疫力をアップが期待できるリシン、アレルギーを緩和させるメチオニン、食欲を軽減するフェニルアラニンなどで構成されています。

ラム肉には、これらがバランスよく含まれており、健康を意識したおつまみに最適です。

不飽和脂肪酸

ラム肉は、良い油とされる不飽和脂肪酸が含まれています。

不飽和脂肪酸は、血栓予防や動脈硬化予防、悪玉コレステロールを下げる、血圧を下げる、などの効果があります。

血圧やコレステロールが気になる人は、ぜひ取り入れてみてください。

ビタミン類

ラム肉には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEが多く含まれています。

ビタミンB1は糖質を燃やしてエネルギーに変える時に必要なビタミン。ビタミンB2は元気ビタミンと呼ばれエネルギー生産に関わるビタミン。ビタミンEは強い抗酸化作用があるビタミンです。

ダイエット中や疲れた時、肌の調子がいまいちな時など、健康をサポートしてくれる栄養素が豊富です。

L-カルニチン

L-カルニチンは、脂肪細胞と結合して脂肪燃焼を起こす作用があります。ラム肉にはL-カルニチンが豊富に含まれているため、脂肪燃焼効果が期待できます。そのためダイエット中のおつまみに最適です。

ラム肉とお酒と合わせるコツ

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ラム肉とお酒を合わせるコツを紹介します。

部位で選ぶ

ラム肉にもさまざまな部位が存在します。スーパーでは馴染みがありませんが、レストランに行くと部位を選べることもあります。

部位特徴・お酒との相性
もも肉ラム肉の旨味が凝縮した部位。スパイシーな赤ワインと合わせやすい。
骨付きリブロース脂身と赤身のバランスが良い部位:フルボディの赤ワインやウイスキーと合わせやすい。
肩肉脂身が多い部位。ビールやハイボールと合わせやすい。
ヒレ肉最も柔らかい赤身。どんなお酒にも合わせやすい。
このように、部位でお酒を変えるのもおすすめです。

味付けで選ぶ

ラム肉は癖があるため、濃い味付けで提供される場合が多いです。しかし中には、ラム本来の味わいを追求して、薄めの味付けで仕上げる料理もあります。

濃い味付けなら赤ワインやウイスキー、薄い味付けならレモンサワーやビール、日本酒と合わせやすいでしょう。

ラム肉と合うお酒(ベストペアリング)

それでは、ラム肉とベストペアリングしたお酒を紹介していきます。

赤ワイン

ペアリング_ラム肉 赤ワイン

料理の色とワインの色を合わせると、マリアージュしやすいといわれています。そのため、ラム肉と赤ワインは最高の組み合わせです。

味付けがしっかりとしたラム肉には、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーなどタンニンが強いフルボディの赤ワインがおすすめです。

ヒレのような赤身なら、メルローやピノ・ノワールなど優しい赤ワインも合わせやすいでしょう。

今回は赤身と脂身のバランスが良いリブロースだったため、フルボディの赤ワインと相性抜群でした。

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ウイスキー

ペアリング_ラム肉 ウイスキー

ウイスキーは食後酒のイメージがありますが、実はステーキと相性が良いといわれています。

ステーキソースを作る時にウイスキーを入れたり、口の中でラム肉の生臭さを消してくれたりと、ラム肉料理と合わせやすいお酒です。

特に甘みのあるバーボンウイスキーとの相性は抜群です。バーボンは少しスモーキー感があり、ラム肉特有の臭みを和らげてくれます。

今回合わせたのはスコッチのバランタインですが、すっきり感がありラムの旨味をうまく引き立ててくれました。

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ブランデー

ペアリング_ラム肉  ブランデー

ブランデーは、肉料理の仕上げに使われています。ステーキを焼いてる最中にブランデーを入れ、アルコールを飛ばして風味づけをします。そのため、ラム肉のステーキとブランデーの相性は抜群です。

またフランスでは煮込み料理にブランデーを入れることもあり、ラム肉の煮込みとも合わせやすいと思います。

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ビール

ペアリング_ラム肉 ビール

肉をがっつり食べる時は、定番のビールもおすすめです。

ラム肉特有の臭みと脂っこさをさっぱり洗い流してくれます。

今回はキリンラガービールと合わせてみました。苦味を押し出したビールなので、ラム肉特有の臭みをうまく消してくれます。

また酸味と雑味が抑えられているため、ラム肉本来の旨味も味わえました。

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日本酒

ペアリング_ラム肉 日本酒

コクと旨味のある日本酒は、鹿肉や猪肉などのジビエと合わせられてきた歴史があります。

そのため、同じように癖のあるラム肉も相性が良いとされています。

ラム肉は、肉自体の風味が強いため純米吟醸酒など旨味が強い日本酒、もしくは口の中をすっきりできる純米酒がおすすめです。

今回は純米吟醸と合わせてみました。日本酒の濃厚な旨味とラムの旨味がマッチし、口の中でほどよく溶け合います。

ラム肉は赤ワインのイメージがありましたが、日本酒も同じくらいマリアージュできました。

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麦焼酎

ペアリング_ラム肉 麦焼酎

麦焼酎はすっきりとキレのあるお酒です。ラム特有の臭みを軽減し、脂もきれいに洗い流してくれます。
また麦焼酎は、炭酸水で割って焼酎ハイボールにするのもおすすめ。爽快感があり、ラム肉のステーキや焼肉と相性抜群です。

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レモンサワー

ペアリング_ラム肉 レモンサワー

肉料理専門店では、レモンサワーを推しているところが多いです。

焼肉にレモンをかけて食べることもあるため、赤身肉とレモンサワーの相性は良いといえるでしょう。

今回は、レモンの味わいがしっかり味わえる、こだわり酒場のレモンサワーと合わせてみました。

果実の旨味が凝縮しているため、ラムの脂っこさも爽快に洗い流してくれました。

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関連記事:おすすめの「レモンサワーの素」12選!酒飲みが厳選して紹介

ラム肉と合わないお酒(ワーストペアリング)

ラム肉と合わなかったお酒を紹介します。

白ワイン

白ワインの旨味がラム肉の癖にかき消されてしまいました。コクのある白ワインなら合わせやすいですが、すっきり系の白ワインはおすすめできません。

芋焼酎

ラムの臭みと芋の臭みの相性が悪いと感じました。どちらも癖が強めで、お互いの良さを引き出し合うこともありませんでした。ただし芋焼酎の炭酸割りやレモンを絞るなどすれば、相性も良くなりそうです。

ラム肉とお酒の種類別の評価・特徴

ラム肉とお酒を相性を表にまとめてみました。

順位お酒
評価ペアリングの味わい
1位赤ワイン★★★★★赤身肉との相性抜群。タンニンの強い赤ワインがおすすめです。
2位ブランデー★★★★★ブランデーの風味とラム肉の癖が良く合います。
3位日本酒★★★★日本酒の旨味がラムの旨味を引き立ててくれます。
4位ウイスキー★★★★ラム臭さや脂をさっぱりさせてくれます。
5位レモンサワー★★★★レモンと炭酸の爽快感がラムのステーキと相性抜群。
6位ビール★★★焼いた肉とビールは定番の組み合わせ。
7位麦焼酎★★★ラムの臭さや脂をすっきり洗い流してくれます。
8位梅酒★★★梅酒の酸味がラムの脂っこさをすっきりさせてくれます。
9位芋焼酎★★芋の臭みとラムの臭みが合わなかったです。
10位白ワインラムの癖が強すぎて白ワインが負けてしまいました。

まとめ

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今回は、ラム肉に合うお酒を検証してきました。

基本的にどんなお酒にも合いますが、癖に負けるすっきり系の白ワインや、逆に癖が強すぎる芋焼酎は合わせにくい印象がありました。

それでは本記事を参考に、ラム肉とお酒のペアリングを楽しんでみてくださいね。

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