シラーのおすすめワイン10選!味わいと代表的な産地、選び方から合う料理まで紹介

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パワフルで飲みごたえ抜群なシラーワイン。しっかり飲みたい日に選ぶ方も多いのではないでしょうか。

今回は、シラー品種のおすすめワインを10選厳選してお届けします。

この記事では、シラー品種の特徴について紹介するとともに、代表的な産地、シラーワインの選び方、相性の良い料理をまとめて紹介します。

シラー品種について興味のある方、おすすめ銘柄を知りたい方は参考にしてみてください。

シラー(シラーズ)とは

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シラー(シラーズ)とは、赤ワインに使われる黒ぶどうの一種です。フランスコート・デュ・ローヌ地方が原産とされ、ピノ・ノワールの親戚にあたります。

派生品種には、オーストラリアのシラーズが有名です。一般的にフランス産のシラーを、シラー。オーストラリア産のシラーを、シラーズと呼ぶことが多いです。

小粒でありながらも果皮が厚く、色素が強いワインに仕上がります。しっかりとした骨格を持ち、ブレンド用としても使用されています。

フランス産のシラーは複雑味のある香りを持つ一方で、オーストラリア産のシラーズは果実味の香りが特徴。元は同じ品種でも、栽培地によって異なる味わいに仕上がるのです。

このように多彩なワイン製造が可能なことから、近年では世界的にシラーの栽培数が増加しています。

黒ぶどうについて詳しく

シラーの味わいと香り

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シラーで造られるワインの色味は、濃い紫を帯びます。

香りはスパイスのニュアンスを連想させ、黒胡椒やブラックベリー、ビターなチョコレートなどの癖となるアロマが特徴。

またタンニンと果実味のバランスが良く、パワフルで力強い赤ワインに仕上がります。

カベルネ・ソーヴィニヨン品種と味わいの傾向が似ているため、カベルネ・ソーヴィニヨン好きな方にも気に入っていただけるでしょう。

カベルネ・ソーヴィニヨンについて詳しく

シラー(シラーズ)のおすすめワイン

次に、シラーのおすすめワインを厳選してお届けします。一般的にオーストラリア産のシラーズと分けて紹介することが多いですが、今回の記事では両者をピックアップ。飲み比べたい方はぜひ参考にしてみてください。

今回紹介する銘柄はこちらです。

■ トゥー・ハンズ・ワインズ シークレット・ブロック シラーズ (オーストラリア)
■ ピーターレーマン バロッサン シラーズ (オーストラリア)
■ ジェイコブス・クリーク リザーヴ ライムストーン・コースト シラーズ (オーストラリア)
■ セラー・セレクション・シラー (オーストラリア)
■ イエローテイル シラーズ (オーストラリア)
■ ポール・ジャブレ・エネ シラー (フランス)
■ レ・カラス・シラー (フランス)
■ コンチャ・イ・トロ カッシェロ・デル・ディアブロ シラーズ (チリ)
■ フィルセル・シラーズ (オーストラリア)
■ オラ ヌエヴァ シラーズ (スペイン)

トゥー・ハンズ・ワインズ シークレット・ブロック シラーズ (オーストラリア)

オーストラリアのカルトワイン的なシラーズブランド。製造するのは、世界的な評価を誇るトゥー・ハンズ・ワイン社。

1999年に小規模でスタートした企業ですが、現在は世界24か国以上へ輸出しています。品質を第一に考え、妥協を許さないワイン造りが評判です。

ワインの味わいはぶどうの凝縮感と、タンニンがバランス良く調和されており、複雑味のある香りが楽しめます。

お値段は10,000円と高めですが、とっておきな日に飲みたいおすすめな一本です。

合わせる料理は、メインディッシュの肉料理が相性マッチします。

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ピーターレーマン バロッサン シラーズ (オーストラリア)

オーストラリアの名醸造地バロッサ・バレーを代表するピーター・レーマンのシラーズワインです。

長年信頼関係を重ねてきた農家さんと栽培契約を交わし、樹齢の高い樹木から採れたシラーズを85%以上使用。中には、100年を超える樹齢の木もあるとか。

そんな良質なぶどうを使って醸造しているため、ワインは濃密で力強い味わいに仕上がります。口当たりは滑らかで、ちょっと贅沢したい日におすすめなワインです。

ペアリングは、肉料理はもちろん相性が良いですが、濃厚なチーズも合います。

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ジェイコブス・クリーク ダブル・バレル シラーズ (オーストラリア)

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世界的な規模を誇るオーストラリアのワインブランド「ジェイコブス・クリーク」が手掛ける赤ワインです。

オーストラリア南部のバロッサ・バレーで栽培された良質なシラーズを使用し、「ジェイコブス・クリーク ダブルバレル」という独自な手法で造られています。

ジェイコブス・クリーク ダブルバレルとは、ワイン樽に加え、ウイスキー樽でさらに二重に熟成していく製造スタイルです。

こちらのシリーズでは、スコッチウイスキー樽が使われており、通常のワインでは感じられないウイスキーの樽香がポイント。味わいはプラムを彷彿させる濃縮感、後をひく余韻が楽しめます。

ワイン好きな方はもちろん、ウイスキー好きの方にも一押しです。

ペアリングは香草をたっぷり使用したソテー、塩味の串焼きと合わせてみてください。

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フィルセル・シラーズ (オーストラリア)

バロッサ・ヴァレーの老舗ワイナリー「グラント・バージ」の赤ワインです。オーストラリアのバロッサ・バレーに位置し、1855年から先祖代々家族で経営しています。製造するワインは、高級ワインからテーブルワインまで多彩なラインナップが魅力です。

グラント・バージでは、所有する畑のうち15%以上が樹齢80年を超えています。今回紹介するフィルセル・シラーズにいたっては、100年近くの樹齢を持つ特別な区画から厳選したシラーズのみを使用するハイクオリティシリーズです。

価格は5,000円以上と決して安くありませんが、濃厚で上質な味わいを堪能できます。記念日や贈り物、手土産などに喜ばれるおすすめなワインです。

ペアリングは、濃厚な物がおすすめ。ビーフシチューや、オニオングラタンスープなどと合わせてみてください。

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セラー・セレクション・シラー(オーストラリア)

こちらは、日本でもリピーターが多いワインブランド「シレーニ」の赤ワイン。受賞歴も多く、お手頃な価格で楽しめるコスパの高いワインとして人気を博しています。

使用するシラーは、ニュージーランドで最も温暖な気候で知られるホークス・ベイ。フランスのボルドー地方と似たテロワールを持ち、非常に上質なワインが造られています。

華やかな香りが鼻腔を抜け、優しい甘みと心地良い酸が特徴。飲みやすいミディアムテイストなので、シラー入門者にもおすすめです。

合わせる料理はサーモンの香草焼き、ラム肉、赤身肉のパスタと相性がマッチします。

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イエローテイル シラーズ (オーストラリア)

日本でも大人気なデイリーワインブランド「イエローテイル」のシラーズです。

オーストラリア産の完熟シラーズを単一品種で使用し、ベリーのような豊かな香りと、ぶどう果実の甘みを最大限に引き出されています。

酸味や渋みは控えめに造られており、初心者でも飲みやすい味わいが特徴です。日常的に楽しみたい方におすすめします。

楽しむ際は、8℃~10℃前後に冷やして召し上がってください。料理は、柔らかく煮込んだ角煮や、すき焼き、チョコレートのスイーツが良く合います。

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ポール・ジャブレ・エネ シラー (フランス)

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200年以上の歴史を誇るフランスローヌ地方の名門ポール・ジャブレ・エネが造るシラーワインです。毎日の食卓を彩るテーブルワインとして絶大な人気を集めています。

ローヌ地方とランドック地方から収穫したシラーをブレンドすることで、上品なテイストが特徴。口に含むと、広がる深みと複雑味が感じられます。

価格も1,000円前後とリーズナブルなので、フランス産のシラーを楽しみたい初心者の方におすすめです。

家庭料理との相性が抜群で、焼き鳥など軽めの食材とも合わせやすいです。

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ミシェル・ガシエ・シラー (フランス)

ワイン評論誌でも名が高い南フランスのミシェル・ガシエによるシラーワインです。

シラー品種の魅力をギュッと凝縮したスタイルで、ハーフと黒い果実の濃厚な香りが漂います。スパイスのパンチも程よく、2,000円とは思えないほどのボリューム感があり、ワイン上級者も満足できる一本でしょう。

ペアリングは、ジンギスカン、ビーフジャーキーなど癖がある食材によく合います。

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コンチャ・イ・トロ カッシェロ・デル・ディアブロ シラーズ (チリ)

チリの老舗ワイナリー「コンチャ・イ・トロ社」のシラーズワインです。

130年以上培われてきた高い技術力と、管理が行き届いた自社栽培のぶどうを使用することで、安定した品質を提供しています。

じっくり発酵させた後、アメリカンオークで熟成を経て出荷。いきいきとした酸味とまろやかな口当たり、ほんのり広がる甘い果実感が楽しめます。

タンニンが楽しめるフルボディテイストで、ガッツリ系の肉料理と相性抜群です。

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オラ ヌエヴァ シラーズ (スペイン)

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シラーズの生産地としては珍しいスペイン産の赤ワインです。ワイン業界に新しい波を送りたい思いから「ニューウェーブ」を意味する「オラ ヌエヴァ」が命名されています。

使用するシラーズは、ラ・マンチャ地方の畑でたっぷり日光を浴びて育ったもの。また、2種類の樽を使い分けて製造しています。

鼻を近づけると、凝縮したカシスの香りに、甘い刺激。斬新的なスタイルで、しっかりと飲みごたえが感じられながらも、渋くなく飲みやすいです。

色々な産地を飲み比べたい方におすすめです。濃厚だけど、上品に味わえますよ。

ペアリングは、同じスペイン料理と合わせてみてください。パエリアや、トルティージャ、生ハムなんかもいいでしょう。

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シラーの代表的な産地

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シラーの代表的な産地は、原産国のフランスと、派生形で確立したオーストラリアです。どちらも力強い味わいが特徴ですが、香りや果実味に微妙な違いがあります。

次に、フランスとオーストラリアの特徴を紹介します。

フランス

フランスでは、コート・デュ・ローヌがシラーの代表的な産地です。価格は1,000円~20,000円まで、幅広い銘柄を取り揃えています。

中でもローヌ北部では単一品種が主流で、高品質のワインが楽しめます。濃厚なボリューム感のあるワインを楽しみたい方はローヌ北部のシラーワインがおすすめです。

そしてローヌ南部ではブレンドが多く、手軽に楽しめるデイリーワインが楽しめます。味わいは癖があまりなく、飲みやすいシラーワインをお探しの方におすすめです。

コート・デュ・ローヌについて詳しく

オーストラリア

オーストラリアは、シラー(シラーズ)を代表する産地の一つです。価格は1,000~5,000円前後の銘柄が多く、コスパを求める方におすすめな産地です。

オーストラリアで造られるシラーワインは、力強く濃厚な味わいが特徴。

高級ワインはフランスに比べ、タンニンが強く感じられるので、飲みごたえのある味わいが好きな方におすすめです。

デイリーワインは、ぶどうの甘みを引き出した飲みやすい物が多いので、フランス産と飲み比べたい方におすすめです。

オーストラリアワインについて詳しく

シラーワインの選び方

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おすすめワインをいくつか紹介しましたが、シラーワインの選び方が良く分からない方もいるでしょう。

そこで今回は、価格・品種の比率・産地に注目した3つの選び方を紹介します。

価格で選ぶ

価格を目安にすると、シラーワインが選びやすくなります。

シラーは単一品種やブレンドの両方で使われることが多いため、価格帯も様々です。

お手軽に試してみたい方は価格帯が1,000円前後のテーブルワインがいいでしょう。安くても美味しいワインは多いので、まずは入門酒としておすすめです。

もうワンランク上のシラーワインを飲みたい方であれば、2,000円から3,000円前後がおすすめ。テーブルワインより上質な味わいが堪能できますよ。

また贈り物などで考えている方であれば、3,000円から5,000円以上の高級ワインがおすすめです。これくらいの価格帯は原料や醸造方法ともにこだわりが多いので、満足感の高いワインに出会えるでしょう。

品種の比率で選ぶ

ワイン通は、ぶどう品種の比率で選びます。品種比率とは、ワインに使用されるぶどうの割合のことです。

シラーを100%使用するワインは、単一品種ワイン。複数のぶどう品種を混ぜて使用するワインを、ブレンドワインと呼びます。

単一品種は、ぶどうの個性がそのまま感じられるので、品種本来の味わいを楽しみたい方におすすめです。

一方で、ブレンドワインは万人受けするように仕上げているため、飲みやすいワインをお探しの方はブレンドワインがおすすめです。

またブレンドワインでも、シラー品種の比率が高ければ高いほどシラーの個性が強く現れます。このように、選び際は品種の比率にも注目してみるといいでしょう。

産地で選ぶ

最後に、おすすめな選び方は産地です。

先ほど産地の特徴でも紹介しましたが、同じシラー品種でも栽培する産地の土壌や気候条件によって、ワインはまったく違う仕上がりになります。

シラーの代表的な産地はフランス、オーストラリアのほか、アメリカ、ニュージランド、スペイン、チリなどでも造られています。

色々な産地を飲み比べることで、楽しめるワインの幅も広がりますよ。

シラーワインと合う料理

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シラーワインに合う料理は、赤身肉を使用した料理や癖のある食材です。例えば、牛肉のステーキ、ラム肉、レバー、煮込みハンバーグ、ビーフシチュー、エスニック料理など。

シラー品種自体スパイシーな味わいが特徴なので、これらの食材と合わせることでいいアクセントとなってくれます。

そして意外にも合うのが和食です。特に味噌を使った料理と相性が良く、肉の味噌漬けや、味噌味の煮物もおすすめです。

まとめ

今回は、シラーのおすすめワインを紹介しました。シラーは肉料理や癖のある食材にも合わせやすく、飲みごたえ十分なワインでしたね。

スパイシーなワインをお探しの方はぜひシラーを選んでみては?

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