ハンバーグに一番合うお酒とは?10種類のお酒で検証してみた

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子供から大人まで、多くの人に親しまれているハンバーグ。

家庭だけでなく、レストランや定食屋など、さまざまな場所で食べられています。

ハンバーグと聞くと、白米やパンと合わせるイメージがありますが、実はお酒との相性も抜群です。

そこで今回は、ハンバーグとお酒を実際にペアリング検証してみましたので、ご紹介します。

また、以下記事にて、料理とペアリングを楽しむ5つのコツをご紹介しています。
ペアリング初心者の人は、本記事とあわせてぜひ参考にしてください。

参考記事:お酒と料理の組み合わせの具体例を味わい別に紹介

ハンバーグの特徴

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ハンバーグとは、ひき肉とみじん切りした野菜、パン粉、卵を混ぜたものを焼いた料理です。

調理工程や食材もさまざまで、国や地域によって多くのバリエーションがあります。

そんなハンバーグはドイツの発祥。18世紀頃のドイツ・ハンブルグが起源と言われています。

港町のハンブルグでは、タルタルステーキが労働者たちから絶大な支持を得ていました。

タルタルステーキとは、13世紀頃に騎馬民族タルタル人が食べていた肉料理です。牛肉や馬肉を使った洋風ユッケが近いニュアンスでしょう。

発祥は、当時騎馬用の馬を食料として使うときに、肉が固く、食べるのが難しかったので、馬肉を細かく刻み、塩胡椒で味付けして食べたのがはじまりだと言われています。

そして18~20世紀に多くのドイツ人がアメリカに移住。ハンブルグから来たドイツ人がタルタルステーキを食べていたことから、アメリカではハンブルク風ステーキと呼ぶように。それがいつしか変化してハンバーグステーキとなりました。

日本で初めてハンバーグが提供されたのは1882年、日本初の料理学校「赤堀割烹教場」の開校式です。当時は牛ひき肉を成形したシンプルなものだったようです。

その後は、陸軍や海軍の食事としても提供されるようになり、ハンバーグの知名度は上がっていきます。

豚ひき肉や鶏ひき肉など、安価な食材でもハンバーグが作れることから、家庭料理の定番となりました。

ハンバーグとお酒と合わせるコツ

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ハンバーグとお酒を合わせるコツを紹介します。

肉の種類で選ぶ

ハンバーグには、さまざまな種類のひき肉が使われます。

メジャーなのは牛肉ですが、栄養素や価格の観点から豚肉や鶏肉を使う人もいるでしょう。

肉の種類特徴
牛肉肉の旨味が強く、しっかりとした食感に仕上がる。赤ワインやウイスキーなど味わいの濃いお酒と相性抜群。
豚肉脂質が多いためふっくらした仕上がりになる。麦焼酎やビールなどさっぱりしたお酒と相性抜群。
鶏肉脂質が少なくさっぱりとした仕上がり。どんなお酒にも合わせやすい。
このように、肉の種類でお酒を選んでみてください。

ソースで選ぶ

定番のデミグラスソースだけでなく、おろしポン酢やトマトソース、チーズソースなどさまざまです。

ハンバーグの美味しさを決め手の1つがソースです。ソースによって雰囲気が大きく変わります。

そのため、ソースの要素に合わせてお酒を選ぶことも大切です。

ハンバーグと合うお酒(ベストペアリング)

ここからは、ハンバーグと10種類のお酒を実際に食べ合わせた検証内容を紹介します。

ちなみに今回のペアリングでは、ポピュラーな牛ひき肉ハンバーグ(デミグラスソース)で検証しました。

まずは、ハンバーグと相性が良かったお酒から見ていきましょう。

赤ワイン

ペアリング_ハンバーグ 赤ワイン

赤ワインは牛肉と相性の良いお酒です。

どちらも風味や味わいがしっかりしており、お互いの良さを引き立てます。

また赤ワインに含まれるタンニンは、タンパク質を結合する役割があります。タンパク質に付着した脂身を取ってくれるため、牛肉をさっぱり食べられるのもポイントです。

そして赤ワインは煮込み料理やソース作りに欠かせません。ハンバーグソースにも使われており、間違いのない組み合わせです。

赤ワインの旨味とハンバーグの濃厚さがマッチして、最高のマリアージュとなりました。

今回は、重めワインの中でも果実味の強いものを合わせましたが、赤ワインは、重みのあるものや、スパイス感のあるものでも合いそうです。

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ビール

ペアリング_ハンバーグ ビール

ハンバーグにビールを合わせる人も多いのではないでしょうか。

ハンバーグ発祥のドイツは、ビール大国としても知られていますからね。

日本ではラガービールと合わせる人が多いですが、ハンバーグの濃厚な味わいに合わせるなら、コクと苦味が強いビールがおすすめです。

黒ビールやIPAなどのエール系なら、ハンバーグの味に負けることがありません。

今回はキリンのスプリングバレー豊潤と合わせました。麦芽のコクが非常に香ばしいクラフトビールです。

ハンバーグの味わいを引き立てつつ、口の中もリセットできました。

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ウイスキー

ウイスキーは赤身肉と相性が良いお酒です。
ハンバーグの味わいを邪魔することなく、肉の風味を引き立ててくれます。

ただし脂が多いハンバーグだと、ウイスキーの風味が損なわれる場合があります。

そのため赤身がしっかりしたハンバーグならストレート、脂身が多いハンバーグならハイボールといったように、飲み方を変えてみてください。

合わせるウイスキーはスコッチウイスキーなどのピート感のあるものや、バーボンなどのコクの強いものがおすすめです。

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ブランデー

ペアリング_ハンバーグ ブランデー

ブランデーは、ワインと同じ原料のブドウを蒸留させたお酒です。

ワイン以上に香りとコクが強く、料理やお菓子作りなどにも欠かせません。

そしてハンバーグにもブランデーが使われています。仕上げに振りかけてフランベしたり、ソースの隠し味に使ったりと、ハンバーグの決め手になるものです。

ブランデーを口に含むと、ハンバーグの旨味が引き立ち、最高のマリアージュとなりました。

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レモンサワー

ペアリング_ハンバーグ レモンサワー

レモンサワーとハンバーグのペアリングは、味のバランスも良く、肉汁をさっぱり締めくくることができる組み合わせとなりました。

今回のデミグラスソースハンバーグの場合、甘みや旨味が味の大部分を占めています。それに対して、レモンサワーは酸味と苦味がある味わいです。

そのため、味の基本五味のバランスが補完されバランスが整い、美味しく感じられます。

また、ハンバーグの肉汁もレモンサワーのさっぱり感のおかげでクドクドせず楽しむことができるの嬉しいポイントです。

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日本酒

ペアリング_ハンバーグ 日本酒

そもそもお米とハンバーグが最高の組み合わせです。お米を原材料とする日本酒でも、その相性に間違いはありませんでした。

美味しさを分解していくと旨味成分による相乗効果が考えられます。

日本酒には、アミノ酸や有機酸など多くの旨味成分が含まれています。

対して、牛肉にもイノシン酸と呼ばれる旨味成分があり、日本酒の旨味と相乗効果を期待できるというわけです。

また日本酒は、脂っこさを消すマスキング効果もあります。ハンバーグの濃厚さリセットでき、最後まで美味しくいただけます。

合わせる日本酒はお米感の強い純米酒がおすすめです。ちなみに、もし香りが強すぎるようなら、炭酸で割って日本酒ハイボールにしてもいいかもしれません。

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麦焼酎

ペアリング_ハンバーグ 麦焼酎

麦焼酎は、すっきりした味わいのお酒です。

口の中を洗い流してくれるため、肉汁が豊富なハンバーグと相性抜群でした。ちなみに、ストレートやロックでも美味しいですが、よりサッパリ感を楽しむなら炭酸水で割って焼酎ハイボールにし、合わせるのもおすすめです。

また、麦焼酎の中には樽熟成しているものもあります。熟成させた麦焼酎は、ウイスキーに近い甘さや香り持つので「長期熟成」と書いてあるような麦焼酎だとなおハンバーグと合うでしょう。

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芋焼酎

ペアリング_ハンバーグ 芋焼酎

芋の風味と牛肉の旨味がマッチして、予想以上のペアリングとなりました。

ハンバーグにポテト料理が合わせられることは多いですよね。芋焼酎の原料はさつまいもです。

その結果、このポテトとハンバーグを彷彿とさせる組み合わせとなりました。

もし芋の香りが強すぎる場合などは、お湯割りにしてふんわりと楽しんだり、ハイボールにしてすっきりと合わせるのが良いでしょう。

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梅酒

ペアリング_ハンバーグ 梅酒

梅酒は程よい酸味のあるお酒。ハンバーグでこってりした口の中をさっぱりしてくれます。梅酒ソーダにしてもよりさっぱりと楽しめでしょう。

また、酸味だけでなく、梅酒の甘みは、濃厚なデミグラスソースとも合わせやすいと感じました。

酸味が強い梅酒、甘みが強い梅酒、どちらでもハンバーグと相性が良いと思います。

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ハンバーグと合わないお酒(ワーストペアリング)

続いては、10種類のお酒との組み合わせ検証の中で相性があまりよくなったものを紹介します。

ハンバーグと合わなかったのは白ワインです。

白ワインは主張が少なく、サラダや白身魚など薄味の料理と合わせるのが基本です。

ハンバーグは濃厚な味わいの料理なので、白ワインを打ち消してしまいます。

おろしポン酢やチーズソースなら合わせやすいかもしれませんが、定番のデミグラスソースであれば、赤ワインと合わせた方がいいでしょう。

ハンバーグとお酒の種類別の評価・特徴

ハンバーグとお酒の相性を表にまとめてみました。

順位お酒の種類評価コメント
1位赤ワイン★★★★★赤ワインは牛肉と最も相性の良いお酒。どちらも風味や味わいがしっかりしていて、お互いの良さを引き立てます。また赤ワインに含まれるタンニンは、タンパク質を結合する役割があります。タンパク質に付着した脂身も取れるので、牛肉をさっぱり食べられるのもポイントです。
2位ブランデー★★★★★ハンバーグにもブランデーが使われています。仕上げに振りかけてフランベしたり、ソースの隠し味に使ったりと、洋食には欠かせないお酒です。ハンバーグの旨味が引き立ち、最高のマリアージュとなりました。
3位ウイスキー★★★★★ウイスキーは赤身肉と相性が良いお酒です。ハンバーグの味わいを邪魔することなく、肉の風味を引き立ててくれます。赤身がしっかりしたハンバーグならストレート、脂身が多いハンバーグならハイボールがおすすめです。
4位ビール★★★★★ハンバーグ発祥のドイツは、ビール大国としても知られています。日本ではラガービールと合わせる人が多いですが、ハンバーグの濃厚な味わいに合わせるのであれば、コクと苦味が強いビールがおすすめ。黒ビールやクラフトビールなら、ハンバーグの味に負けることがありません。
5位レモンサワー★★★★酸味と苦みがデミグラスの甘みと肉の旨味にマリアージュします。炭酸もさっぱり感を演出します。
6位日本酒★★★日本酒には、アミノ酸や有機酸など多くの旨味成分が含まれています。牛肉にもイノシン酸と呼ばれる旨味成分があり、日本酒の旨味と相乗効果を期待できます。
7位芋焼酎★★★ハンバーグのお供には、ポテトが添えられています。芋焼酎の原料もさつまいもなので、ハンバーグの味わいを引き立ててくれました。
8位麦焼酎★★★口の中を洗い流してくれるため、脂身の多いハンバーグと相性抜群。また素材の味わいを邪魔しないので、どんなハンバーグソースにも合わせやすいでしょう。
9位梅酒★★★ハンバーグでこってりした口の中をさっぱりしてくれます。また梅酒の甘みは、濃厚なデミグラスソースとも合わせやすいでしょう。
10位白ワイン白ワインは主張が少なく、サラダや白身魚など薄味の料理と合わせるのが基本です。ハンバーグは濃厚な味わいの料理なので、白ワインを打ち消してしまいます。

まとめ

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今回はハンバーグとお酒を実際にペアリングしてご紹介しました。

意外にも日本のお酒と相性が良く、新しい発見がいくつもあり、お肉とソースの奥深さを改めて感じます。

また検証したお酒の中では赤ワインが1位となりましたが、ワインを買うならSAKE Peopleがおすすめです。ソムリエがバイヤーとなりワインをセレクトしているので、ワインは特に間違いないでしょう。

ぜひSAKE Peopleのワイン、その他のお酒とハンバーグを合わせてペアリングを楽しんでみてくださいね。

 

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