多種多様なワインが楽しめる!オーストラリアワインの特徴や歴史、おすすめ銘柄を紹介

広大な土地が広がるオーストラリアではワイン造りが盛んです。

ヨーロッパに比べると歴史は浅いですが、高品質で美味しいワインが造られています。

今回はオーストラリアワインの特徴や歴史、おすすめの銘柄を紹介していきます。オーストラリアワインに興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

オーストラリアワインの特徴

オーストラリアワインは、ニューワールドの中でもワインが盛んな国で、2018年においては世界第7位の生産量を誇っています

そして国土が広い国柄もあり、地域によってワインの特徴も大きく異なります。後ほど地域ごとの特徴を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

広大な土地でブドウ栽培の面積が広がっていると思われがちですが、オーストラリアは水不足が深刻な国なので、そこまで増やせていません。そしてオーストラリアのワインの最大の魅力は、「高品質・低価格」です。コルク栓を使用せず、スクリューキャップを使用しているワイナリーが多いため、コストを抑えられています。

オーストラリアワインの歴史

オーストラリアワインの歴史は、1788年まで遡ります。

当時フィリップ大佐の率いるイギリス入植者たちが、シドニーでブドウを栽培し始めたのがきっかけ。そこからブドウ栽培が広まり、1800年代になると本格的にワイン造りが始まりました。

1840年代に入ると、イタリアやドイツの移民が移り住み、ワインの技術がさらに上がります。1880年代には酒精強化ワイン、いわゆる甘口ワインの生産が主流になります。これはポルトガルのブドウ栽培が不作となり、イギリスから生産の要請がかかったからでです。

その後も酒精強化ワインの生産を続けますが、1950年代になると赤ワインのフルボディの需要が高まり、シラーズを始めとするブドウ栽培が盛んになります。そして現在のように、シラーズをメインとしたワイン造りが行われるようになったのです。

オーストラリアワインの主な産地

広大な土地が広がるオーストラリアでは、地域によってワインの特徴が大きく異なります。

そこで、オーストラリアワインの主な産地と、その特徴について解説をします。

西オーストラリア州

「世界一美しい街」と呼ばれるパースを州都とする、西オーストラリア州。

カベルネソーヴィニヨン主体とした高級ワインが生産されており、世界的にも注目を集めている地域です。地中海性気候で水はけの良い土壌が多く、ブドウ栽培に適しています。

また西オーストラリア州は、オーストラリアの国土の3分の1を占め、幅広いブドウ品種が栽培されています。特に「オーストラリアのボルドー」とも呼ばれるマーガレット・リバーでは、カベルネソーヴィニヨンやメルローなど、品質の高い赤ワイン造りが盛んです。

ニュー・サウス・ウェールズ州

産業の中心地であるシドニーを州都とする、ニュー・サウス・ウェールズ州。歴史でもお話ししたように、オーストラリアワイン発祥の地でもあります。

ニュー・サウス・ウェールズ州は、規模の小さなワイナリーが多く、地域によって気候も土壌も異なります。そのためブドウ品種も多彩で、ワイナリーごとの特色が楽しめる地域です。

ただし湿度が高い地域のため、ブドウ栽培には苦労している地域でもあります。そして、ニュー・サウス・ウェールズ州を代表する品種はセミヨンです。辛口から甘口まで、さまざまなワインに生まれ変わり、オーストラリアでも高い評価を得ています。

南オーストラリア州

オーストラリアのワイン産業の中心地である、アデレードを州都とする南オーストラリア州。世界を代表する産地を選ぶ「Great Wine Capitals」では、9つの産地のひとつにも選ばれ、ボルドーやナパバレーと並ぶ、有名産地として知られています。

また気候も雨が少ないボルドーと似ており、カベルネソーヴィニヨンやメルローといった黒ブドウ品種の栽培も盛んです。世界でもトップクラスのワイン造りが行われている地域なので、レベルの高いワインが飲みたい人は、南オーストラリア州のワインを選んでみてください。

ヴィクトリア州

「世界一住みたい街」と呼ばれるメルボルンを州都とするヴィクトリア州。小規模なワイナリーが多く、質を重視したワイン造りを行っています。

ヴィクトリア州は冷涼な気候であることから、ピノ・ノワールの栽培が盛んです。また土壌の水はけも良いことから、高品質なブドウができると言われています。その他にもスパークリングワインやデザートワインなど、多種多様なワインが造られているので、いろんな種類を試してみたい方におすすめの地域です。

タスマニア州

オーストラリアの南にポツンと浮かぶタスマニア州。「世界一水が美味しい地域」とも呼ばれ、高品質なワイン造りに適した土地です。

水が美味しい理由は、人が踏み入れていない大自然が広がっているから。そのためブドウ栽培だけでなく、果物や野菜など、農産物の生産も盛んです

またオーストラリアで最も南にあり、冷涼な海洋性気候のため、ピノ・ノワールやシャルドネの栽培が盛んに行われています。オーストラリアでは一番小さいワイン生産地ですが、その品質は高く、「オーストラリアでも特に最高級のワインが造られる」と言われる地域です

大自然の恵みを感じたい人は、ぜひタスマニアワインを試してみてください。

オーストラリアワインの代表的な品種

それではオーストラリアワインの代表的な品種を紹介します。

シラーズ

オーストラリアワインの代名詞でもあるシラーズ。原産地のフランスでは、シラーと呼ばれています。

シラーズは耐性が強いため、厳しい気候条件でも栽培しやすいのがメリットです。地域によって気候が異なるオーストラリアに適しています。

濃厚な果実味とピリッとしたスパイシーさが魅力で、ステーキやハンバーグなど肉料理との相性は抜群です。オーストラリアワインを味わいたいなら、まずはシラーズを飲んでみてください。

カベルネ・ソーヴィニヨン

フランス・ボルドー原産のカベルネ・ソーヴィニヨン。「赤ワインの王様」とも呼ばれ、世界で最も有名なブドウ品種です。

単体で使われることが多いですが、オーストラリアではシラーズとブレンドし、力強いワインに仕上げることもあります。濃厚な果実味としっかりとしたタンニンが味わえるため、定番の赤ワインが飲みたい人はカベルネ・ソーヴィニヨンがおすすめです。

メルロー

フランス・ボルドー原産のメルロー。カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーズよりも柔らかな味わいで、濃厚な果実味と繊細さがあります。

そのため赤ワインが苦手な人でも飲みやすい品種です。赤ワイン初心者の人は、まずメルローから試してみてはいかがでしょうか。

シャルドネ

フランス・ブルゴーニュ原産のシャルドネ。「白ワインの女王」とも呼ばれ、世界で最も有名な白ブドウ品種として知られています。

シャルドネは環境への順応性が高く、厳しい環境でも栽培がしやすいのがメリット。そのため地域によって気候が変わるオーストラリアには最適な品種です。また作り手によって味や香りが異なり、キリッと酸味が強いものもあれば、滑らかで優しい味わいのものもあります。

シャルドネが好きな方は、オーストラリアの産地ごとに、飲み比べをしてみてはいかがでしょうか。

ソーヴィニヨン・ブラン

フランス・ボルドー原産のソーヴィニヨン・ブラン。冷涼な地域を好む品種のため、オーストラリアでは南の地域で栽培が盛んです。

しっかりとした酸味とフレッシュさがあり、青々しい飲み口が特徴の品種。暑い日に氷を入れたり、ソーダで割ったりすることもあります。さっぱりとした気分になりたい方は、ソーヴィニヨン・ブランを試してみてください。

オーストラリアワインのおすすめ銘柄

最後にオーストラリアワインのおすすめ銘柄を紹介します。

イエローテイル シラーズ

日本で飲まれるオーストラリアワインの中で売上No.1を誇る「イエローテイル」。コンビニやスーパーでも気軽に購入でき、カンガルーのラベルをみたことがある人も多いのではないでしょうか。その中でもシラーズは不動の人気で、スパイシーさがありつつ、フルーティーで飲みやすいと好評です。

1,000円前後で購入できる銘柄なので、オーストラリアワインの入門編として飲んでみるのもいいかもしれません。

ペンフォールズ カリムナ BIN28 シラーズ

上質なシラーズを味わいたい方は、ペンフォールズ カリムナ BIN28 シラーズを試してみてはいかがでしょうか。「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー 24年間連続受賞」「パーカーポイント 91点獲得」など名だたる賞を受賞し、世界的にも認められた銘柄です。

カシスやシナモン、チョコレートのような濃厚さが口に広がり、力強いタンニンを感じることができます。

お値段は6,000円前後なので、特別や日や大切な人への贈り物として購入してみてください。

ジェイコブス・クリーク リザーヴ バロッサ リースリング

オーストラリアの最高級ワインの産地「バロッサ」で造られているジェイコブス・クリーク リザーヴ バロッサ リースリング。フレッシュなレモンの香りとシトラスや香草のような味わいが楽しめます。

牡蠣や刺身と合わせやすいため、日本人にぴったりの銘柄です。価格も2,000円前後なので、デイリーワインとして活躍をしてくれるでしょう。

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まとめ

今回はオーストラリアワインの特徴や歴史、おすすめの銘柄を紹介してきました。

地域によって特徴が異なるオーストラリアワインは、世界中で愛されています。日本でも人気があり、お値段もお手頃なので気になる方は試してみてくださいね。