高級ワインと安いワインの違いとは?栽培方法など6つの違いを解説!

ワインショップや酒屋に行くと、1本1,000円程で購入できるワインもあれば、1本数万円するようなワインもありますよね。

しかし、値段だけ見ても

「なんで高いのか分からない」
「どうやって見分けるの?」
「そんなに味が違うの?」

と、疑問に感じている人もいるでしょう。

そこで今回は、高級ワインと安いワインの見分け方について解説をしていきたいと思います。この記事を読めば、ワインの値段についてさらに詳しくなれますよ。

高級ワインと安物のワインの見分け方6つ

さっそく見ていきましょう。高級ワインと安物のワインの見分け方は以下の6つです。

【高級ワインと安物のワインの見分け方】
・ブドウの栽培方法の違い
・製法の違い
・瓶やコルクの違い
・熟成期間の違い
・ブランド力の違い
・土地代や人件費の違い

順番に解説をしていきます。

ブドウの栽培方法の違い

ブドウの栽培方法によってワインの価値は大きく変わります。

高級ワイン

高級ワインのブドウは、厳選されたもの、もしくは剪定を行いブドウの数を減らしたものが使われます。

剪定をすると1本のブドウの木の収穫量が減ります。しかし、1房1房に栄養分が行き渡るため、果実味が凝縮したブドウになるのです。

そのため、高級ワインの生産者は、ブドウの木になる果実を1/10に抑えて栽培することもあります。

その結果、ブドウあたりの単価が高くなり、ワインの値段にも反映されるのです。

安いワイン

安いワインのブドウは、収穫量を重視した栽培を行っています。ブドウの木にたくさんの実をつけて、大量にワインを生産できる体制を整えているのです。

大量生産をすると、人件費や輸送費のコストが抑えられ、価格を下げることができます。

その結果、私たちでも購入ができる価格帯のワインが流通しているのです。

製法の違い

ワイン造りの製法でも、ワインの価格は変わります。

高級ワイン

高級ワインはブドウの剪定から出荷まで手間ひまをかけています。

ブドウは潰れないように小さめのカゴで運び、人の目で果実を選定。醸造には樽を使用し、長期間の熟成を行います。

樽は衛生面で手間がかかるため、人件費のコストもバカになりません。ただし、その分ワインにコクや深みが出て、複雑な味わいになるのです。

安いワイン

安いワインは、大型トラックでブドウを運び、一気に醸造工程に進みます。醸造もステンレスタンクで行われ、機械で熟成を管理します。

そのため、人件費や輸送費のコストが抑えられ、低価格のワインを作ることができるのです。

瓶やコルクの違い

瓶やコルクの質でもワインの価格は変わります。

高級ワイン

高級ワインは長期熟成をすることが多いため、品質の高い瓶やコルクを採用しています

ボトルは頑丈で長持ちするもの、コルクは天然のもの(コルクを打ち抜いた純正)を使用。長期熟成に耐えられる品質のボトルとコルクが使われています。

安いワイン

安いワインは熟成期間が短いため、安価なボトルやコルクを採用しています。

コルクは圧縮コルク(コルクのカスを集めたもの)やシリコン製のもの。ボトルは大量生産された安価なボトルを使用しています。

熟成期間の違い

熟成期間の長さでもワインの価値は変わります。

高級ワイン

高級ワインの多くは、長い熟成期間を経て出荷されます。熟成が長くなるほど、コクや深みが出るため、高級ワインを造るのに欠かせない作業です。

熟成が長ければ長いほど、保管場所や管理が必要になり、必然的にコストも上がります。

安いワイン

安いワインは熟成期間が短く、ステンレスタンクで管理されているものが多いです。そのため、高級ワインのように保管場所や管理のコストが発生せず、価格を抑えたワインが造れます。

ブランド力の違い

ブランド力でもワインの価格は変わります。

高級ワイン

高級ワインの多くは名の知れたワイナリーやドメーヌで造られた銘柄が多いです。例えばシャンパーニュ地方で造られるシャンパンは、高級スパークリングワインとして知られています。

しかしシャンパーニュ地方以外で造られたものは、シャンパンを名乗ることができません。そのため、シャンパンというだけで価値があり、値段も上がるのです。

安いワイン

高品質なワインを生産しても知名度がなければ、価格を上げられません。

例えば、シャンパンを凌ぐ品質のスパークリングワインを造っても、シャンパンは名乗れず、それなりの値段しかつかないでしょう。

もちろん品質が認められれば値段は上がりますが、長い時間がかかってしまいます。

土地代や人件費の違い

土地代や人件費でもワインの価格は変わります。

高級ワイン

高級ワインの多くは人件費や土地代が高い、ヨーロッパで生産されています。それに伴い、手間ひまがかかっているため、さらに値段が上がってしまうのです。

安いワイン

安いワインは人件費や土地代が安い場所で造られています。代表的な国で言えば、チリが有名です。

チリは発展途上国なので人件費が安く抑えられます。またヨーロッパよりも大規模な生産を行い、大幅なコスト削減をしています。

そのため1,000円のチリワインは、フランスの5,000円のワインに匹敵すると言われることも。安いワインだからといって、品質が悪い訳ではありません

需要と供給もワインの値段に関係している

ワインに限らず、商品やサービスの多くが、需要と供給のバランスで価格を決定しています。

ブランド力があるワインなら、一定の需要が見込まれるため、少量生産でこだわって造ってもすぐに売り切れます。しかし知名度がないワインだと需要がないため、価格を抑えて販売をするしかありません。

チリワインの知名度も高くなりましたが、それは価格が安く販売された結果。最初は誰にでも手が出せる価格で販売をしないと、知名度は上がらないことが多いです。

もちろん、最初から品質で勝負をして、価格を高くしているところもあるので一概には言えません。

安いワインは悪酔いをするという噂について

安いワインは、高級ワインに比べて悪酔いしやすいという噂があります。しかし高級ワインも安いワインも製造工程に違いはありません。

それでは、なぜ安いワインは悪酔いをしやすいのか?

理由としては、

・安いとペースが早くなる
・ちゃんぽんで飲む場合が多い

この2点が考えられます。

安いワインは、飲むペースが早くなりがちで、チューハイやビールなどちゃんぽんをすることがあります。その結果、悪酔いをしてしまい「安いワインはダメだ」と感じてしまうのです。

高級ワインは、少量を味わいながら飲み、他のお酒とちゃんぽんをすることも少ないです。そのため、「高級ワインは悪酔いをしにくいな」と感じているのかもしれません。

まずは自分の飲み方を見直して、悪酔いをしている原因を突き止めてみてください。

まとめ

今回は高級ワインと安いワインの違いを解説してきました。

ワインは製造にかかるコストによって価格が決められています。お金に余裕がある人は、それぞれのワインを飲み比べてみるのもありです。

中にはチリワインのような品質が高く価格が安いワインもあるので、まずはその辺りから攻めてみてはいかがでしょうか。

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