世界最高峰のワイン「ロマネ・コンティ」とは

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世界にはたくさんのワインがあります。そしてそれぞれが独特の味わいを持ち、個性を持ち、評価を持ち、そして「値札」を持ちます。

今回はそんな無数にあるワインの中から、「ロマネ・コンティ」を取り上げて紹介します。

世界最高峰ワイン|ロマネ・コンティとはなにか

世界最高峰のワイン「ロマネ・コンティ」とは イメージ画像

数あるワインのなかでも、もっともよくその名前が知られたものとして「ロマネ・コンティ」が挙げられます。

ワインに特段詳しくない人であっても、この「ロマネ・コンティ」という名前は知っているという人が多いのではないでしょうか。

ロマネ・コンティは、ブルゴーニュ地方の小さな畑で作られている世界でもっとも高価なワインのうちのひとつです。ヴォーヌ・ロマネという村の小さな畑で育てられているこれは、グラン・クリュ(フランスのワインの仕分け方法のうちのひとつ。特急畑のこと)のなかでも、さまざまな意味で特別扱いをされています。

フランスのブドウ畑事情はなかなか複雑です。1つの畑を、多くの生産者が分け合って所有していることが多いため、同一の畑の名前のワインがたくさん出ています。

しかしロマネ・コンティの場合は、これにあてはまりません。ロマネ・コンティは単独で所有されている畑であるため、この名前を冠することができるのは、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのつくりだしたワインだけです。

ロマネ・コンティは昔からその評判が高かったことで有名なワインです。10世紀にはすでにその名前は広く知れ渡っていました。

時の王にさえ、「薬」として愛されていたというエピソードも残っています。その後、フランス革命によって王政は崩壊、畑の所有者もゆらぐことになりますが、それでもロマネ・コンティという名称は残り続け、現在に至っています。

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ロマネ・コンティに値段分の価値はあるのか?

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ロマネ・コンティがすばらしいワインであることは、疑いようがありません。ただ、その「価格」と「味わい」のバランスは、必ずしもとれているとは言えないのが現状です。

実際、専門的な書籍のなかでも、「ロマネ・コンティの値段は、ロマネ・コンティというワインの味わいに対する評価ではなく、投資としての意味合いから来るものだ。資産価値のあるもの、として評価されているのである」と断じている場合もあります。

ロマネ・コンティは高いお酒の代表格としても知られています。現在では1本あたり100万円以下で売られることはほとんどなく、場合によっては300万円程度の値段もつけられます。

ロマネ・コンティがどれほどすばらしいワインであっても、「ワイン本体の味」に対してこの価格を出せる人はそれほどいないでしょう。

ロマネ・コンティが持つのは、「資産価値」「投資対象としての価値」という見方ができます。ワインを投資の対象としてとらえる人はそれほど少なくありません。ロマネ・コンティは非常に数が少ないワインであって、毎年6000本程度しか出されません。そのため、当たり年のロマネ・コンティを欲しがる人は多く、それに対して高い値段がつけられるのです。

手元に「当たり年のロマネ・コンティがある」ということで満たされる人もいますし、また高級レストランなどが一種の「箔」をつけるためにロマネ・コンティを買い求めることもあります。

なお、現在はワイン投資を考える人を狙ったサギ(普通のワインのラベルを偽装し、高いワインに見せるなど)もあるので、買う場合には注意が必要です。

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ロマネ・コンティの味わいについて

このように、「ワインとしての風味」よりも「値段」に焦点があてられやすいロマネ・コンティですが、その味わいもまた、当然にすばらしいものだといわれています。

ロマネ・コンティはピノ・ノワールによって作られます。ピノ・ノワールの持つフルーティーさや繊細な味わいが出ているとされています。

また、ピノ・ノワールはテロワールの影響を受けやすいブドウともいわれているため、ブルゴーニュという土地の個性も感じ取れると考えられています。官能的で美しく、余韻が長く続くと評す人もいます。また、熟成を経ることで、トリュフなどの香りもするようになるとされています。

ロマネ・コンティの作り手は、長い歴史のなかでずっと常にワインづくりに真摯に向き合ってきました。狭い畑、わずかなブドウに心身を注ぎ、宝石のようなワインをずっとつくり続けてきたのです。

ロマネ・コンティはどうしてもその値段に注目されがちですし、また値段とワインの味わいの価格のつり合いについて否定的な見方をする人もいます。しかしロマネ・コンティというワインが、「特別なワイン」になったことには明確な理由があります。

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まとめ

「少し試してみる」ということはできませんが、ロマネ・コンティの畑のごく近くでつくられたワインなどは日本でも購入することもできます。

高いものもありますが、ロマネ・コンティほどではありませんし、特別な日のためならば出せる値段設定がなされているものもあります。これらも非常においしいので、こちらを試してみるのもおすすめです。

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