仙境の名を冠した日本酒「蓬莱泉」とは?こだわりと銘柄を紹介
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古代の中国で仙人が住むと伝えれた仙境の一つ「蓬莱」。その名を冠した日本酒が愛知で造られていることはご存知でしょうか?
今回は愛知県で造られている日本酒「蓬莱泉」に焦点を当て、製造元が注ぐこだわりや押さえておきたい商品をいくつかピックアップしてご紹介します!
目次
蓬莱泉とは?
前述のとおり、蓬莱泉(ほうらいせん)とは愛知県の酒蔵で造られる日本酒銘柄で、酒名は中国に伝わる伝説の仙境「蓬莱」にちなんでいます。全国新酒鑑評会でも受賞歴のあるブランドで、インパクトのあるラベルが特徴です。
商品ごとにそのコンセプトに合った漢字一文字が冠されます。季節限定品や限定予約商品も多数ありますので、同じブランドを飲み続けていても飽きがこないという強みがあります。
また蓬莱泉の製造蔵では小回りの利いた製造が可能なため、オーダーメイドすることもできます。自分が表現したいお酒の味わいを実現できるというわけですね!
自分が考えた唯一無二のお酒を造れるなんて、酒好きにはこの上ないロマンです。
蓬莱泉の製造元
蓬莱泉を醸すのは愛知県設楽町に蔵を構える関谷醸造。江戸時代末期の1864年に誕生した蔵元で、「和醸良酒」をモットーにこだわりのお酒造りを続けています。
「和は良酒を醸す(和醸良酒)」の言葉が示すように、蔵人たちが一丸となって理想的なお酒造りに励んでいます。
代表銘柄は蓬莱泉ですが、他にも「明眸(めいぼう)」や「一念不動」といった日本酒、焼酎・リキュールに至るまで、製造するお酒の種類は多岐にわたります。
関谷醸造では長い年月で培われてきた設計図(コンセプト)を基に、丁寧かつ正確なお酒造りをしています。単純作業は機械化し蔵人の負担を軽減するなど、老舗蔵ならではの伝統技法は守りつつ、常に革新的な技術の導入を行っています。
蓬莱泉にかけるこだわり
関谷醸造ではどんなこだわりを持ち蓬莱泉を造っているのでしょうか?
仕込み水
豊川、矢作川、天竜川の3大水系の水源地となっている設楽町には、きれいな湧水が豊富に流れています。
この地域を流れる軟水を使うことで、お米の旨みが活きる、飽きがこないお酒を造ることができます。
原料米
酒米の王様「山田錦」や優良米の「夢山水」「チヨニシキ」などが原料米に使われています。
近年は奥山河の耕作放棄地や休耕田を借りて、酒米「夢山水」の栽培を行うようになりました。関谷醸造の蔵人が地元の米農家さんから栽培技術を学び、蔵人自らの手で良質なお米作りに励んでいます。
おさえておきたい蓬莱泉の銘柄
日本酒マニアの方にも、未だかつて蓬莱泉を飲んだことがないというビギナーさんにも飲んでいただきたい3本をご紹介します。
蓬莱泉 特別純米 可(べし)
蓬莱泉ブランドの中で売れ筋No.1を誇る定番商品。「可(べし)」は江戸時代の儒学者であった菅茶山(かんさざん)の詩に由来しています。
原料には夢山水も使われており、酸味が少なくすっきりと飲める純米酒なので食中酒としても美味しくいただけますよ。
蓬莱泉 純米大吟醸 美
やや甘口テイストの純米大吟醸で女性の方にもおすすめの一本です!原料米には山田錦が使われ、まろやかな口当たりと女性的な味わいを持つ美しいバランスに仕上がっています。
冷蔵庫で軽く冷やしてから頂くと、酸味が後味を引き締めてくれます。
蓬莱泉 大吟醸 朋
関谷酒造で通年醸される大吟醸酒。「純米大吟醸 美」ほどの華やかさはなく控え目な一本ですが、すっきりテイストでありながら円熟味を帯びた上品な旨みが、長きにわたり根強い人気を誇る理由となっています。
冷やして淡白な味付けの肴とともに味わってみてください!
蓬莱泉 純米大吟醸 空
蓬莱泉の名を全国区にさせた立役者とも言える関谷醸造の代表銘柄。芳醇な香りとお米本来の甘みや旨みを堪能できる一品です。
南の国を感じさせるフルーツの香りとお米の旨味、甘みが表現れており、上品な味わいが楽しめます。
人気が高く、定価でみつけることはなかなか難しいので、見つけたときにはぜひ飲んでみてください。
まとめ
今回は蓬莱泉についてまとめました。実は「和醸良酒」には、「良酒は和を醸す」というもうひとつの意味もあります。
お友達や仲間、家族、大切な人たちと語らう場で蓬莱泉の良酒を囲めば、お酒を楽しみながら和を醸すことができるかもしれませんね。
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