焼き鳥に合うお酒は日本酒だけじゃない!味付けや部位でお酒を選んでみよう

お酒のお供として長年愛され続けている焼き鳥。

居酒屋でも定番のメニューで、よく注文をするという人も多いのではないでしょうか。

最近は、スーパーやコンビニのお惣菜コーナーでも気軽に購入できます。そして焼き鳥を食べるなら、美味しいお酒と合わせたいですよね。

そこで今回は、焼き鳥にマッチするお酒を実際にペアリングしてみました。焼き鳥を食べる機会がある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

焼き鳥の特徴や歴史

焼き鳥は一口大に切った鶏肉を串に刺して焼いたシンプルな料理です。調理器具もそこまで必要ないことから、野山で獲得した動物を食べる方法として古来から親しまれてきました。

1674年の「江戸料理集」には、うずら、ひばり、山鳥、ひよ鳥など、さまざまな焼き鳥の種類が記載されています。当時はキジの肉が主流で、時代が進むと共に鶏肉に変化して行ったと考えられています。

今のような焼き鳥屋台が登場したのは、明治時代に入ってからです。アメリカから安価な鶏肉が輸入されるようになり、焼き鳥屋台で焼き鳥を購入する人が増えました。

ちなみに、「焼き鳥」と「やきとり」についてですが、
焼き鳥:鶏肉を焼いたもの
やきとり:鶏肉の臓器、牛、豚などを串焼きしたもの
このような違いがあります。

地域によって分類が異なるので、自分の住んでいる場所について調べてみると面白いかもしれません。

焼き鳥とお酒を合わせる時のポイント

続いて、焼き鳥とお酒を合わせるときのポイントをご紹介します。

焼き鳥の味付けで選ぶ

焼き鳥には「タレ」と「塩」、2種類の味付けがあります。

タレは味付けが濃いため赤ワインやビール、シンプルな塩は白ワインと合わせてもいいでしょう。

ちなみにタレと塩、どちらにもマッチするのが日本酒。焼き鳥は日本に昔からある料理なので、日本酒との相性が抜群です。

焼き鳥と合わせるお酒に迷ったら、とりあえずビールと日本酒を買っておけば失敗は少ないでしょう。

鶏肉の部位で選ぶ

鶏肉にはさまざまな部位があり、味わいや食感、脂の量も異なります。

名称 部位 特徴
もも肉 もも 柔らかくてジューシー。どんなお酒にも合う。
ハツ 心臓 歯応えがあり味が濃厚。赤ワインと相性抜群。
ぼんじり 尻尾 脂が乗ってジューシー。ビールやハイボールでさっぱりと飲むのがおすすめ。
砂肝 胃袋(筋胃) サクッとした食感で味は淡白。白ワインと相性抜群。
レバー 肝臓 濃厚で独特の味わいがある。赤ワインや辛口の日本酒と相性抜群。

鶏肉の部位の一部を例に挙げましたが、それぞれ特徴があり、合うお酒も異なります。自分の好きな部位と、どんなお酒が合うのか、ぜひ照らし合わせてみてください。

それでは次の章からは、焼き鳥とお酒をペアリングしていきたいと思います。

焼き鳥には定番のビール

焼き鳥屋に行ったら、まずビールで乾杯をする人も多いのではないでしょうか。

ビールと焼き鳥は定番の組み合わせで、どんな部位、味付けにも合わせやすいです。

そして、ビールと焼き鳥が合う理由は、人間の味覚にあります。

人間には五味(甘・旨・塩・苦・酸)があり、全てを合わせて摂取すると、「美味しい」と感じます。
焼き鳥には(甘・旨・塩)、ビールには(苦・酸)が含まれており、全て合わせると五味が完成します。

そのため、ビールと焼き鳥を合わせると、最高に美味しいと感じるのです。

おすすめしたいビール「サッポロ 黒ラベル」

サッポロの定番商品で、フレッシュな口当たりとキレ、深いコクと苦味が魅力です。

風味が劣化しにくい大麦を独自に開発し、旨味が長持ちする製法を確立。味や香り、泡持ちをアップさせ、何杯飲んでも美味しく飲めるビールです。

飲食業界でもサッポロ黒ラベルを支持する人は多く、個人店やこだわりがあるお店では、サッポロ黒ラベルを置いているところが目立ちます。

実際に合わせてみても、ビールのコクと苦味が焼き鳥の旨味を上手に引き出してくれます。ビール本来の旨味や苦味も楽しめるので、ビール好きにはたまらないペアリングだと感じました。

 

ハイボールも定番になりつつある

ハイボールも焼き鳥に合うお酒として定着をしつつあります。

ハイボールは、さっぱりとしているので、味付けが濃い焼き鳥や脂が多い部位でも美味しく食べられます。またウイスキーの甘みが、焼き鳥の旨味を引き立たせてくれるのもポイント。

おすすめハイボール「トリスハイボール」

トリスは甘い香りと滑らかな味わいが特徴で、ハイボールにするとスッキリと爽やかな甘さが楽しめます。

現在販売されているトリスハイボールは、中の配合を見直し、よりすっきりとした味わいに仕上げてあるそうです。

実際に合わせてみると、焼き鳥の旨味とウイスキー本来の甘みがマッチ。タレだけでなく、塩でも味を邪魔しないため、どんな焼き鳥にも合うと感じました。

 

タレ味なら赤ワインがおすすめ

タレ味の焼き鳥が好きな方は、赤ワインとのペアリングがおすすめです。その中でも特に合うと言われているブドウ品種が「ピノ・ノワール」です。

滑らかな甘さとほどよい酸味が、醤油の旨味と酸味に似ていることもあり、相性が良いとされています。濃すぎない果実味が、タレの旨味を引き出してくれるんです。

焼き鳥専用チリワイン「カントル ピノノワール」

焼き鳥のために開発された赤ワインで、ピノ・ノワールの軽やかさと、タレ味がよく合います。

高品質のブドウ産地として知られる、チリのセントラルヴァレーで栽培された高品質のピノ・ノワールを使用し、フレッシュな果実味とほどよいタンニンが楽しめる赤ワインに仕上がっています。

実際に合わせてみると、タレの旨味とピノ・ノワールの甘みが絶妙にマッチ。口の中に余計な味を感じることもなく、日本人でもしっくりくる味わいです。

焼き鳥だけでなく、醤油と鶏肉を使った唐揚げや照り焼きにも合うワインだと思いました。

 

塩味なら日本酒がおすすめ

素材本来の味を楽しめる、塩味の焼き鳥が好きな方は日本酒がおすすめです。

特に、すっきりと軽快な軽いタイプの日本酒とよく合います。塩とレモンが合うように、日本酒もすっきりとしたものを選ぶのがポイントです。

焼き鳥はジューシーな部位も多いので、キリッとした純米酒を選ぶといいでしょう。

おすすめ純米酒「大山 特別純米 十水(とみず)」

メーカーの大山では、淡麗辛口をメインとした日本酒造りを行っています。しかし、こちらの十水(とみず)は、「コクのある日本酒が飲みたい」というお客様の要望を受け、芳醇で旨味と甘みが溢れる日本酒に仕上げているそうです。

実際に飲んでみると、吟醸酒のような香りが感じられ、旨味と甘みが濃厚でした。熱燗にすると、さらに旨味が感じられると思います。

塩味の焼き鳥に合わせてみると、鶏肉の旨味と日本酒の旨味が絶妙にマッチ。後味はすっきりしているため、繊細な塩味の焼き鳥が何本でも食べられました。

 

まとめ

今回は焼き鳥に合うお酒をペアリングしてみました。

部位や味付けによって合うお酒が変わるので、食べたい焼き鳥に合わせて、お酒を選んでみるのもいいでしょう。

それでは本記事を参考に、焼き鳥をお酒のペアリングを楽しんでみてくださいね。

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