定番キムチに合うお酒は意外なアレだった!?検証して分かった意外な真実

お酒のおつまみだけでなく、ご飯のおかずとしても活躍するキムチ。

ピリッとした辛味とコクのある旨味がたまりませんよね。ビールやハイボール、日本酒に焼酎、どんなお酒にも合うイメージがあります。

そこで今回は、キムチとさまざまなお酒をペアリングしてみました。

どんなお酒とキムチが合うのか、気になる人はぜひ参考にしてみてくださいね。

キムチの特徴や歴史

まずはキムチの特徴や歴史を解説します。

キムチとは?

キムチとは、白菜などの野菜を唐辛子や塩、塩辛、ニンニクなどで漬け込んだ漬物です。日本や韓国では、保存食として古くから親しまれており、スーパーやコンビニでも気軽に購入できます。

名前の由来は、野菜の塩漬けを意味する「沈菜(チムチェ)」が長い年月を経て、キムチに変化したと考えられています。

一般的な白菜のキムチの作り方は以下の通りです。

1.白菜を塩に1日ほど漬ける
2.水洗いして塩抜きする
3.唐辛子や塩辛、出汁などを入れて5日ほど発酵させる

作り方はシンプルなので、家庭で自家製キムチを作る人もいます。

キムチの歴史

韓国では、7世紀から漬物が食べられていたという文献が残っています。当時はキムチという名称はなく、日本や中国と同じような漬物を食べていました。

今のようなキムチに発展したのは16世紀頃からです。日本から唐辛子が伝来し、キムチ漬けとして食べられるようになります。
19世紀の文献には、千切りした唐辛子を少しだけ入れる製造方法が主流で、白菜以外の野菜も用いられていました。

では、なぜ韓国でキムチの文化が発展したのでしょうか?

それは、農業や漁業が中心の国だったから。普段から野菜を食べ、水産加工の技術に優れていたことから、発酵食品のキムチが発展したと考えられています。

日本でキムチが受け入れられたのは、昭和後期に入ってからです。それまでは、唐辛子の辛さやニンニクの匂いを受け付けず、食べる人は多くありませんでした。

しかし、1975年に発売された桃屋のキムチの素が大流行したことをきっかけに、キムチの認知度が上がっていきます。

1980年代には激辛ブームが到来し、日本中にキムチを含めた韓国料理が浸透します。2004年には、日本国内で浅漬けに次いで2番目に消費された漬物となりました。

そこから、韓国産のキムチが大量に輸入されるようになりますが、2005年を境に輸入量が激減します。これは韓国から輸入されたキムチに、寄生虫が入っていたことが原因です。

そのため現在、日本で販売されているキムチのほとんどは国内産です。韓国食料品店や大型スーパーの一部では販売しているところもあります。

日本と韓国のキムチの違い

日本と韓国のキムチの違いはバリエーションにあります。

日本では、白菜を果物で発酵させて、唐辛子で辛味を漬ける白菜キムチが主流です。スーパーでも同じような白菜キムチが並んでいますよね。

しかし韓国では、さまざまなバリエーションのキムチが販売されています。発酵させる塩辛も牡蠣やイカ、イワシなど種類が豊富。地域によってキムチの作り方も違います。

また韓国のキムチは、味付けが濃いことでも有名です。韓国の人が日本のキムチを食べると、多くの人が薄いと感じます。これは優しい味を好む日本人向けに作られているからだそうです。

そのため日本と韓国のキムチは、全くの別物として扱われることもあります。

キムチは体に気を使う人におすすめ

キムチは世界五大健康食品のひとつです。そのため、健康に気を遣う人におすすめのおつまみといえます。

カプサイシンで代謝アップ

唐辛子に含まれるカプサイシンは、アドレナリンを分泌します。代謝アップや脂肪分解をサポートし、ダイエット中のおつまみに最適です。唐辛子を食べると体が温かくなるのは、カプサイシンのおかげだったんですね。

ビタミンB群で美肌効果

キムチには、ビタミンB群が豊富に含まれています。特にビタミンB2は「美容ビタミン」とも呼ばれ、美肌効果が期待できます。韓国人の肌がきれいなのは、毎日キムチを食べているからかもしれませんね。

乳酸菌で腸内環境改善

キムチには、ラクトバチルスという植物性の乳酸菌が含まれています。生きたまま腸に届きやすい乳酸菌で、腸内環境を整えてくれます。免疫機能の70%は腸内にあるといわれていますので、体調管理したい方はキムチを食べてみてはいかがでしょうか。

キムチとお酒と合わせるコツ

キムチとお酒を合わせるコツを紹介します。

食材で選ぶ

キムチに使われる食材によって合うお酒も変わります。白菜キムチなら定番のビール、カクテキなら大根と相性の良い芋焼酎がおすすめです。
また魚介の旨味が効いているなら、日本酒や白ワインを合わせるのもいいでしょう。

調味料で選ぶ

キムチに調味料をかける人もいるかと思います。醤油をたらすなら日本酒、マヨネーズをつけるならビールなど、調味料と合わせやすいお酒を選ぶのもポイントです。

辛さで選ぶ

キムチの辛さによって合うお酒が変わります。辛味が強いなら、さっぱり洗い流してくれるビールやハイボール、優しい味わいなら日本酒や梅酒が合わせやすいでしょう。

キムチと合うお酒(ベストペアリング)

それではキムチと相性の良かったベストペアリングを紹介します。

キムチとビール

キムチとビールは定番の組み合わせです。居酒屋では、お通しにキムチが提供されることもありますよね。

実際に合わせてみると、キムチの辛味をビールがさっぱりと洗い流してくれます。旨味は口の中に残るので、相性の良い組み合わせだと感じました。

▼合わせたビールはこちら。

キムチとハイボール

キムチとハイボールも相性の良い組み合わせです。キムチの辛味を、ハイボールがさっぱりと洗い流してくれます。

ハイボールは、どんな料理にも合わせやすい万能なお酒です。そのため、キムチ以外のおつまみもある場合は、ハイボールを選んでおくといいでしょう。

▼合わせたウイスキー(ハイボール)はこちら。

キムチと麦焼酎

麦焼酎は、魚介類との相性が良いとされています。そのため、塩辛を使用したキムチとの相性は抜群です。

キムチの旨味を上手く引き出してくれ、辛味はさっぱりと洗い流してくれます。麦焼酎独特の甘みもキムチの甘みと合わせやすかったです。

▼合わせた麦焼酎はこちら。

カクテキと梅酒

カクテキと梅酒の組み合わせは、予想以上の美味しさでした。

カクテキと梅酒の酸味のバランスがよく、口の中でほどよく絡み合います。そのため、キムチに合わせる梅酒は、酸味が強い銘柄がおすすめです。

今回は梅酒ロックでしたが、さっぱり飲むなら梅酒ソーダにしてもいいと思います。

▼合わせた梅酒はこちら。

カクテキと芋焼酎

カクテキと芋焼酎はかなり相性の良かった組み合わせです。

芋と大根は野菜としての相性が良く、煮物などの和食に用いられています。そのため、カクテキの風味と芋焼酎の風味のバランスが絶妙で、口の中で旨味が増しました。

少し芋焼酎の風味が勝ちますが、水割りやロックにすれば美味しく頂けると思います。

▼合わせた芋焼酎はこちら。

キムチと合わないお酒(ワーストペアリング)

続いてキムチと相性の悪かったワーストペアリングを発表します。

赤ワイン

キムチと赤ワインを合わせるのは難しいと感じました。

ワイン漫画「神の雫」でも、キムチに合うワインを見つけるために奮闘する姿が描かれています。そのため、ワインに精通した人でなければキムチと合わせるのは難しいでしょう。

実際に飲んでみると、キムチの旨味と赤ワインの果実味はやはり合いません。赤ワインの中にキムチの香りが漂い、微妙な味わいとなりました。

ウイスキー(ロック)

ウイスキーロックとキムチも合いませんでした。

ウイスキーの香りと味わいが強く、キムチの辛味とぶつかり合います。やはりハイボールにして、さっぱりと飲んだ方が合わせやすいですね。

ブランデー

ブランデーはブドウを原料にしたお酒です。そのため赤ワインと同じように、辛味と果実味が合わない印象がありました。少しドライなブランデーなら、まだ合わせやすいかもしれません。

キムチとお酒の種類別の評価・特徴

キムチとお酒の評価を表にまとめてみました。

順位お酒
評価ペアリングの味わい
1位梅酒★★★★★カクテキとの相性が意外性も含めて満点!酸味、うま味、甘味のバランスが最高です。
2位焼酎(麦・芋)★★★★★キムチとの相性抜群!定番のキムチなら麦焼酎、カクテキなら芋焼酎を選ぶことをおすすめできます。
3位ビール★★★★★キムチと相性抜群。迷ったらビールを選ぶことをおすすめします!
4位ウイスキー(ハイボール)★★★★キムチと相性抜群。キムチの辛味をさっぱりとさせてくれます。
5位日本酒★★★基本的に合わせやすい。今回は純米大吟醸で甘みが強かったため、無難に合うという感じに落ち着きました。
6位白ワイン★★赤ワインよりもマシだが、キムチの旨味や辛味が勝ってしまいます。
7位赤ワインキムチの辛味と赤ワインの果実味があいません。
8位ブランデーブランデーの果実味とキムチの辛味があいません。
基本的に、さっぱり系のお酒と相性の良い傾向がありました。ビールやハイボール、焼酎、梅酒など口の中がすっきりするお酒を選ぶと、失敗は少ないでしょう。

まとめ

今回は、キムチとさまざまなお酒をペアリングしてきました。

やはりビールやハイボールは鉄板の組み合わせでした。ワインやブランデーは、カクテルにすると、合わせやすいかもしれません。

それでは本記事を参考に、キムチとお酒のペアリングを楽しんでみてくださいね。