カルト的アイラ、アードベッグとは?歴史やおすすめをご紹介!

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強烈。

クセのウイスキーが多いアイラモルトの中でも、とりわけ尖ったウイスキーといえば、「アードベッグ」ではないでしょうか。
そのクセの強さからオフィシャルでも好き嫌いが分かれることを明言しています。

しかし、アードベギャンという崇拝の域に達するファンも根強くいることも確かです。

今回は、世界的にも熱烈なファンを持つ「アードベッグ」というウイスキーについて紹介します。

概要はもちろんのこと、アードベッグの人気商品も紹介しますので、ウイスキーに関する知識の幅を広げたい方もぜひご参考ください。

アードベッグとは?

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アードベッグはアイラ島南部にある岬で作られており、多くの種類が存在するアイラウイスキーを代表するシングルモルトウイスキーの1つです。シングルモルトウイスキーは個性の強いウイスキーが多いのですが、中でも特にアードベッグは他のウイスキーに比べて、ピート香が強いのが特徴です。

その個性の強さから、好みがはっきり分かれるかもしれません。ただし、その深い味わいに虜になる方も多く、コアなファンが多い魅力あるウイスキーです。

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アードベッグの歴史

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アードベッグの歴史は古く、蒸留所が初めて建てられてたのは1794年のことです。ただし、当時は密造酒の1つを製造しており廃業となったことから、現在の起源となる蒸留所は1815年に誕生しました。

1815年に創業したアードベッグ蒸留所の運営は苦境の連続だったようです。1859年に「Ardbeg Distillery Ltd.」を組織後、オーナーチェンジを繰り返しては運営の苦境を打破しようと試みますが、1981年には操業停止に追い込まれました。

1989年に新オーナーの元で操業再開するも、安定した運営にはほど遠かったようです。アードベッグが安定して運営できるようになったのは「グレンモーレンジ社」に買収された1997年頃からでした。この時、創業からすでに182年が経過しています。

2004年に「グレンモーレンジ社」が大企業の傘下に入ったこともあり、その後は経営も安定しています。現在では世界的な賞を受賞するなど、多くの地域で愛されるウイスキーに成長しているのです。

アードベッグの特徴

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アードベックの1番の特徴は、何と言っても並外れた「ピート香」でしょう。

ピート香とは、磯や消毒液をはじめとした「薬品のような香り」を指します。この臭いは飲み慣れるほどに深い味わいになるとされ、通好みな香りとして人気です。

そして、この「アードベッグ」は、数あるウイスキーの中でも1番と称されるほど強烈なピート香を放ちます。

また、この独特な香りだけでなく、アードベックは柑橘類のようなさわやかフルーティーな味わいも楽しめます。

アードベッグのおすすめの飲み方

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アードベッグは強烈なピーティーさに合わせてフルーティーな味わいを楽しめるウイスキーです。よってその味わいに浸りながら、香りごと楽しむ飲み方が合います。

ストレートやロックでゆっくりと時間をかけながら、少しずつ嗜んでお酒を飲む人には相性抜群のお酒といえるでしょう。反対にビールなどのように、ぐびぐび飲み進めたいという方にはあまりおすすめできません。

ただし、ハイボールにすることで香りを弾けさせ、軽く飲むこともできなくはないです。1杯目などであればハイボールもアリでしょう。

アードベッグの商品紹介

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ここでは代表的なアードベッグの商品を5種類紹介します。それぞれの特徴についてみていきましょう。

アードベッグ 10年

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2008年の「ワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したのがこの「アードベッグ10年」です。この銘柄は10年以上熟成させたファーストとセカンドフィルのバーボン樽の原酒をあわせています。

アルコール度数は約46度で、アードベッグの中では高めです。ピート香も強いですが、これらの香りの後にはバニラや青リンゴなどの爽やかで甘い余韻を味わえます。ラインナップの中でもっともスタンダードな人気商品です。

アードベッグ コリーヴレッカン

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2010年に「World’s Best Single Malt Whisky」という賞を受賞したのが、アルコール度数約57度を誇るアードベッグの「コリーヴレッカン」です。コリーヴレッカンというブランド名は「ジュラ島」と「スカバ島」という2つの島の間にある海峡の名前が由来とされます。

スタンダードなアードベッグに比べ、本来の強いピート香に加え、よりスパイシーさが追加されており、ガツンと来る強い味わいを楽しめるでしょう。インパクトのある味わいを好む方におすすめな銘柄となっています。

アードベッグ アン・オー

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「アードベッグ アン・オー」は、「バーボン樽」「ペドロ・ヒメネスシェリー樽」「アメリカンオーク新樽」の3種類の樽で熟成した原酒を合わせた、アルコール度数が約46度のボトルとなっています。

スモーキーさとスパイシーさが特徴ですが、甘さも際立ち、まろやかで比較的に飲みやすい味わいとなっています。そのため、アードベッグ初心者に適した銘柄といえるでしょう。

アードベッグ ウーガダール

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「アードベッグ ウーガダル」は、2009年に「ワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた銘柄です。「バーボン樽」と「オロロソ・シェリー樽」の2種類の原酒をあわしたボトルで、アルコール度数は約54度となっています。

ウーガダールというブランド名は、製造の仕込み水に利用する湖の名前が由来で、ゲール語で「暗所で神秘な場所」を意味します。

アードベッグ特有のピーティーな香りはそのままに、爽やかな酸味と心地よい甘さ、後味にくるフルーティ感が特徴です。長続きするスモーキーな余韻に浸りたい方はこちらの銘柄が最適です。

アードベッグ ケルピー

「アードベッグケルピー」は2017年に数量限定で販売されたアードベッグの銘柄です。黒海で作られた樽とバーボン樽で熟成された原酒をあわせて作られます。

アードベッグ特有のスモーキーさとその後に来るハーブの味わいが特徴的です。名前のケルピーはアイラ島周辺に住んでいると伝えられる海の精霊の名前が由来とされており、数量限定で販売されたアードベッグの銘柄に相応しい名前といえるでしょう。

また数量限定のため、市場ではあまり流通しておらず、アードベッグの中でもプレミアムな一本となっています。

まとめ

アードベッグの概要や代表的な商品を紹介しました。アードベッグにも様々な商品があり、それそれに特徴が異なります。

商品ごとの香りや味わいを比較しながら味わうのも、アードベッグの楽しみ方の1つといえるでしょう。ぜひこの記事を参考に、自分にあうアードベッグのブランドを見つけてください。

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