【二十四節気が話題!】北海道ウイスキー「厚岸」の特徴や歴史、飲み方を解説!

北海道は冷涼な気候を活かしたウイスキー造りが盛んです。ウイスキーの聖地スコットランドと気候も似ており、ニッカウヰスキー余市蒸溜所など、日本を代表する蒸溜所もあります。

そして今回は、そんな北海道に蒸溜所を構えるウイスキー「厚岸」をご紹介します。

2016年に生産を開始した新しい蒸溜所ですが、その高い品質や二十四節気シリーズから国内外で注目を集めています。

北海道ウイスキー「厚岸」の特徴や歴史、おすすめ銘柄まで詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ウイスキー「厚岸」とは?

厚岸蒸溜所は、北海道厚岸町にある蒸溜所です。

厚岸町は、冷涼で湿度が高く海霧が発生しやすい地域です。北東には別寒辺牛湿原があり、アイラモルトのようなウイスキー造りに最適な環境といえます。

厚岸蒸溜所では、「スコットランドの伝統的な製法で、アイラモルトのようなウイスキーを造りたい」をコンセプトに、アイラ島の蒸留技術と同じ、泥炭(ピート)を通った水を仕込み水に活用し、海風が当たる場所で熟成しています。

蒸留設備もスコットランドのフォーサイス社製の機材を導入。スコットランドに近い状態で生産を行っています。

2020年10月には、二十四節気シリーズの第一弾となる「厚岸 シングルモルトウイスキー 寒露」を発売します。

2020年2月には「厚岸ウイスキー SARORUNKAMUY(サロルンカムイ)」を発売し、「SWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)2020」において「最優秀金賞」を受賞しています。

創業者の樋田恵一氏は、若い頃からウイスキーに魅了され「いつかアイラモルトのようなウイスキーをつくりたい」と夢を抱いていました。

現在はその夢が実現し、現在は国内外から注目される蒸溜所となっています。

厚岸蒸溜所の歴史

2013年、樋田恵一氏は国内の蒸留所から原酒を買い取り、試験的に蒸留を実施します。
その結果、いいウイスキーができると確信し2015年に厚岸蒸溜所を設立。

2016年には、フォーサイス社からスタッフを呼び寄せ、ポットスチルなどの製造設備を設置し、万全の状態で蒸留をスタートしました。

そして2018年2月、厚岸蒸溜所の初商品となる「厚岸 NEW BORN FOUNDATIONS 1」をリリース。
その後は、「厚岸NEW BORN FOUNDATIONS 2」「厚岸NEW BORN FOUNDATIONS 3」をリリースし、日本のウイスキーファンの注目を集め始めます。

2019年8月には、厚岸蒸溜所初のブレンデッドウイスキー「厚岸NEW BORN FOUNDATIONS 4」を発売。予想を上回る反響で、すぐに売り切れとなりました。

そして2020年2月には、初のシングルモルトウイスキー「厚岸ウイスキー SARORUNKAMUY」を発売。同年10月には、二十四節気シリーズ第一弾となる「厚岸 シングルモルトウイスキー 寒露」を発売しています。

二十四節気とは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれを6等分し合計24種類に分けた季節を表す名称です。

寒露とは二十四節気の17番目にあたり、本格的な秋の始まりを表しています。

今後も二十四節気シリーズが発売されると予想され、ウイスキーファンの期待が高まっています。

厚岸蒸溜所でのウイスキー造り

厚岸蒸溜所では、本場スコットランド・アイラ島の蒸留技術にこだわっています。

フォーサイス社製のポットスチルとマッシュタンを採用し、フォーサイス社の職人がわざわざ来日し施工を行いました。

また熟成樽は、バーボンとシェリーに加え、希少な「ミズナラ」の樽も採用。職人の手によって、丁寧に熟成させています。

おすすめの飲み方

厚岸はまずストレートで飲んでみてください。ウイスキー本来の味わいや香りを感じられ、じっくりと余韻に浸れます。

さらに香りを感じたいなら、少しずつ水を加えるトワイスアップもおすすめです。グラスから香りが立ち上がり、奥にある香りを感じられるでしょう。

ウイスキー「厚岸」の種類

それでは、厚岸蒸溜所がリリースしているウイスキーをまとめて紹介します。

厚岸 シングルモルトウイスキー 寒露

二十四節気シリーズの第一弾としてリリースされたのが、厚岸 シングルモルトウイスキー 寒露です。

秋の始まりを感じさせてくれるような重厚な香りと、ドライフルーツのような甘いニュアンス。味わいは、いちごやオレンジ、リンゴのような甘みがあり、ホワイトペッパーのような余韻が楽しめます。

ストレートやトワイスアップ、ロックで飲むと、香りが開き長い余韻が感じられるでしょう。

厚岸ウイスキー SARORUNKAMUY(サロルンカムイ)

厚岸ウイスキー SARORUNKAMUYは、厚岸蒸溜所初のシングルモルトウイスキーです。

2016年に配合された原酒をバーボン樽、シェリー樽、赤ワイン樽、ミズナラ樽で3年以上熟成しています。

SARORUNKAMUY(サロルンカムイ)とは、北海道のアイヌ語で「タンチョウ」を意味し「湿地にいる神」として名付けられました。

ストロベリーチョコレートのような香りと、黒糖やマーマレードのような味わい、柑橘類やホワイトペッパーのような余韻を楽しめます。

厚岸 NEW BORN FOUNDATIONS 1

厚岸NEW BORN FOUNDATIONS 1は、バーボン樽で5~14ヶ月熟成したノンピートモルト原酒をブレンドしたシングルモルトウイスキーです。

樽出しに近い味わいを実現するために、アルコール度数は60度と高めに設定されています。

レモンやハチミツのような香り、柑橘系の酸味、バニラやコーヒーのような奥深さを感じられる銘柄です。

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厚岸 NEW BORN FOUNDATIONS 2

厚岸NEW BORN FOUNDATIONS 2は、バーボン樽で8~17ヶ月熟成したピーテッドモルト原酒をブレンドした、シングルモルトウイスキーです。

ジム・マレー氏が監修する「ウイスキーバイブル2020」では、100点満点中94点という高得点を獲得。

アルコール度数は58度と少々高めで、ピート感が強めで塩味が効いているのが特徴です。

ピーティーさの奥には、シトラスやバニラのような香りがあり、ブラックペッパーやカカオを思わせる長い余韻を楽しめます。

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厚岸 NEW BORN FOUNDATIONS 3

厚岸NEW BORN FOUNDATIONS 3は、ミズナラ樽で8~23ヶ月熟成したノンピー テッドモルト原酒をブレンドしたシングルモルトウイスキーです。

ジム・マレー氏が監修する「ウイスキーバイブル2020」では、100点満点中93点という高得点を獲得。

北海道産のミズナラ樽を使用し、メロンやバニラのような香りをウイスキーに移しています。

甘い香りとチョコレートやみかんのような味わい、ホワイトペッパーのような余韻が楽しめる銘柄です。

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厚岸 NEW BORN FOUNDATIONS 4

厚岸NEW BORN FOUNDATIONS 4は、シェリー樽で13~30か月熟成したモルト原酒とグレーン原酒をブレンドしたブレンデッドウイスキーです。

厚岸蒸溜所にて蒸留されたモルト原酒のみを使用。グレーン原酒は、スコットランド産のものを熟成させ使用しています。

レーズンやバナナ、みかんのような香りと、マーマレードのような甘み、チョコレートやホワイトペッパーのような余韻が楽しめます。

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まとめ

今回は北海道ウイスキー「厚岸」について解説してきました。

北海道といえばニッカウヰスキー 余市蒸溜所を想像しがちですが、厚岸蒸溜所も負けていません。

これからジャパニーズウイスキーを牽引してくれる存在として期待できますね。