ウイスキーに魅せられた料理人yaffeeさんに楽しみ方を聞いてみた

ウイスキーを楽しんでいる方、ハマっている方からウイスキーの楽しみ方を探ってみるシリーズ。

今回は、ウイスキーに魅せられた料理人「yaffee」さん。

yaffeeさんは、料理人である目線からおすすめのウイスキーや料理に関する情報を「ウイスキーを愛する料理人のブログ yaffee’s whisky blog」を中心に発信されています。

直接お話を伺う機会を頂きましたので、ウイスキーと料理についても注目して、楽しみ方などを紹介していきます。

ウイスキーの楽しみ方や、ウイスキーに合う料理をお探しの方はぜひ参考にしてみてください。

Yaffee’s whisky blogとは?

yaffeeさんのウイスキーブログでは「料理人目線」でウイスキーを中心としたお酒の情報発信を行っておられます。

また「料理人目線」であることからフードペアリングに関する情報も盛りだくさん。レシピも紹介されています。

見どころもたくさんありますが、注目すべきは成分まで踏み込んだ解説です。なぜそのような味を感じるのかを細かくまで解説されており「なるほど」が溢れています。

そんな「yaffee’s whisky blog」運営者のyaffeeさんですが、ウイスキープロフェッショナルとウイスキーレクチャラーの資格を取得し、2021年の東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)の審査員も務めてられています。

繊細で正確性の高い情報は、ウイスキー、フードペアリングの参考となるでしょう。

▼Yaffee’s whisky blogはこちら



yaffeeさんとウイスキーとの出会い

まずは、yaffeeさんがウイスキーにハマったきっかけやブログをはじめた理由などを伺っていきます。

Q,最初にウイスキーにハマるきっかけとなった銘柄はありますか?
ウイスキーにハマるきっかけとなったのは「ラフロイグ」と「グレングラント」ですね。

ラフロイグ 10年(Amazon)

イタリアンレストランで働いていた駆け出しのころ、チョコレートタルトのレシピでラフロイグを使うことがありました。その時に嗅いだピートのスモーキーなフレーバーに「こんなお酒もあるんだ」と興味を持ったのが最初です。

ただその時は興味を持っただけで、クセのある香味を常に楽しめるほどではありませんでした。

それからハマるきっかけとなったのが、イタリアで圧倒的人気をもつスコッチ「グレングラント」です。

グレングラント アルボラリス (Amazon)

同じスコッチのシングルモルトでここまでフルーティで飲みやすいものもあるんだと感動し、ウイスキーにハマっていきました。

Q,お酒自体は昔からお好きだったのでしょうか?
実はお酒に弱くお酒の味は好きですが、お酒自体はそこまで好きにはなれませんでした。

たまに飲むビールはよくても、そこから蒸留酒なんて飲もうと思っていませんでした。

お酒が好きになったのはウイスキーを飲むようになってからといってもいいかもしれませんね。

Q,様々な銘柄を飲んでおられますが、一番思い出に残っているウイスキーはなんですか?
今までで一番思い出に残っているウイスキーは、「ジョニーウォーカー ブルーラベルのゴースト&レア ポートエレン」です。

ゴースト&レアは、世界で一番売れているスコッチジョニーウォーカーの中でものプレミアムカテゴリである「ブルーラベル」の限定シリーズの銘柄ですね。かなり珍しいと思います。

幻のウイスキーといわれる「ポートエレン」をキーモルトに使ったブレンデッドウイスキーで、先輩から一杯いただきました。

最初に感じるアロマが良く、口に含むとフルーティかつほのかなスモークでバランスが良かったです。

ただ、余韻がすごく短いんですよね。

ジョニーウォーカーのブルーラベルで、スモーキーなポートエレンをキーモルトにしているのに、これほど余韻が短いのかと驚きました。しかし決してマイナス印象ではなく、儚さを残した感じがあったです。その余韻の短さも演出なのかと思わせるウイスキーで、忘れられないボトルとなっています。



Q,様々なウイスキーを楽しむ中でブログをはじめてみようと思ったのはなぜですか?
ウイスキーが好きになってからウイスキーの魅力を発信していきたいと思うようになりましたが、ウイスキープロフェッショナルとウイスキーレクチャラーの資格を獲得ことがきっかけですね。

ウイスキープロフェッショナル・レクチャラーの資格を持つ料理人という珍しい存在になることができ、その資格と経験を活かす方法として「ブログ」もありなのでは?と考えるようになりました。

「ウイスキーと料理」をテーマとしたブログはあまりなく、記事としてはあっても、メインに行っているウイスキーブロガーは少ないです。

「ウイスキーと料理」という魅力を、ウイスキーを愛する料理人としてお伝えしたいと思いブログをはじめました。

Q,ウイスキーにハマって、またブログで発信してみて良かったと思うことはありますか?
表現力が磨かれたことでしょうか。

ブログを通してウイスキーに対して向き合いながら日々更新しているうちに、楽しみながらその表現力が磨かれたと思います。

また「ウイスキー×料理人」という個性を磨いていこうと思うきっかけにもなりましたね。

yaffeeさん流ウイスキーの楽しみ方

yaffeeさんがウイスキーにハマったきっかけなどが分かったところで、どういった点に魅力を感じ、楽しみ、注目されているのかなどを伺っていきます。

Q,yaffeeさんが思うウイスキーの魅力を教えてください!
最大の魅力は、「自由度」だと思います。

ウイスキーは、ビールやワインと違っていろいろな割り方・飲み方を楽しむことができます。

作り方から、ちょっとした飲み方のこだわり一つでまた違った表情を見せてくれたりるんです。

特に飲み方では、ある飲み方で合わなかったペアリングでも、少し氷いれたり、ハイボールにしたりすることで合わせることができます。飲み方・割り方ひとつをとっても1本のボトルから楽しみ方は無限大にあるわけです。

またアルコール度数が高いので腐る心配も少なく、一本家にあれば、好きな時に好きなだけ飲めます。この保存性も魅力ですね。

そのまま飲むのもあり、割って楽しむのもあり、フードと合わせて楽しむのもあり、バーなどで良いウイスキーをゆっくり楽しむのもあり、好きな時に好きなだけ楽しむのもあり、「自由」に楽しめることがウイスキーの魅力ではないかなと思います。



Q,ウイスキーの魅力を楽しむために使っているアイテムなどはありますか?
まずは、ウイスキーのグラスでいうと「テイスティンググラス」は欠かせないと思います。
ウイスキーはストレートが一番タイプごと・蒸留所ごとの味の違いが分かりやすいからです。

あとは、シェイカーやミキシンググラス、バースプーンなどのいわゆるバーアイテムも使っています。

「自由度」につながってきますが、水割りをミキシンググラスでつくってみたり、オリジナルカクテルをつくってみたりと揃えると「おもしろみ」増すと思うので、おすすめです。

Q, 今注目しているウイスキー・蒸留所はありますか?
まず国内でしたら「静岡蒸留所」です。

僕の出身県ということもあり、できてからずっと気になっていました。蒸留所見学も行かせていただき、ニューボーンの原酒も飲ませていただき感動した記憶があります。

最近出た「プロローグK」「プロローグW」も若いウイスキーながら、かなりの完成度で今後10年物などが出たらどうなるのだろうと期待を寄せています。

次に国外の蒸留所だと、イタリアのプーニ蒸留所が気になっています。もともとイタリアンの料理人出身なので応援したい気持ちで注目しています。

「プーニ ゴールド」を最近購入し、飲みましたが開栓後1~4か月ぐらいの味がスパイシーかつ甘みもありジンシャーエールのような印象でうまいです!

ただ、開栓から半年以上かかると味が抜けてしまう傾向がありました。その点が長く持つようになればより嬉しいですね。

ウイスキーと料理の楽しみ方

最後にyaffeeさんが思うウイスキーの魅力の「自由度」にある「料理」、フードペアリングについて伺っていきます。

Q,たくさんのフードペアリングを実践されていますが、特に思い出に残っているペアリングなどはありますか?
ありきたりな組み合わせかもしれませんが、「牡蠣」と「ボウモア」です。

僕がフードペアリングについて勉強させていただいている静岡のバーがあるのですが、そこで食べた牡蠣のオイル漬けとボウモアのお湯割りのペアリングは印象的でした。

火の入った牡蠣ならば、常温のストレートや冷たいロックよりお湯割りの方が合いやすいと聞いて、頂きました。牡蠣にはハーブやスパイスが少し効いていて、それがお湯割りの温度でより香りがよくなる感じで相乗しており、非常に美味しかったです。

本当にがっちり合ったペアリングは、まるでもともと一つのものだったのでは?と思うほど口の中で絡み合います。そのわかりやすい例が「牡蠣のオイル漬け」と「ボウモアのお湯割り」だと思います。

Q, 料理との組み合わせで初心者でも再現しやすいものやおすすめはありますか?
やはり、ウイスキーで一番再現しやすいペアリングは「牡蠣」と「ボウモア」だと思います。

もちろん生でも良いと思いますが、よく見るような牡蠣のオイル漬け缶でも組み合わせを楽しめます。牡蠣とボウモアのストレートやロック、ハイボールなど飲み方選ばず試してみるといいと思います。

あとは、個人的におすすめしたいのが、「羊羹」と「ウイスキー」のペアリングです。

羊羹の小豆の香りとバーボン樽由来のバニラ香やシェリー樽由来の紅茶、チョコ、レーズンといったフレーバーがマッチしやすい傾向があります。

僕自身いろいろなウイスキーで試しましたが、スペイサイドならバーボン樽系もシェリー樽系も比較的に相性が良いです。ぜひ試してみてください!

まとめ

yaffeeさんご協力ありがとうございました!

ウイスキーを愛する料理人yaffeeさんからお話を伺い、またひとつウイスキーの楽しみ方が広がりました。

「牡蠣とウイスキー」は、YouTubeでも試してみましたが、超絶美味です。「羊羹とウイスキー」も、ぜひ試してみたいですね。

料理とお酒は切っても切り離せない関係にあります。「yaffee’s whisky blog」を参考のひとつにウイスキーライフをより楽しいものにしていきましょう!

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